会派での視察2日目 -京丹後市-
会派視察の2日目は、京丹後市に行ってきました。
宿泊したホテルから市役所まで徒歩10分ほどでしたが、京都は盆地なので、朝から照りつける日差しの中、汗だくになりながら移動しました。
京丹後市では、議会改革として「予算編成過程の公開」に取り組んでいます。
市として「人・水・緑 歴史と文化が織りなす交流のまち」をテーマに、開かれた透明性の高い市政を目指し、市民総監視の中での予算編成に努めるため、予算編成過程を公開し予算措置状況を確認する取り組みを実施しています。
平成22年度一般会計当初予算を「産業・雇用・生活を総力を挙げて支え、まちの元気とみらい改革を推進する市民生活最優先の予算」と位置付け、市民向けに「わかりやすい今年の予算」という冊子を発行していました。
この冊子一冊で、市の台所事情を少しでも理解してもらうために、図表や写真を活用し、行政用語や専門用語をできるだけわかりやすい言葉で説明するよう心掛けているものです。
市民の皆様と厳しい目で事業をチェックし、無駄な事業をなくし、必要な事業を進めていく市政を求めていくことは大変重要なことであると思います。
市議会では、市民の皆さんと対話の機会を設け、市政に関する情報提供に努めることを目的に議会報告会を定期的に開催しています。
その議会報告会で市民の皆さんから提言・意見があったものは、区分整理し、議会として市長へ報告を行っています。
市民の皆さんに開かれた予算編成を行うため、予算編成方針の公開、予算編成過程の財政課査定・総務部長査定、市長査定の状況について、それぞれ査定が終了した段階で公開されるそうです。
それによって、各地区からの要望に対する査定結果の開示が実施され、最終決定に先立って復活要望について調整がなされるそうです。
このように、市民も参加することにより、産業振興、環境保全、安全都市へのまちづくり、特に市民協働のまちづくりが進められています。
足立区でも提案型事業に代表されるように、NPOや区民の皆さんとの協働に力を入れていますが、予算編成や街づくりにも積極的に市民の皆さんの声を反映させていこうという取り組みは大変参考になりました。
このように他の自治体の取り組みを参考にしながら、今後、足立区にと取り入れるとしたら、どのような検討や工夫が必要かなどを、さまざまな角度から検討していきたいと考えています。
2日間の視察は、タイトなスケジュールであっという間でした。
中身の濃い、視察が出来たのではないかと思います。
この視察で得たものを、今度足立区での政策・取り組みにいかしていきたいと思います。
(追伸)
京都では、日本三景のひとつ「天橋立」の最寄駅「天橋立の駅」を利用しましたが、観ることは出来ず、すぐに東京へ帰宅しました。(残念です。。。)