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予算委員会の質問⑥ (3月4日) 放課後子ども教室

 今日は、予算委員会での質問のうち、放課後子ども教室について行った内容をご報告いたします。

 子ども達の安全な居場所つくりのひとつとして、足立区では区内全72校の小学校で、放課後子ども教室が開設されています。
 これは、区の職員の皆さん、そして放課後子ども教室を運営されている地域を中心とした皆さんのご尽力によるものであり、心から感謝申し上げます。

 しかし全72校で開設と聞くと、問題がないように思えますが、中身を細かく見ていくと、全72校で、毎日行われているわけではなく、中には週1日しか行われていない学校もあります。
 これでは、足立区の子ども達の安全な居場所つくりとして、また、働く保護者の方の安心も万全のものとは言えません。


 もちろん、学校それぞれに地域の事情などは異なりますが、区としては、やはり「平日毎日を全校で実施」ということを目標として、やっていかなければいけない取り組みだと感じています。

 これまでも本会議や委員会などでも何度か取り上げてきたテーマですが、足立区として現状に満足することなく、より高いレベルを目指して取り組んでいただけるよう質問と要望をさせていただきました。



*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

【長谷川】
 次に、放課後子ども教室についてお伺いします。
 頂いた予算概要の資料を拝見しますと、H22年では、区内小学校全72校に設置されたとあります。
 まず、区長をはじめ、執行機関の皆様の取り組みに感謝いたします。

 しかし、中身を見てみると、平日毎日実施されている小学校は20校しかありません。

 私は、本来であれば、曜日によって子どもが家で一人でお留守番をしなければならない日があるのでは、保護者の皆さんが安心して働くことができないと思います。
 はやり全校での平日毎日の実施を求めていきたいと思います。

【問】 そこで、資料には目標として週3日、2か所以上とあり、それを満たしている小学校が56校、全体の77.8%の達成率とありますが、なぜ目標が全校で開催でなく週3日なのかが疑問です。
 この目標は誰が、設定し、なぜこのような低い目標になったのでしょうか?

<生涯学習部副参事>
 週3日、2か所以上の実施については私が方針を立てまして、上司に報告をし、了解を得、組織として決定をしたものでございます。


【長谷川】
 全校実施でお願いをしたいということうを言ってきましたが、とても低い目標設定だなと思っています。

<生涯学習部長>
 お話の通り、平日毎日複数の会場で行うというのは、私どもの目標であります。
 ただ、実行委員会として一気にそこまで行うことは、実質上難しい状況でもありますので、当面の目標として週3日、2か所以上の実施としております。


【長谷川】
 区では放課後子ども教室の担当課長を4名の体制にするとのことで、この取り組みに対しての姿勢はとても感じておりますが、目先のパーセンテージを挙げる目標というのも大切ですが、もっと大切なのは将来のビジョンです。
 これがなければ、何を目指して政策を実行しているのかわからなくなってくると思います。
 区の将来ビジョンとして、全校平日毎日実施を目指すつもりはあるのか?

<生涯学習部副参事>
 平成19年度のモデル以来、一つの目標としまして、また実施内容では、平日5日間開始ということを考えておりました。
 週3日2か所以上の引き上げを考えまして、それ以降につきましては、最終目標に向けて、実行委員会、学校との協議を重ねながら進めていきたいと思います。


【問】 いつごろまでに平日毎日実施を実現するのか、ビジョンを教えて頂けますか。

<生涯学習部副参事>
 この全校での毎日実施につきましては、実行委員会、学校との様々な状況がございますので、しっかりと話をしながらそれに向けた形で進めていきたいと思いますので、1年後2年後とかそのような具体的な年次のことよりも、まず地域との話し合いの中で最終的には週1回できるようにしていきたいと考えております。


<教育長>
 やはり年次計画は必要だと思っておりますので、少なくとも3年以内には全校目指して参りたいと思っております。

 委員ご承知の通り、地域の方々のご協力によりまして実行委員会形式でスタート致しました。
 区によっては、全面委託でお金を出して一気にという区もございましたが、足立区それこそ地域のちからを頂きながら、ある意味、地域のちから推進部の一定程度の先取りだと思っております。
 地域の方と子ども達が知り合って、非常にいい関係ができている地域もございます。時間がかかりますけれども、この方法で間違いはなかったのだろうと考えております。


【長谷川】
 先ほども申しましたように、将来ビジョンがなければどんな政策もその評価ができません。
 子ども達の安全な居場所つくりのためにも、保護者の皆さんが安心して仕事にいけるようにするためにも、ぜひとも全校での平日毎日実施に向け、取り組んでいただきたいと思います。