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公共サービス基本条例 公契約条例をめざすシンポジウム

 多摩市で行われた「公共サービス基本条例 公契約条例をめざすシンポジウム」に参加をしてきました。
 会場には多くの方々が参加をされ、広い会場は、ほぼ満員状態でした。


 多摩市の市長は2010年の市長選挙で「公共サービス基本条例の制定を目指す」という公約を掲げ、当選されたそうです。
 また、シンポジウムの講演では、全国で初めて「公契約条例」を制定した千葉県野田市の根本市長が公契約条例の制定とその後の経過などについて、お話がありました。


 公共サービス基本条例とは、地域社会において医療、福祉、教育、街づくりにおいてすべての「公共サービス」が必要な時、必要な人に行き届くよう基盤を整備し「公共サービス」の質を向上させることで、豊かな地域社会づくりを実現させようというものです。

 また、公契約条例とは、自治体などが発注する事業の入札などで、過剰な価格競争がおき、結果として、その事業を請け負った会社で働く皆様、またさらにその下請けで働く皆様の労働条件(賃金の減少など)にしわ寄せがきたり、その事業の結果得られる公共サービスの質の低下を防ぐためのものです。

 「公共サービス条例」と「公契約条例」とは車の両輪に当たり、だれもが安心して暮らせる公平・公正な社会づくりの第一歩となるものであるとのお話がありました。


 また、特別報告として、東海大学の山内教授の「東日本大震災と問われる公共サービスの課題」のお話がありました。
 3月11日に発生した東日本大震災を受け、都市の生活様式と安心・安全のセーフティーネットとは何か、医療・福祉、教育、水道、交通などの公共サービスのあり方など、改めて考えさせられました。


 私の今後、取り組みたいテーマのひとつに「公契約条例の制定」があります。
 これは、公共事業関連で働く皆様の安心出来る暮らしの確保はもちろんのこと、結果的に質の高い公共サービスの提供が出来ると考えているからです。
 そのような意味でも今後は「公共サービス基本条例」なども、より深く勉強していきたいと思います。


 また、今回の東日本大震災を受けて、被災直後、また復旧・復興にあたり、地方自治体のあり方、公共サービスのあり方や、公共サービスと地域の皆様、NPOの皆様との協働のあり方など、改めて考えさせられることが多くありました。  それを、今後の足立区の街づくりに生かしていきたいと考えています。
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野田の根本崇市長による講演


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有識者によるパネルディスカッション