区民委員会傍聴 : 東日本大震災義援金・休日開庁・区立図書館
今日は、午前から区民委員会が行われました。
初めに、東日本大震災の区内被災状況の報告がありました。
区民事務所で把握している、り災件数は、全壊3件・半壊24件・一部損壊567件です。
東京都義援金配分委員会が5月13日に開催され、日本赤十字社及び中央共同募金会からは、東京都に配分される義援金の都内被災者等への配分方法が決定しました。
人的被害 死亡 1人あたり 35万円
住家被害 全壊・全焼 1戸あたり 35万円
半壊・半焼 1戸あたり 18万円
今後は、追加支給対象者の状況確認を随時おこないます。(ただし、義援金配分は、住家被害対象のため、非住家は含まれていないそうです)
また、6月10日現在、東日本大震災に対して区民より取り寄せた義援金件数・金額は、日本赤十字社取扱分として1099件、総額1億8千5百75万9486円でした。
区民の皆様の善意の大きさに、改めて驚かされました。
また、委員会の中では、休日開庁における来庁者の実施状況について報告がありました。
現在、毎月第4日曜日の午前9時~午後4時まで実施されています。
平成22年4月から平成23年3月までの来庁者及び取扱件数を見てみると、対前年度比増減で見ると11.1%増、取扱件数は13.4%も増えています。
区民サービスの向上を考え、今後はコンビニの証明書の発行を検討していくとのことでした。
私は、以前の代表質問で、現在は月に一度の休日開庁などの区民サービスの拡充を提案しました。
住所変更や健康保険の届出をする場合、届出期限は14日以内とされています。
現在の月に一度の日曜日の開庁サービスでは、タイミングによっては期限内に休日開庁の日がないことになり、結局は平日に会社を遅刻したり、早退したりして届出に来なければならない現状があります。
そこで、各種届出の期限に合わせ日曜開庁を月2度にすることや、他の施設での窓口サービスの拡充などを求めてきました。(詳しくは、2007年12月25日の記事をご覧ください。)
しかし残念ながら、休日開庁はコストがかかるので、現状では検討していないとお話もありました。
もちろん、経費の面の検討は十分にすべきです。
・現在、現在行われている休日開庁や時間を延長しての窓口業務の検証。
・現在、検討されているコンビニでの証明書の発行の利用者と経費の見積もり。
・区民の皆様が必要としているサービスと、現在のサービス、機械で取り扱えるサービスの検証。
・休日開庁を拡充したときにかかる経費。それによる平日の時間外窓口の縮小の可能性。
などなど、確かなデータに基づいた検証やシミュレーションが必要です。
そして何より、新しい制度を導入することによって、区民の皆様へのサービスが拡充し、区民の皆様の満足度が向上することが重要です。
区役所は本当の意味で、「区」民の皆さんのお「役」に立つ「所」でなければなりません。
今後も、区民の皆さんの利便性を向上させ、私も議会から本当の意味での区民サービスの拡充を進めていきたいと思います。
この他にも、陳情審査が1件ありました。
足立区こども家庭支援センター周辺に「区立図書館」を設置することを求める陳情が出ています。
以前から図書館空白地帯である綾瀬地区に区立図書館の設置を求めるお声は、私も耳にしています。
私も綾瀬に住む住民として、また、子育てをしている一区民として綾瀬地域の図書館配置を希望している一人です。
綾瀬地区では、東綾瀬区民事務所、子ども家庭支援センターの建物が昭和40年代の建設で、施設の更新時期をむかえています。
また、同じく東和図書館も施設の更新時期を迎えています。
以前も代表質問で提案をさせて頂きましたが、子どもの数が多い綾瀬地区を「子育て応援地域」として設定し、今後の街づくりを進めていく中で、更新を迎える施設などを「子育て応援地域の中核施設」として、整備を行うことを是非、検討していただけるよう、引き続き提案していきたいと思います。
(詳しくは、2010年9月29日の記事をご覧ください。)
これは、何も綾瀬地区だけの話ではありません。
今後、区内の各地域で区の施設が更新、統廃合されていくときには、その地域の特徴や課題、また地域住民の皆様のご要望をしっかりと把握した上で、それぞれの地域の魅力が最大限生かせるような街づくりを進めていきたいと考えています。