建設委員会 傍聴:足立区環境整備基準にユニバーサルデザインの理念導入!
今日は建設委員会の傍聴をしてきました。
建設室開発指導課より「足立区環境整備基準の一部改正」について報告がありました。
安全で安心に暮らせるまちづくりの推進と平成23年4月に制定された「足立区防犯設計ガイドライン」との整合性を図るため、足立区環境整備基準の一部改正を行うことになりました。
主な改正点として
・思いやりのある施設整備について
高齢者、障がい者、児童、妊婦、外国人、乳幼児を連れた人などを含むすべての人々の利用に配慮した「ユニバーサルデザインの理念」を定義した。
・安全で安心な生活環境対策及び安全施設について
「足立区防犯設計ガイドライン」に基づいた、防犯環境設定に関する取り組みを追加した。
・環境空地等について
資源回収場所・ごみ集積場所の設置に関して、近隣住民への配慮とゴミの散乱防止措置を追加した。
・説明会の開催について
事業区域面積が3000m2以上の宅地開発については、説明会の開催による近隣住民への説明を義務付けた。
・大規模店舗及び公共的建築物に係る債務について
誰でもトイレやベビーベッド・ベビーチェアーの設置など、思いやりのある施設整備を追加した。
第1章の総則には、「第2条に、思いやりのある施設整備 ユニバーサルデザインの理念に基づき、高齢者、障がい者、児童、妊婦、外国人、乳幼児を連れた人など(以下「高齢者等」という。)を含めたすべての人々の利用に配慮した、施設整備をいう。」という文言が入りました。
私は日頃から、議会等でユニバーサルデザインを条例化や規則に定義づけるなど明文化して、実践的な活用を働きかけていましたので、今回、このように足立区環境整備基準に文言定義がなされたことは一歩前進です。
今後もユニバーサルデザインの理念が広く、足立区全体に浸透していくよう、取り組みを続けていきたいと思います。
追伸
今回、改訂のあった足立区環境整備基準の施行年月日は平成23年10月1日からになります。