区民委員会 傍聴:多文化共生推進計画、特定区域指定の喫煙場所
今日は、区民委員会が開催され、傍聴いたしました。
今日の区民委員会では、「足立区多文化共生推進計画に基づく施策の事業実施状況」、「コンビニエンスストアにおける証明書交付サービスの拡大」、「五反野駅・梅島駅特定区域指定に伴う指定喫煙場所の設置」についての報告がありました。
多文化共生推進計画では、現在、51施策が展開されています。
その中でも注目したいのが、案内などの表示方法です。
資料には、ユニバーサルデザインに対応した「歩行者系案内サインマニュアル及び整備計画」に基づき、駅周辺のサイン設置や既存サインの改修等を順次行っていく予定とありました。
具体的には、2010年は、「西新井大師周辺地区歩行者系案内サイン整備計画」に基づき、西新井駅及び西新井大師西駅から西新井大師までの歩行者系案内サインの整備を実施したそうです。
また、2011年以降は、北千住駅東口や千住大橋駅周辺等の整備スケジュールと調整をしながら順次サイン整備を実施していくそうです。
さらに既存サインについては、ユニバーサルデザイン化や多言語化について、検討、整備を進めていくとのことでした。
多文化共生という観点からだけでなく、広くユニバーサルデザインにも資することですので、今後も案内表示の整備に注目をしていきたいと思います。
次の議題のコンビニエンスストアにおける証明書交付サービスについては、当初予定していた住民票の写しと印鑑登録証明書に加え、戸籍証明書と納・課税証明書も交付する計画に変更になりました。
コンビニエンスストアで交付する証明書の手数料をはじめ、交付を受けるために必要な住民基本台帳カードの普及施策などを今後、検討をしていかなくてはいけませんが、平成24年2月をめどに、具体的な推進施策案を取りまとめる予定とのことです。
区民の利便性と区民サービスの拡充も含めて、区民事務所窓口などの混雑緩和と負担軽減策を検討した場合に、月に1回の休日窓口開庁との連携も含めたこの施策に対して、私も研究していきたいと思います。
また、平成23年11月1日より五反野駅・梅島駅特定区域指定に伴う指定喫煙場所の一部区域を「あだちく歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例」に基づく禁煙特定区域に指定することになりました。
この指定に伴い、区民の方から喫煙所を設けてもらいたいというお声もいただいています。
五反野駅に関しては、四家交差点のタバコ屋さんの横に設置されます。また、梅島駅はエルソフィアの所に設置されるそうです。
先日の決算特別委員会でも発言しましたが、禁煙区域の拡大をするだけでなく、同時に喫煙者への配慮のためにも、喫煙場所をしっかりと設けていくことも重要だと思います。
禁止をして、それを守らせるためにパトロールを強化するだけでなく、喫煙者にも配慮した対策をすることが、結果的に分煙をすすめ、違法な喫煙を防止することにつながると考えています。
これは実は放置自転車対策でも同じことが言えます。
自転車放置禁止区域を設定して、パトロールをするだけでなく、便利で使いやすい場所に駐輪場があれば、放置自転車は減っていくことは、江戸川区等の取り組みを見ても分かります。
禁止し、パトロールをするだけでなく、区民の皆さんのニーズはどこにあるのかをしっかりと把握し、施策に反映させていくことが大切です。