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区民委員会 傍聴:長寿増進事業・後期高齢者医療保険料改定の検討

 今日は午前に行われた区民委員会を傍聴してきました。

 委員会では、
  ・平成23年度長寿増進事業の実施について
  ・平成22年度東京都後期高齢者医療広域連合決済について
  ・後期高齢者医療保険料改定の検討状況について
以上3件が報告事項として担当職員より、説明がありました。


 平成23年度長寿増進事業は、後期高齢者医療制度の被保険者を対象に、健康増進の積極的推進と社会参加の促進を図るため、現在、行われている事業です。
 平成23年10月~平成24年3月までの間、地域学習センター及び生涯学習センターで、長寿健康増進事業を41講座、総定員880名を対象に行われています。

 季節の料理教室から落語や高齢者パソコン教室や園芸教室やフラワーアレンジメントと私も参加したくなるような講座がたくさんあります。
 年齢を重ねるごとに外に出るのが億劫になってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、地域でこのような事業が行われると行ってみたくなりますよね。

 周知に関しては、あだち広報・ホームページ・施設への案内掲示などを積極的に行っていくそうです。
 また、参加者に対してアンケートを実施して今後の事業展開に生かしていくとのお話もありました。
 今後の展開にも期待したいと思います。


 平成22年度東京都後期高齢者医療広域連合決済については、概要について報告がありました。
 保険給付と医療費の適正化、保険料率の軽減対策、健康診査事業の推進など、今後も広域連合による業務運営を適正に進めていくために、構成員として必要な意見を述べていきたいとの報告でした。


 また、後期高齢者医療保険料改定の検討状況についての報告もありました。
 後期高齢者医療制度の保険料率は、2年ごとに改定のための見直しが行われます。

 現在、平成24年度及び平成25年度の保険料率算定を、東京都後期高齢者医療広域連合を中心に進めているため、検討状況についての報告がありました。

 保険料率の主な変動要因として、
  ・被保険者数の増加(平成23年8月までの被保険者数を基に推計)
  ・医療給付費の増加(3.2%と推計)
  ・後期高齢者負担率の変更(政令改正10.62%→10.51%)
  ・保険料の賦課限度額の引き上げ(50万→55万円)
  ・診療報酬の改定(平成24年度実施予定の為未推計)
が挙げられます。


 今月の下旬には、保険料率改定の最終案を算定することになりますが、国などからの支援を求めるなど、広域連合とともに保険料率の上昇幅圧縮に努めていくそうです。
 新保険料率が決定次第、広報や説明会などにより周知を図っていくとのことでした。

 医療関係費の増加など、大変厳しい財政状況ではありますが、さまざまな世代の皆様が負担を分け合い、また納得のいくような結論になるように期待したいと思います。