代表質問の内容⑩:「スカイツリーの活用・観光」について
引き続き、代表質問の内容のご紹介です。
今回は、「スカイツリーの活用・観光」について行った部分をご紹介します。
東京スカイツリー開業で全国に波及する経済効果は年間1700億円超に上ります。
栃木県の日光ととうきょうスカイツリー駅が直結して観光名所の活性化を期待する栃木県では、県への波及効果を370億円と試算しています。
スカイツリーへの期待は地元墨田区の試算によると、経済効果は同区だけで880億円、東京都で1300億円、全国では1700億円になるそうです。
今後、外国人観光客も増え、首都圏への観光客も増大していくことは予想できます。
足立区としてのPRを模索しながら、より多くの人に足立区に関心を持ってもらい、興味を持ってもらうかが重要です。
足立区でも、スカイツリーを活用した観光をPRし、広く全国の皆さんに素敵な足立区、魅力ある足立区を発信していってもらいたいと考えています。
*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****
<長谷川たかこ>
次に、先日開業したスカイツリーについて、足立区での取り組みについてお伺いします。
【問】
はじめにスカイツリーを取り込んだ足立区の観光をどのように考えているかお伺いします。
ぜひとも、足立区の観光にスカイツリーを取り込んでいただきたいと思います。そこで、たとえば、
【問】
足立区から見えるスカイツリーのスポットを募集したり、足立区から見えるスカイツリーの写真の撮影スポットを募集・公表し、外国人や区外の方々も楽しめるマップにするなどしてはいかがでしょうか。
【問】
また、足立の花火大会をスカイツリーとうまくコラボできないでしょうか。
たとえば、足立の花火とスカイツリーが一緒に見えるポイントを宣伝したり、スカイツリーの照明なども花火にあうように協力してもらったり、スカイツリーと花火の写真展を設けて、写真を後日公募してもらい賞を与えるようなイベントにするなど、注目されるイベントとなるような工夫をしてはいかがでしょうか。
スカイツリーの効果を足立区に取り込むことは重要です。ぜひともご検討いただきたいと思います。
(答弁)
【産業経済部長】
私からは、スカイツリーを取り込んだ足立区の観光について一括してお答えいたします。
スカイツリーは東京都東部地域におきまして、大変重要な観光資源であると認識しております。
区としましてもスカイツリーへの来場者を足立区へ誘致すべく、昨年度、下町6区巡り「おさんぽ案内帖」と銘打って、足立区、墨田区、江東区、葛飾区、江戸川区、台東区の共同で街歩きマップを作成しました。これは5月に開業したスカイツリーに併設された「東京ソラマチ」の産業観光プラザ「すみだまち処」において、スカイツリーに来場した方々に有償にて頒布し、区への誘引に努めているところです。
しかしながら報道によれば、5月22日の開業後、来場者は併設の商業施設「東京ソラマチ」で過ごすか、浅草方面へ流れており、今のところ地元商店街等さえも経済効果は低いと聞いております。スカイツリーの来場者が当区へおいでいただくには、なお時間を要すると考えておりますが、今後、周辺自治体等の状況及び取り組みについて注視してまいります。
足立区から見えるスカイツリーのスポットについては、例年実施している「写真コンクール」において、花火とスカイツリーをコラボレーションした作品が多く応募されると期待しております。
募集時において、被写体としてのスカイツリーやスカイツリーが写りこんだ足立の風景などの応募もご案内してまいります。
また、花火と光のコラボレーションについては、相乗効果の高いものと考えており、舎人公園のイベントにおいても区制80周年オープニングとして実施したところです。しかしながら現実には技術的に難しい面があり、ましてや距離のあるスカイツリーとのコラボレーションとなると実現は困難であると考えております。
なお逆に、スカイツリーの展望台から足立の花火を見てもらうことにより、足立区のイメージアップが図られる可能性があると考えており、スカイツリー運営事業者と協議してまいります。