公共施設老朽化とシティ・マネジメント
今日は(公財)特別区協議会主催の特別区議会議員講演会が飯田橋にある東京区政会館で行われました。
「公共施設老朽化とシティ・マネジメント」として、自治体が保有する公共施設の老朽化対策の課題とその対策としてのシティ・マネジメントについて講義がありました。
講師は東洋大学教授の根本裕二さんです。
1960年代ごろに建設された公共施設が40年~50年経ち、老朽化によって建て替えの時期が到来しています。
古い施設を立て替えることは、財政の負担も重くのしかかり、容易なことではありません。
そのような中で足立区では10年後には超高齢社会に突入します。
今後は公共施設の建て替えにかかる費用以外にも、医療や福祉分野の財政の硬直化がさらに進むことも予想される現状です。
今後、非常に厳しい財政の中、いかに無駄をなくし限られた財源を有効に分配していくか、できるだけ財政の負担を軽くしながらサービスの質を向上させ区民サービスを行うことができるか、しっかりとした仕組みを作っていかなくてはいけません。
10年先、20年先、50年先を見据えた検討の必要性を改めて感じました。