区長への予算要望の提出
今日はお昼過ぎから、民主党会派で近藤区長に平成25年度の予算要望を提出してきました。
今年も区長に直接手渡しし、意見交換をさせていただきました。
ここ数週間、各種団体からヒアリングを通してご要望をお聞きしています。
その後、会派の鈴木議員、おぐら議員とともに、皆様のご意見・ご要望を精査し、平成25年度の予算要望としてとりまとめました。
提出した要望書の中では、以下の項目を重点項目として挙げています。
[政策経営関係]
- 指定管理者制度の公平、公正、透明な運用を図るため、個々に策定されている指定管理者条例を改訂し、基本をなす指定管理者制度基本条例を早急に策定されたい。
- ユニバーサルデザインを推進するために所管の機能の強化を図られたい。なお、カラーも含めたユニバーサルデザインに特段の配慮をされ、まず、区役所本庁舎を早急にモデル施設とされたい。
[総務関係]
- 公契約条例を早急に制定し、実効性のあるものにされたい。なお、すでに他の自治体で公契約条例の制定に関わった学識経験者を検討委員会メンバーに入れたり、業界・組合との協議を十分に行われたい。
- 介護施設や介護関連事業者、障がい者施設等との災害時の協定を締結し、福祉避難所としての位置づけを図られたい。
[区民関係]
- 多文化共生を推進するため条例化するなど検討されたい。
[教育関係]
- 学校教育において男女平等教育の徹底をされたい。また、DVやいじめ防止教育にも取り組まれたい。
- 西新井駅や綾瀬駅周辺など、図書館空白地域に図書館を設置されたい。
[都市建設関係]
- 事業実施時期が長期にわたり、計画実施が大幅にずれ込んでいる都市計画、都市公園計画、道路計画の計画見直しやスケジュール調整を東京都等と協議されたい。
- 交通過疎地の解消と、中川・新田地域などにコミュニティーバス路線の拡充を図るよう強く要請されたい。
[福祉・子育て支援関係]
- 保育園の待機児童ゼロに向け早急に解消に取り組まれたい。特に、グループ型保育事業所の増設に努められたい。
[衛生関係]
- ペット条例、動物愛護推進ガイドラインや動物との共生推進プランを作成されたい。
- 中学2年生を対象に行っている小児生活習慣病予防健診を小学校でも実施をされたい。肥満児対策として診断基準を作成し、肥満教育や医師などから定期的な生活指導を実施し、該当者の保護者に対しては個別指導を一層強化されたい。
- 10代、20代の健診の実施と児童・生徒を対象とする若年層からの体系的な生活習慣病予防の推進を図られたい。
区民生活が将来にわたり、安心して安全に暮らせる街づくりに向けて、具体的な対策を示していく必要があります。今回提出した予算要望書の中身は、未来の足立区のために必要な政策であると考えていますので、区長をはじめ執行機関の皆様には、十分にご検討いただき、来年度の予算編成に盛り込んでいただきたいと思います。
(参考)その他にも、私の方からの提案(他の議員と重なる部分も含む)として、以下の内容なども盛り込んでいます。
- 鹿浜の取り組み事例をモデルケースとした地域コミュニティの場を区内に拡充し、中国残留帰国者等への施策を一層充実されたい。
- 原爆被爆者に対して、他区でも行われている見舞金の支給を検討されたい。
- 毎年行われている原爆展の設営を区が主体で担当されたい。また、区の広報誌などを活用し戦争体験者からの資料を区民から積極的に収集されたい。
- 綾瀬駅前の放置自転車問題について、鉄道事業者の責任を課し、また、東綾瀬公園内に一時利用も含めた地下型自転車駐車場の整備を検討されたい。なお、葛飾区がまたがっている場所について、両区で協力をし、早急に整備を進められたい。