災害・オウム調査特別委員会
今日は午前中に災害・オウム調査特別委員会が開催されました。
今回、帰宅困難者対策訓練の実施についてご報告がありました。
東日本大震災の際に、北千住駅前滞留者対策推進協議会などが十分に機能しなかった反省を踏まえ、今回、協議会の北千住ルールの改訂や資機材の充実など、対策を見直したことから北千住駅またその周辺の訓練を実施することになりました。
実施日時は、3月6日(水)午前9時30分~11時30分 雨天でも決行となります。
訓練参加者は企業内待機者も含めて2000人を想定しているそうです(前回の参加者は1200人)。
今回、午前9時30分ごろに地震により鉄道などの公共交通機関が運行を停止、北千住駅周辺に滞留者が発生、4号線からも多数の徒歩帰宅者が流入したものと想定して訓練を行います。
実際の訓練項目は以下の通りです。
・駅及び周辺商業施設の利用保護
・一時滞在施設の開設及び帰宅困難者の受け入れ
・鉄道や周辺道路などに関する情報の収集と提供
・帰宅支援ステーションの設置
・周辺事業における利用者・従業員等の屋内待機
2月25日号の足立広報や区のホームページなどで訓練の実施を周知していきます。
東日本大震災では、首都圏で特に懸念されていた駅周辺での滞留者問題が、足立区でも北千住駅や綾瀬駅などの大きな駅で起こりました。帰宅困難者を収容できる避難所は開設されたものの、避難所の数、備品、開設の判断、タイミング、周知・誘導方法など、検討すべき課題が多く残された現状があります。
今年の4月1日には東京都の帰宅困難者対策条例が施行され、一斉帰宅抑制や従業者用備蓄品などの事業者の努力義務の普及啓発が強化されます。
この問題は、区だけでなく、学校関係者、周辺事業者、鉄道事業者、地域住民の皆様の協力が不可欠となってきます。
考えられうる様々なケースを想定して、出来る限りの準備を行うという防災の基本に立ち、区の体制を今後もさらに整備していくことが重要です。