代表質問の内容④【ユニバーサルデザインについて】
代表質問の内容の続きです。
今日は、私がライフワークとしている、「ユニバーサルデザイン」についてご紹介します。
私はこれまで、カラーをはじめとしたユニバーサルデザインの推進を、何度も議会で提案し、区長はじめ、多くの行政職員や区議会の皆様のご理解とご協力を頂き、昨年の第3回足立区議会定例会で「足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例」が施行されました。
この条例を基にして、今後は現実的な運用と統一した基準づくりの根拠法となるよう、運用面での強化を行っていく必要があります。
この取り組みを軌道に乗せ、足立区が今後、全国のお手本となるようなシステムを作り、足立区を基地として、「みんなにやさしい街づくり」のひとつの例として全国に発信できるよう、さらに頑張ります!
*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****
<長谷川たかこ>
次にユニバーサルデザインについて質問をさせていただきます。
区長をはじめ、執行機関の皆様のおかげで、昨年、ユニバーサルデザインを庁内横断的に進める「ユニバーサルデザイン担当課」が設置され、昨年の第3回足立区議会定例会では、「足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例」が全会一致で可決され、全庁的に取り組む体制が整いました。
全ての人が安心で暮らしやすい足立区のまちづくりを目指すために、今後、作成する「ユニバーサルデザイン推進計画」をより実行性の高いものとして進めていく必要性があります。その中で、ユニバーサルデザインの導入からそのチェックに至るまで、統一した基準でシステム化し推進していくことが最も重要となります。
現在、足立区公共施設等整備基準や印刷物に関してはカラーユニバーサルデザインガイドラインの遵守が義務付けられていますが、具体的な確認方法、合否判定などは書かれていません。その為、せっかく作った看板やハザードマップなどに関しても、結果として不備が生じており、当事者からの指摘がある状態です。
【問】
このようなことからもカラーユニバーサルデザインに関しては、専門性が問われる分野であり、まだまだ専門家の協力が必要不可欠です。統一した基準のシステムを構築するためにも、推進計画を進めるにあたってカラーユニバーサルデザインの専門家にも入って頂くべきと考えますが、如何でしょうか。
【問】
足立区では過去にカラーユニバーサルデザインの研修会を行っています。
成果物の具体的な確認方法や合否判定について、専門家からヒアリングし職員がそのスキルを身につけることが必要です。
今後、そのための研修会を行っては如何でしょうか。
足立区が先進的な施策を次々と進めることは、それをお手本にして全国の自治体に広がり、同じように困っている人、不便を感じている人の問題も軽減されていきます。
ユニバーサルデザインに配慮されたまちづくりの、強力な推進体制を求めます。
<都市建設部長>
ユニバーサルデザインに関するご質問のうち、推進計画を進めるにあたりカラーユニバーサルデザインの専門家をいれてはどうかとのご質問についてお答えします。
推進計画の策定やその実施にあたりましては、個々に専門性の高い分野もあることから、カラーユニバーサルデザインに限らず、必要に応じ専門家の意見を取り入れながら進めてまいります。
カラーユニバーサルデザインにつきましては、専門家の視点を十分に取り込んだガイドラインを作成しており、印刷物を外注する場合には、各課でガイドラインに基づく点検・確認を行い、その上で総務課が点検・確認にもれがないか一元的にチェックしております。
今後も、文書事務研修などの機会を捉え、点検・確認のスキルアップを図るとともに、専門家による研修につきましても、ュニバーサルデザイン推進計画や指針づくりの中で検計してまいります。