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予算特別委員会の内容①(3月4日)【ユニバーサルデザインについて・PARTⅠ】

先日行われました、予算特別委員会のご紹介です。

代表質問の原稿を全て上げることができましたので、今日からは引き続き、予算特別委員会での内容をテーマごとに分けてご紹介したいと思います。

今回の予算特別委員会では、3月4日、7日、11日の3回に分けて計70分間の質疑を行いました。

今日の質問は、私のライフワークでもある「ユニバーサルデザインについて」です。

経済産業省では、キッズデザイン協議会(内閣府認証NPO)と連携し、子どもを産み育てやすい生活環境の実現や、子どもの安全安心と健やかな成長発達を目指したデザインである「キッズデザイン」の普及・推進に取り組んでいます。子どもたちの安全・安心に貢献するデザインとして、子どもの身体特性や行動特性、不測の状況が子どもにもたらす影響などに配慮し、技術や素材においてもその応用・活用が優れています。

一番は、何と言っても、子どもたちを産み育てやすいデザインを公共施設に普及させることだと考えています。子どもの安全を確保し、かつ親の身体的・精神的負担の軽減を配慮することが大切です。

また、以前から何度も提案しているように、来庁者数が最も多い本庁舎をユニバーサルデザインの概念が詰まっているシンボル的な施設として整備することが重要と考えています。

先ず、出来るところから進めるためにも、本庁舎の案内標識を多言語化し、文字を大きくするなど、見やすくわかりやすい文字にすることを再度、求めました。このことにより、区民の皆様の利便性が向上します。

また、見える化をすることで、ユニバーサルデザインを区民の皆様に周知啓発することにもつながります。

このように、先ずは出来るところから、区民の皆様に「見える化」をし、普及啓発も含めた積極的な取り組みを本庁舎から強力に進めていきたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

 

<藤沼壮次委員長>

休憩前に引き続き委員会を再開いたします。民主党から質疑があります。

 <長谷川たかこ委員>

民主党の長谷川たかこです。

本日を含め、3回質問に立たせていただく予定です。区民の皆さんの生活に直結する大切な予算審議です。私も具体的な質問、建設的な提案などをしていきたいと思いますので、区長初め執行機関の皆様には、わかりやすいご答弁、また、柔軟で前向きなご検討をお願いいたします。

それでは、まず初めにユニバーサルデザインについてご質問いたします。

足立区ユニバーサルデザインまちづくり条例が昨年の12月1日から施行されました。区長はじめ執行機関、区議会の皆様のご理解に感謝しつつこの取り組みを軌道に乗せて、足立区が今後、全国のお手本となるようなシステムをつくり、足立区を基地としてみんなにやさしいまちづくりの一つの例として全国に発信できるよう、私もさらに頑張りたいと思います。

現在、本庁舎には多くの乳幼児を連れた保護者の方々が来られます。

しかし、児童・乳幼児などにも配慮した建設空間・設備などによるバリアフリー対応にはなっていません。例えば、乳幼児用ベッド、授乳のためのスペースとしては授乳室が1階に設けられていますが、児童・乳幼児に対応したお手洗いなどの整備がなされていません。そこで、本庁舎施設の主要な箇所に、キッズデザインのトイレや手洗い場、ベビーラックを設置してはいかがでしょうか。さらに、本庁舎だけでなくユニバーサルデザインの推進という観点から、公共施設にキッズデザインを導入していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 <庁舎管理課長>

現在の本庁舎の乳幼児対応につきまして説明させていただきます。

まず幼児用の便座を備えたブースですが、南館の1階、2階、3階、及び地下2階、男女用トイレに1ヵ所ずつがございますので、計8ブース、今ございます。今後、中央館と北館でも、幼児の利用が考えられるフロアについては設置を進めてまいりたいと思います。また、ベビーシート、ベビーキープですが、先月の全館休館日に整備を進めましたので、ベビーシートは現在7ヵ所でベビーキープが25ヵ所となっておりまして、主に区民利用エリアのファミリートイレに設置をしてございます。

委員がおっしゃるような幼児専用のトイレ、キッズデザインのトイレ、手洗い場につきましては施設の性格、現在利用されているブースをつぶして問題がないのか、あるいは新たに設置できる場所が生みだせるか等々、休館することができない本庁舎において、多面的な事柄を整理しながら今後の研究課題とさせていただきます。

 <施設営繕課長>

委員からのご質問の他の施設につきましては、今後、施設の利用状況などを調査し、施設主管課とキッズデザインの導入について研究してまいります。

 <長谷川たかこ委員>

ぜひ小さな子どもたちを連れている方々への環境整備という点でも、早急にご検討をしていただきたいと思っております。

ユニバーサルデザインといいますのは、一言で言えばみんなにやさしい、誰にでもやさしいということです。安心安全でわかりやすい、使いやすい空間を足立区の本庁舎から始め、つくっていただきたいと思います。

そこで、まずはできるところからの取り組みとして、区民の皆様にもわかりやすい、見やすい案内表示を作っていただきたいと思います。

来庁者数が最も多い本庁舎の案内標識を多言語化し、文字を大きくするなど、見やすくわかりやすい文字にすることで区民の皆様の利便性が向上します。また、見える化をすることで、ユニバーサルデザインを区民の皆様に周知啓発することにもつながります。ユニバーサルデザインという観点から、本庁舎の案内標識を、色遣いや文字の大きさ、多言語対応などに変えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 <庁舎管理課長>

本庁舎の庁舎案内の多言語表記等の際に関しましては、実現すべき課題だと認識しておりますので、よりよい方法を検討しながら早期に対応を図ってまいりたいと思います。

 <長谷川たかこ委員>

ぜひ、積極的な推進をお願いしたいと思います。以前から申しておりますけれども、区としてシンボルとなるような施設があると非常にわかりやすいと思います。外部の専門家 や当事者の意見を最大限取り入れ、ここにユニバーサルデザインの概念が詰まっているというシンボル的な施設を整備することは、取り組みの推進や体現化の観点からも有意義だと考えます。ぜひ、区民の皆様が一番足を運ぶ本庁舎を、丸々ユニバーサルデザインのシンボル的な施設として改修していただきたいと思いますが如何でしょうか。

 <庁舎管理課長>

本庁舎の改修につきましては中期財政計画に基づいてユニバーサルデザインの概念を十分に取り入れて計画的に実施してまいります。

 <長谷川たかこ委員>

ユニバーサルデザインの条例ができましたので、ぜひともみんなにやさしい、すべての人に優しい、そしてシンボル的な庁舎として改修をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。