予算特別委員会の内容⑨(3月11日)【買い物難民・孤立ゼロプロジェクトについて】
今日は、3月11日の予算特別委員会の内容「買い物難民・孤立ゼロプロジェクトについて」ご紹介をさせて頂きます。
足立区では、住宅地の徒歩、自転車圏内での商店街やスーパーの衰退により、買い物に困難な地域が区内数か所偏在している状況です。そのような中で、足立区の西部地区に当たる鹿浜地域の皆様から、宅配事業を行ってほしいとのお話しをかねてから頂いてました。現在、鹿浜には足立区公設市場がありますが、建物の耐震工事の為すぐには再開できない状態です。将来的に鹿浜の公設市場が再開した場合には、その事業者が宅配事業を行ったり移動販売も含めた消費者の利便性を考慮した買い物支援サービスを行えば、その地域の方々の問題は解消されます。
それまでの間に大型商業施設が出来れば状況は変わりますが、そうでない場合、公設市場が再際され、その事業者を区が公募する際には、仕様書に宅配事業や移動販売も含めた募集をかけることや、公設市場の使用料を無料にするなどのインセンティブをつけるなどの提案をさせて頂きました。
現在、花保商店街では、高齢者や一人で買い物が困難な方々に対して、買い物支援サービスを行っています。この制度を活用し、登録している方々を見守りの対象として、高齢者を孤独や孤立などから守る孤立ゼロ支援プロジェクトにつなげることも重要であると考えています。地域でのサポートを手厚くし、寄り添い型支援事業(生活支援戦略事業)の一つとして、早期発見・早期支援策としての展開を期待したいと思います。
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
<長谷川たかこ委員>
次に、買い物難民についてご質問をさせていただきます。
現在、東京都商店街買い物支援サービスのモデル事業として、日常の買い物が困難な方々に対して花保商店街周辺の花畑、南花畑、東保本間、六町地域で買い物支援サービスが行われています。対象者は60歳以上、妊婦の方や一人で買い物が困難な方々です。
会員登録をすると無料で送迎サービスや宅配サービスが受けられるということで、会員登録は105名の方々が利用されているとお話をお聞きしております。
足立区では、住宅地の徒歩、自転車圏内での商店街やスーパーの衰退により、買い物に困難な地域が区内数力所偏在しています。
そのような中で、鹿浜地域の皆様からも、宅配事業を行ってほしいとのご要望が多くあります。現在、鹿浜には足立区公設市場がありますが、鹿浜の公設市場が再開した場合、その事業者が宅配事業を行ったり移動販売も含めた消費者の利便性を考慮した買い物支援サービスを行うことはできないでしょうか。
例えば仕様書に宅配事業や移動販売も含めた募集をかけることや、公設市場の使用料を無料にするなどのインセンティブをつけるなどしてはいかがかと思いますが、どうでしょうか。
<産業振興課長>
いま委員からおっしゃっていただきました公設市場の再開につきましては、まず再開する前に、東京都による耐震工事が必要であるということ、地元の皆様方にはお話させていただいている次第でございます。
したがいまして、再開の際には、ただいま委員からご提案いただきました内容を参考にさせていただきながら、地域の皆様方のお話を伺って、また市場の周辺のそのときの市場の周辺の商業環境、これを十分に把握をし対応させていただきたいと考えております。
<長谷川たかこ委員>
将来的に大型の商業施設ができれば、それにこしたことはないと思いますが、万が一将来的に難しい場合には、地元の要望が高い買い物支援サービスを鹿浜地区で行えるような 展開をお願いしたいと思っております。また、現在、花保商店街買い物支援サービスに登録している方々を見守りの対象として高齢者を孤独や孤立などから守る孤立ゼロ支援プロジェクトにつなげてはいかがでしょうか。
例えば今後の区の事業すべてに孤立ゼロ支援プロジェクトを意識した取り組みを行い、一つの大きな枠での孤立支援プロジェクトとして孤立対策事業の拡充を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
<絆づくり担当課長>
委員ご指摘のとおり、孤立ゼロプロジェクトは足立区のさまざまな施策をつなげて、孤立している方をなくす、そういう施策でございます。
したがいまして、ご指摘の買い物支援などについても私どものプロジェクトとつながっていけるものと思っておりますので、今後、関係団体との調整などをしていきたいと思います。
<長谷川たかこ委員>
生活面で困っていることをサポートし、地域で安心して生き生きと生活が送れるように、既に地域で実践されている取り組みを孤立支援プロジェクトにつなげ、地域でのサポートを手厚くして、寄り添い型支援事業の一つとして、さらに区としてさらなる展開を要望したいと思いますので、よろしくお願いします。