建設委員会:ユニバーサルデザイン推進計画の策定について
今日は建設委員会の傍聴です。
足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例第11条に基づき、「ユニバーサルデザイン推進計画」が策定されました。
この推進計画を進めるにあたって、ユニバーサルデザイン推進会議を設け、学識経験者、区民、事業者、行政の意見を検討し協議を重ね、区のユニバーサルデザインの取組の方針とユニバーサルデザインに関する施策を総合的、計画的に推進していきます。
その中で、この計画をより具体的、実効性あるものとして進めるためには、その分野に特化した専門家のヒアリングを行うことも重要であると考えています。
以下、推進会議の日程です。
策定スケジュール:
平成25年5月 第一回ユニバーサルデザイン推進会議
8月 第二回ユニバーサルデザイン推進会議
10月 第三回ユニバーサルデザイン推進会議
11月 パブリックコメント実施
平成26年2月 第四回ユニバーサルデザイン推進会議
3月 ユニバーサルデザイン推進計画策定・公表
報告事項では、庁内にユニバーサルデザイン推進委員を置き、職員向けにパンフレットなどの作成も進めていくとのお話しもありました。
一昨年、視察にお伺いをした大和市役所では、平成19年6月からユニバーサルデザイン推進会議を立ち上げ、『「みんなでUD」バリアフリーの一歩先へ』という職員向けのガイドラインを作成し、月に1回、有志の職員による作業部会を行っています。また、世田谷区でもユニバーサルデザインを強力に推進している状況です。
このように、既に取り組みを始めている自治体が複数ある中で、足立区としての取り組みを今後どのように進めていくのか。
先行している自治体をお手本にしながら、足立区でも役所の職員全員が自ら考え、意識を持つ取り組みを積極的に進めていくことが最も重要であると考えています。
今迄さまざまな自治体の視察に伺いましたが、その中で、特に問題となっていたのが、庁舎内の縦割りです。大和市では、庁内で様々な部署から公募された職員がユニバーサルデザインを学び、それをそれぞれの職場に戻ってユニバーサルデザイン推進の意識啓発を行うことで、地道に縦割りの解消に努めていました。
足立区でも全職員一人ひとりが、ユニバーサルデザインに対して意識を高く持ち、足立区全体として「全ての人にやさしい街」になるよう全職員の意識改革が必要だと思います。今後、私もさらに研究を重ねながら、行政の皆様と協力し、取り組みを強く進めていきたいと思います。