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成人期の発達障害者支援・当事者会「イイトコサガシ」in豊島区ボランティアセンター

今日は午後の途中から発達障害者支援・当事者会「イイトコサガシ」に参加をしてきました。場所は豊島区ボランティアセンターです。今日で参加は2回目となります。今日の内容は、この当事者会のボランティアに関することです。

2009年10月にイイトコサガシが設立されました。36都道府県43区市で300回以上ワークショップを開催しています。また、発達障害支援センターや大学や企業、医療機関などと80回以上の連携を行っていて、各社新聞などにもその活動が何回も掲載されています。

イイトコサガシとは、成人発達障がい当事者が様々な立場の人たちと交流をするための会です。また、自ら意識的に社会的役割を担う参加型当事者会でもあります。また、家族・支援者・そのほか興味のある人たちならだれでも参加ができるようになっています。

代表者の冠地情さんは当事者の一人でもあり、演劇表現ワークショップをヒントに、当事者のコミュニケーションを楽しく試す当事者会を立ち上げられました。自身もひきこもりの経験があり、それを自ら打開し、自らの経験を基にこのワークショップの設立に繋げられました。

当事者との会話で出てくるずれに対して、説教として相手に伝えるのではなく、相手に対して説明をし、よい点を探し褒めていくことがその人の自信にも繋がっていくそうです。このイイトコサガシのワークショップでは、発達障害者のユニークな個性を活かすために会話のキャッチボールを楽しく試せる、気付ける、創れる機会を提供しています。

冠地さんは、イイトコサガシから始まるコミュニケーションと対人関係を社会に浸透させ、成人発達障がい当事者とその周囲の人々がカミングアウトしやすい世の中を作っていくことを目指しています。

やる気を出した人たちがやり続けることができる社会を作っていきたいという冠地さんの話しには説得力があり、熱い想いが伝わってきます。

多くの生きづらさを抱えた人たちがいるこの社会で、それに気付いた人たちがこの社会を変えていき、その仕組み(支援策)を作らないといけないと冠地さんは強くおっしゃっていました。

まさに、私もそのように考えています。

今後も、当事者会にも積極的に足を運び、当事者の方々からの声をしっかりとお聞きし、そして多くのことを学びながら、効果的な発達障害支援策を作り上げていきたいと思います。