杉並区視察 和田商店街の未来を創るアイデアワークショップ
今日は杉並区で行われている商店街の活性化に向けた新規事業についてお話しを伺ってきました。
お隣葛飾区の区議会議員 中村けいこさん、杉並区議会議員 河津りえこさんとご一緒です。
杉並区では、商店街の活性化に向けて、意欲がありながらも活動力が低下している商店街を積極的にサポートする事業を展開中です。新しい発想で、消費者参加の商店街活性化を目指しています。
商店街の主な利用者は、子育て世代とシニア世代が多いのが現状です。そこで、消費者である子育て世帯に着眼点を置き、赤ちゃんを抱えたママたちと和田商店街のマッチング事業に取り組んでいます。
経営者の視点で語られがちな商店街の活性化を「生活者が望む街をつくる」という生活者視点に置き換え、お客視点で商店街を盛り上げ、生活者の力を巻き込むことで、高齢化した商店街を再生する新たなエネルギーにしたいという想いで、この事業が進んでいるそうです。
和田商店街を利用するママたちは、商店街の中で、自分とバックグランドが違う人たちとコミュニケーションを取ることで、個々の対人スキルをアップさせているそうです。このような多様なかかわりを持つことで、人と人とのつながりを学び、その中で子育てを行う生活の豊かさを実感し、生活スキルをアップさせていく…という学びの場を提供しています。
この事業ができてから3年経つそうですが、好評とのお話です。
若い世代に商店街のファンが増え、さらに商店街の店主のやる気に火がつくそうですよ。
子育てをしながら自分たちが生活している街を知り、人とつながり、街の力を暮らしに生かす。
人生はいつもチャレンジの連続ですよね。
商店街を舞台に、互いを生かしあう仕掛けを作り、その経験値を高めていく仕掛けを作っているこの事業には、大変感心をしました。
足立区でも杉並区のこのような取り組みを参考にしながら、商店街の活性化と相乗効果が出る公園デビューならぬ街デビューを子育て世代に導入して行く方向性を進めてみたいと思います。
本日は、お忙しい中、ご丁寧にご説明をくださいました杉並区の担当部署の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。