厚生委員会 A-SMAPについて
今日は厚生員会が行われました。
切れ目のない産前産後支援事業の充実(あだちスマイルママ&エンジェルプロジェクトA-SMAP)について、衛生部と子ども家庭支援担当課から報告がありました。
衛生部は子ども家庭部との連携により、妊娠期から切れ目のない支援を行うため、母子保健の充実と産前産後の育児困難や生活困窮を未然に防ぎ、親子の成長を支える仕組みを以下のように構築します。
1.支援計画の作成
妊娠届出時等のアンケートの内容から支援を要する妊婦を把握して、具体的な支援策を盛り込んだ支援計画を作成して関係機関と連携、協力をするために支援計画を作成。
2.こんにちは赤ちゃん訪問事業の充実
赤ちゃん訪問時に、支援が必要と判断された家庭に対して、助産師による複数回の訪問を実施することによる継続的な支援を行う。
3.乳幼児健診未受診者への勧奨強化
3~4か月検診、1歳6か月児健診、3歳児健診の未受診者に対して、電話や手紙で勧奨等を行い、状況確認できないものに訪問を行う。このうち緊急性の高い3~4ヶ月児健診以外の幼児健診の未受診者に対する委託による訪問勧奨を実施する。
4.妊婦健康診査事業
多胎児の妊婦に対する、妊婦健康診査の費用助成。現在14回を15回に改訂。
5.予防接種事業
出産による里帰り中に乳幼児の定期予防接種を行った場合に、接種費用助成。
6.きかせて子育て訪問事業
児童虐待の未然防止を目的に、出産や育児に不安のある孤立した親にボランティアを派遣して、傾聴等を行う家庭訪問事業を行う。
☆対象者:妊婦と小学校入学前までに子育てをしている保護者。
☆支援内容:研修を受けたボランティアが訪問をし、傾聴等を行う。
核家族化や地域のつながりの希薄化等により、妊産婦の方やその家族の方を支える力が弱くなっており、妊娠、出産及び子育てに係る妊産婦の方等の不安や負担が増えています。
そのため、国や東京都が助成する「母子保健医療対策等総合支援事業」や「ゆりかご・とうきょう事業」は全ての妊産婦を対象としています。
しかし、足立区では、個別ケアプランを作成する対象がハイリスクの妊産婦のみとなっており、12月の補正で予算を計上する「きかせて子育て訪問事業」についても児童虐待未然防止のハイリスク家庭を対象としています。
子どもの健やかな成長と子育て中の親の心身の健康を支援する為にも、全ての妊産婦が妊娠期から子育て期間中の切れ目ない手厚い親子支援が足立区でも受けられるようすることが重要です。「妊娠・出産包括支援事業」の取組みの運用の仕方について、今後も委員会でも議論を引き続き交わしていきたいと思います。