足立区地域保健福祉協議会
今日は足立区本庁舎ホールで14時から16時まで、足立区地域保健福祉協議会がありました。私は今年度の「子ども支援専門部会」のメンバーです。
今日は報告事項18件、情報連絡事項24件が報告されました。
私の方からは、
足立区放課後子ども総合プランなどの内容を含めていくつか提案をさせて頂きました。
先ず、足立区放課後子ども総合プランについてです。
文部科学省と厚生労働省は平成26年7月に、全ての児童が放課後などを安心・安全に過ごし多様な体験・活動を行うことが出来る様、学童保育と放課後子ども教室が同一の小学校内で活動できるよう、各地方自治体に「放課後子ども総合プラン」について通知を出しました。
整備計画の中には、保護者が児童の居場所を確認できるよう、学童保育需要の多い地域などの児童館に入退館管理システムの整備を行うとの案が盛り込まれています。安心・安全に児童の管理をするならば、全児童を対象とした管理システムを取るべきと提案をさせて頂きました。
次に、子どもの貧困対策実施計画案についてです。
足立区では平成27年度を「子どもの貧困対策元年」と位置づけ、追う内の対策本部及び学識経験者を加えた検討会議において貧困対策約80項目が盛り込まれた実施計画案がまとまりました。しかし、まだまだ個別具体的な計画案は寝られていません。
そこで、私からは以前から議会で提案をしている親の離婚や別居に伴う養育支援や面会交流支援についての案を出させて頂きました。一部、私の政策提案が実現をしており、今年度から足立区として公益社団法人家庭問題情報センター(FPIC)のチラシ3種類(養育費・面会交流の内容のパンフレット)と、さらに、今年の8月3日より16の区民事務所で「ひとり親家庭の方へ」(ひとり親家庭に対する様々な助成制度や手当や担当課の連絡先が記載された内容となっています)というタイトルで、離婚届が提出された際に窓口で複数のチラシが配布されています。
来年度までには、夫婦が別居や離婚に関する取り決めをする際、養育費や面会交流の取り決めを促す「養育プラン」の冊子を発行する予定となっています。
子どもの利益を最大限優先した権利を守るためにも、国では支援されていない分野での養育費の確保や立会人を付けた形での面会交流の場所の設置を行政サービスの一環として、足立区が実施していく事が出来る様、このような専門部会の場を通じて引き続き、強力に実現に向けた取り組みを強化して行きたいと思います。
またさらに、切れ目のない産前産後支援事業の充実について、政策提案をさせて頂きました。
足立区では「あだちスマイル&エンジェルプロジェクト」として妊娠期から切れ目のない支援を行うための仕組みづくりを整備することになりました。
核家族化や地域のつながりの希薄化等により、妊産婦の方やその家族の方を支える力が弱くなっている現在、妊娠、出産及び子育てに係る妊産婦の方等の不安や負担が増えています。国では、結婚から妊娠・出産・子育て期に至るまでの切れ目のない支援の強化を図るために、厚生労働省においては、平成26年度より妊娠・出産包括支援モデル事業を東京都も都内自治体に拠点作りや育児パッケージ事業を推進しているところです。
足立区では、ハイリスクの妊産婦に対する支援として、A-SMAPという新たな事業を打ち出していますが、特に支援を要するハイリスク世帯を把握し、その世帯に対する個別ケアプランの作成を行います。しかし、国が対象としているのは全ての妊産婦です。全ての妊産婦がこの事業に乗り、相談機能がしっかりとした支援を受け、予防機能を強化することも必要だと考えています。
子どもの健やかな成長と子育て中の親の心身の健康を支援する為にも、全ての妊産婦が妊娠期から子育て期間中の切れ目ない親子支援が足立区でも受けられるよう、引き続き、国・東京都が示している「妊娠・出産包括支援事業」の取組みを強力に働きかけていきたいと思います。