待機児童・子どもの貧困対策調査特別委員会「発達障がい児の待機児童解消」について
今日は、待機児童・子どもの貧困対策調査特別委員会がありました。
私からは「発達障がい児の待機児童解消」について質疑をしました。
区立保育園の定員数には、以前は発達障がい児は限られていましたが、今はその定員枠が外されています。今後、しっかりとした療育機能を持ち合わせたうえで、保育の質を高めていかなくてはなりません。必要な人たちに対する質の良いサービスの提供が求められています。
しかし、私立保育園に限っては療育機能を持ち合わせていない保育園が多く、支援がまわってこない児童に関しては、療育機能が整備されている例えば、うめだ・あけぼの学園の入所に関して言えば、昨年では52名が対応できず、園の入所を辞退するところまでいっています。
先月の一般質問でも私が疑問を呈したように、足立区第4期障がい福祉計画の中には、発達障がい特性のある児童に対する待機児の問題や早期発見の重要性が問われていても、足立区として、その具体的な課題やプランが記載されていません。
現在、民間事業者からも区では児童発達支援センター「あしすと」の拡充が求められていますが、区は政策決定をしていないので拡充をする予定がないと議会で答弁されています。
区の待機児童数を見ても、そのようなことを言ってる場合ではない状況であることは明白です。そこで、民間事業者に委託をするか、もしくは「あしすと」を拡充するか、足立区第4期障がい福祉計画に盛り込めないのであれば、第5期障がい福祉計画に盛り込み、早急にその具体的な策を練ることが必要です。
子ども家庭部長からは、今回、発達支援児の募集が多かったとのことで、人口の6%~10%もの子ども達にその支援が必要であるとの見解を示されました。また、私の提案による「具体的な支援体制」を区が早急に強化すべき点については、第5期障がい福祉計画に盛り込むかどうかという点も含めて、今後、福祉部と連携しながら協議を進めて頂けることになりました。
今後、このように委員会の中でも議会で提案した内容についてつめていきたいと思います。