足立区議会 全員協議会
今日は足立区議会議員が全員参加の全員協議会がありました。
全員協議会では、近藤区長をはじめ、区の担当職員、そして全区議会議員が集まり、平成29年度予算についての説明を受けます。
平成29年度予算については、危機管理体制の強化と「食育推進計画」「おいしい給食推進事業」の一本化、児童養護施設等退所者への支援などについてのご説明を受けました。
足立区では、一昨年の6月に区内施設の爆破予告を受け、区民が危険にさらされる事態が生じました。東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を3年後に控え、首都の自治体として足立区が治安・防災の更なるレベルアップが喫緊の課題であることから、この度危機管理部を設置して、危機管理体制の強化を図るそうです。従来の総務部内の危機管理室を条例で定める部に格上げし、人員も増員するとのこと。
足立区では、学校や地域など様々な場での食の経験や体験を積む機会を増やすため、次代を担う子ども達への施策に重点を置きつつ、全区民をも巻き込む新たな計画の素案を策定しました。凝った料理を覚えるよりも、簡単でもバランスのとれた食生活を身に付けることに重点を置いて、健康に生き抜くための実践力「あだち 食のスタンダード」の「定着を進めるそうです。
また児童養護施設または自立援助ホームの退所者を対象に、区営住宅の単身者向け住宅へ一時入居できる23区初の仕組みができます。児童養護施設等の退所者が安定した生活を確保して行く為に、住宅確保の際の保証人の問題や家賃が大きなウェートを占めるなど多くのハードルがあります。
そこで、足立区では、区内の児童養護施設等の退所者に対して、施設での共同生活から地域の中での自立生活へステップアップする支援として、5年間を限度に区営住宅の入居者を募集する事となりました。
今後も、区民の皆様が安心して過ごすことが出来る様、確かな道筋をつける年として、区長、そして区の職員の皆様とも協力しながら、区政運営を着実に進めていきたいと思います。