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代表質問の内容⑪【「イクメン応援」について】

前回に引き続き、今回は「イクメン応援」について行った代表質問をご紹介します。代表質問では、今日が最後の内容となります。

一般的に世の中の多くの人たちは「出産=ゴール」と捉えているかと思いますが、当事者目線から言うと「出産直後から始まる育児までを出産イベント」と考えてもらいたいと思います。
ママのお腹に赤ちゃんが宿った時から育児は始まり、赤ちゃんが産まれた瞬間からお母さんだけでなく、家族の育児が始まります。出産するまでの長い道のりを家族も一緒に協力をしてお母さんを支えることが必要です。そのためにも、パートナーには妊娠期から夫婦の役割意識を高めさせ、家族全体でお母さんを労わることが必要です。

お父さんにも気付きを与える、ちょっとした仕掛けづくりを構築して行きたいと思います。

以下、代表質問の内容と、その答弁です。

*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****

12.イクメン応援について

<長谷川たかこ>

現在、両親学級の後に栄養教室「イクメン応援・包丁いらずの野菜レシピ」が行われています。朝食のおかずから野菜を摂取することやパートナーが簡単な野菜料理を作れるよう、実演と手軽な調理方法、諸々のレシピの紹介、試食を行うものです。

妊娠期間中でも、パートナーが自宅で奥さんの代わりに簡単にできる調理として、キッチンばさみや皮むき器を使ったり、食材を手でちぎったり、棒で叩いたり、市販のカット野菜・冷凍食品を活用して、少量の食材を電子レンジで調理できる簡単な料理方法となっています。

今まで料理をしていないパートナーでも簡単にできる内容です。

この妊婦のパートナー向け教室は、両親学級後に一昨年度の6月からスタートし、食育月間として中央本町・千住の保健センターで実施され、昨年までに(東部・千住)計5回行われており、受講者からは高い評価を得ています。
【問】

妊娠初期からのつわりや出産するまで続く胃の圧迫で妊婦は思うように家事が出来なくなります。そこで妊娠中の家庭での適切な食習慣を確立させるためにも、また、パートナーに夫婦の役割意識を高め、区民自らの主体的な健康維持・増進に向けた取り組みの支援をするためにも、現在行われているこの事業に適切な予算を付け、区内全域の母親学級・両親学級で行って頂きたいと強く要望しますが如何でしょうか。

<衛生部長>

次に、イクメン応援へのご要望についてですが、「イクメン応援・包丁いらずの野菜レシピ」教室については、参加者には好評であるものの、定員に達しない回もあることから、ニーズの再確認と事業の見直しが必要と考えており、現在、新たな予算付けについては予定しておりません。また、区内全域の母親・両親学級において「イクメン応援・包丁いらずの野菜レシピ」教室の内容を含める点につきましては、既に実施している同一のレシピや調理方法などの紹介と併せて、教室で使用したレシピ及び簡単な調理方法をホームページに掲載するなどにより、啓発を充実させて参ります。

<長谷川たかこ>

【問】

現在、足立区では男女参画プラザでは、父親と子供のクッキングであるとか、イクメン・イクジイフォトコンテストなどで情報発信をしていますが、さらに発展させた取組みを求めます。育児に男性の参画を促す取り組みとして「イクメンフェスタ」の開催や父親や母親が共に参加できるシンポジウム「(仮称)パパママサミット」を実施したり、「イクメンプロジェクト」を立ち上げ、広報やホームページ上で特集を組むなど、男性の視点に立った情報を意識的に手厚く発信して頂きたいと思いますが、区の見解を求めます。

<衛生部長>

次に、イクメン応援に関する取り組みについてお答え致します。

男女参画プラザでは、「イクメン・イクジイフォト・コンテスト」「イクメンセミナー」などを実施し、男性の育児を応援しております。

また、情報発信ですが、現在もあだち広報やホームページでイクメン・イクジイフォト・コンテストの入賞作品を紹介しております。今後は、特集記事についても検討して参ります。

さらに、現在行っている父親と母親が一緒に参加できるイクメンセミナーに、イベントの要素も持たせるなどの工夫をして参ります。

<長谷川たかこ>

「子供達が将来誇れる足立区に」「足立区を全国で一番素敵な街にしていきたい」という強い想いは今でも変わりません。

昨年、第3子を出産し、沢山の気づきを得ました。私自身、妊娠・出産・子育てをしながら得る経験や視点・感性によって、弱者といわれる方々の多様なニーズを私自身がその当事者として知ることができました。

「全ての人にやさしい足立区」を構築するためにも、この経験を自分の強みにしながら、社会の変革に挑戦し、「新しい足立区」を目指して参りたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。