予算特別委員会の内容②:成果報告・緊急財政措置が図られました!【「MRワクチン未接種児への助成制度拡充」について】
今日は、引き続き予算特別委員会で行った質問をご紹介します。
昨日に続いて、「MRワクチン未接種児への助成制度拡充」についてです。
区長に理解をさらに深めてもらう為、3月6日㈪、区長にMRワクチンの諸々の資料とSSPE亜急性硬化性全脳炎の症例が書かれた当事者の方の声が綴られた体験談等の資料一式を区長にお渡ししてきました。
区長の計らいにより、今回の私の代表質問・予算特別委員会も含めた3回の質疑で緊急的な財政措置が図られることになりました。
3月14日㈫の厚生委員会でその調査内容、方針等について報告、理解を頂いたうえで平成29年度当初予算には盛り込んでいなかったけれども財政的な裏付けを持った対処方で実施をされました。
今回、私の質問を深く理解を示して下さいました区長に大変感謝申し上げます。
今後も区の執行機関や区長と様々な議論を交わしながら、有効的な施策を着実に前に進め、少しでも区民の皆様に還元できるよう、積極的な取り組みを強力に進めていきたいと思います。
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
☆MRワクチン未接種児への助成制度拡充について
<長谷川たかこ>
先日、質問をさせて頂きましたMRワクチンの助成制度について再度、質問をいたします。
【問】
他自治体では、麻しん・風しんの定期接種漏れだけは、優先度を高く位置づけて、対策を講じている状況です。同じ制度を持つ21区、来月、手を挙げている区を含めると22区で足立区は唯一、対象者を「一度も打ったことがない人」と限定しています。ほかの区では「一度も打ったことがない人」という条件を付けている区はありません。MRワクチンは2回接種と定められている現在、ぜひ1期漏れ・2期漏れ、いずれにも対応する制度に変更していただきたいと再度、要望いたしますが如何でしょうか。
【衛生部長】
答弁が長くなって恐縮ではございますが、先ず、先般ご質問を頂いた中でMRのワクチン不足による接種できないお子さんが出るのではないかと言う事から先ずご説明をさせて頂きたいと存じますが、ご質問を頂いた後、医師会、それから担当の理事から詳しく状況をお聞きし、さらに接種に差しさわりがあるという医療機関に私共、個別に調査を実施いたしました。
徐々にではありますけれども、改善の兆しはありますが、接種について予約を繰り延べしている関係で、法定接種で該当しているお子様のうち、もしかすると年度内に法定接種が完了しない可能性があるという、そう言うお話しを頂戴いたしました。本会議答弁を含め、我々が予想していた状況よりも深刻な状況であると改めて確認をいたしましたので、それらの対応について平成29年度の当初予算の中には当然、盛り込んでいませんし、本会議答弁の中でそういった改善策について実施をするという、そういう答弁になってはございませんが、今、申し上げた状況を踏まえて方針の転換について区長に説明をし、区長指示を頂戴しておりますので、その内容について只今、精査をしております。
併せていま、ご質問にありました件につきましても、法定接種を完遂するという事を前提にしながら、未だに法定接種が出来なかった方々に対してのフォローが併せてできないかという事についても検討をしたいというふうに考えております。
スピード感を持って対応をいたしますけれども、出来れば、来る厚生委員会の時期に調査内容、方針等についてご報告申し上げ、ご理解を頂いたうえで平成29年度当初予算には盛り込んでございませんが、財政的な裏付けを持って対処方については実施をする、このような姿勢でございます。
<長谷川>
実施をして頂けるという事で、環境整備がやっと足立区でも整いました。本当にありがとうございます。是非とも、今後も引き続き、迅速にお願いしたいと思います。