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予算特別委員会の内容④【「予防接種」について】

今日は、引き続き予算特別委員会で行った「予防接種」についての質問をご紹介します。

赤ちゃんは生後2か月目からスタートする予防接種は、1歳の頃には、定期接種、任意接種も含めれば21本以上の予防接種を受けることになります。
しかし、予防接種のことを適切な時期に知りたいと思っても、お母さんたちに詳細な冊子が配布されるのが生後3~4ヶ月健診です。
もっと早い段階から、お母さんたちに予防接種を受けるころに生じる悩みの解消や予防接種の重要性等を周知・啓発する必要性があります。

現在、予防接種ナビ(予防接種のスケジューリング機能)が足立区では導入されています。メール対応なので、私自身が利用していて使い勝手がよいとは感じられません。また、せっかくのナビがあっても母子手帳交付時などの手続きの際に説明がなく、周知不足です。

昨年9月から神奈川県では、アプリの電子母子手帳のサービスが開始されています。妊娠中や子どもの身長や体重をスマートフォンで簡単にグラフ化することもでき、手軽に利用できるという点が優れています。 スマートフォンを利用する人が多くなっている中で、ダウンロードして多様な機能が備わっているアプリ版電子母子手帳の導入を足立区でも是非、行って頂きたいと強く要望しました。

昨年3人目を出産し、子育てを一からはじめています。
この仕事に就いていると、様々な施策が目に留まり、実体験として当事者目線でその利便性を検証することができます。

今回の予算特別委員会では、自分自身が足立区で妊娠・出産・子育てをする当事者として見えてきた足立区の制度の利便性や、改善すべき課題について言及させて頂きました。当事者目線で自分が体験し、不便を感じた制度やその課題が解決できれば、自分だけでなく同じくその制度を活用している子育て真っ最中のママたちの利便性にもつながります。

そんな当事者目線で、すこしずつ、出来るところから「子育て日本一の足立区」にしていきたいと思います。

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
☆予防接種について

<長谷川たかこ>
昨年9月に3人目を出産しました。
今回の予算特別委員会では、私自身が足立区で妊娠・出産・子育てをする当事者として見えてきた足立区の制度の利
便性や、改善すべき課題について当事者としての目線で質問・提案をしていきたいと思います。
生後間もない赤ちゃんの予防接種は推奨期間内に接種し、出来るだけ早くに免疫をつけることが大切です。 赤ちゃんは生後2か月目でヒブ・肺炎球菌・B型肝炎(ユニバーサル)・ロタウイルス(任意接種)の4種類の予防接種、生後3か月目で、これらのワクチンに四種混合ワクチンを追加して5種類を接種します。

また、1歳の頃には、任意接種も含めればヒブ・肺炎球菌・四種混合・麻しん、風しん・水疱瘡・任意接種のおたふくかぜを含めると6種類、接種し、赤ちゃんが産まれてから1歳までの間に、定期接種・任意接種合わせると21本以上の予防接種を受けることになります。

出産後2か月から始まる予防接種のワクチンの多さに親は驚くと共に、さらにその沢山のワクチンのスケジューリングに頭を悩ませます。また、ワクチンを同時接種するのか単独接種するのかで、さらに悩みます。また、病院の予約状況によっては、予防接種推奨期間内にワクチンを受けることができない場合が多々あり、病院を変えながら予防接種を受けることにもなります。
仕事を持っていると何回も病院に通えないため、推奨期間内に予防接種を受けさせようとすると、結果として副反応を気にしながら同時接種を受けることになり、その時の親の気持ちは、まさにストレスフルです。

足立区では、母子手帳配布時に簡単なチラシ(ピンクのビラ)などを入れていますが、出産後の予防接種についえ、このチラシを読み込んでいるお母さんはいません。また、区から予防接種の詳細な冊子(予防接種と子どもの健康)を受け取るのは3・4か月健診での頃となっており、生後2か月から始まる予防接種についての周知・啓発が薄い状況です。
【問】
現在、3・4か月健診で配っている「予防接種と子どもの健康」という冊子を、出産前の母親学級や両親学級で配布し、この冊子をテキストにしながら、ファミリー学級の中で、予防接種の有効性やワクチン接種のスケジューリング、副反応が起こった時の対応、同時接種と単独接種の違いなど、親がワクチン接種時に必ず不安に思うことを事前に学ぶことができる取り組みを行って頂きたいと思いますが如何でしょうか。

【保健予防課長】
適切な時期に適切な情報を伝えた方が親御さんの理解が得られやすいという事で、現在は、こんにちは赤ちゃん訪問事業及び3,4か月健診で予防接種に関しての説明を行っています。
長谷川委員から提案がありましたファミリー学級での予防接種に関する冊子配布、情報提供につきましては、今後検討させて頂きます。

<長谷川たかこ>
【問】
赤ちゃん訪問事業では、この予防接種についての詳細な説明はありませんでした。それについて、どのように思われますか。

【保健予防課長】
こんにちは赤ちゃん訪問事業は、委託している助産師が行っております。その中で、やはり予防接種については話すことが多いと言うふうに認識しておりますし、もし話していなかったという事であれば、その時はまた別の話があったために話す機会を失ってしまったのかなというふうに思われます。

<長谷川たかこ>
【問】
足立区はいつも項目としては、こういうことをやっていますというふうにはおっしゃられるんですが、実際に当事者になってみると、すごく漏れがあってやっていないことが多いです。是非とも、今後、ファミリー学級の中で、この冊子を持って予防接種の事前の学びを行って頂きたいと強く要望をしますが、如何でしょうか。

【保健予防課長】
再度の答弁になりますが、ファミリー学級内でご希望のあります冊子の配布、また情報提供については検討して参ります。

<長谷川たかこ>
【問】
是非、お願いいたします。
そして、神奈川県では、昨年の9月からアプリの電子母子手帳のサービスが開始されています。この電子母子手帳は、足立区の予防接種ナビと同じ機能が付いています。予防接種のワクチンのスケジューリングだけでなく、妊娠中や子どもの身長や体重をスマートフォンで簡単にグラフ化することもでき、ICTを活用して(マイME-BYO まいみ-びょう)、個人のお薬情報や健康情報を一覧で「見える化」し、災害時などで活用できるようになっています。
【問】
時代の流れと共に、スマートホンを利用している方々が圧倒的に多い中で、足立区でもボタン一つで簡単に利用できるアプリにしたほうが、保護者の皆さんが手軽に使いこなすことができると思います。多様な機能が備わっているアプリ版電子母子手帳の導入を足立区でも行って頂きたいと思いますが如何でしょうか。 また、例えば現在、利用している方も多い予防接種ナビに多機能を付けることも一つのやり方だと思いますが、如何でしょうか。

【保健予防課長】
足立区は、都内で初めて予防接種ナビを平成25年に導入しております。登録率は年々上昇しておりまして、3歳未満のお子さんがいるご家庭の登録率は59.2%となっております。
また、予防接種ナビは、旧来の携帯電話にも対応できると言った情報弱者をつくりづらいと言った利点もございます。先ずは神奈川県が導入しております、アプリ版電子母子手帳の内容を確認させて頂き、より良い機能に関しましては、予防接種ナビの機能に追加できないか研究して参ります。

<長谷川たかこ>
研究をして頂き、前向きにご検討をお願いいたします。

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母子手帳配布時にこのピンクのチラシ(予防接種について簡単に記されています)をもらいます。

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「予防接種と子どもの健康」詳細に予防接種の内容が記されています。保護者がもらうのは生後3~4ヶ月健診時。

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「予防接種と子どもの健康」の冊子を出産前後の時期に配布するよう要望しました!