代表質問の内容① 2月21日㈮ 令和2年第1回定例会代表質問での発言要旨:冒頭
(再掲)
21日㈮令和2年第1回定例会における本会議で、立憲民主党が代表質問において以下の内容を区長質問しました。
「前回の定例会において「足立区議会 議会改革を全力で推し進める会」から文書質問が提出された。その質問書では「当区は子育て施策東京23区ワースト1」と断定して当区を批評していたが、事実かどうかも含めて、区は正しく伝える責任がある。区長の見解を伺う。
皆さん、如何思われますか?
ホームページ上でも皆様にご紹介しているように、足立区は妊娠期から出産期にかけて支援が乏しく、国や東京都の母子支援事業の補助金に全く手を挙げていません。手を挙げていないのは、港区と足立区だけです。そして、港区では自主財源で手厚い支援がされています。
この実態を踏まえ、東京23区でワースト1は当然のこと。
母子支援事業における子育て支援が東京23区でワースト1。
既に区民が提出した請願文書でも同様の文言が入っています。
今回の立憲民主党の代表質問は、請願に署名をしている1228名もの方々の気持ちを踏みにじるものです。
立憲民主党は、足立区の汚名返上、足立区のために何とかしないといけないと思っているのでしょうか。
どこを向いて政治をしているのか。
安心して妊娠・出産をしたいと心から思っている足立区のお母さんやお父さんの想いを踏みにじる足立区立憲民主党。
今日も請願の署名を集め、足立区をもっと住みやすい、子育てしやすい区にしたいという情熱をもって活動をしている区民の皆さんの気持ちを阻害する質問です。
私は区民を代表し、立憲民主党の質問後に会派を代表して行う代表質問20分のうち2分を立憲民主党に対する反論として、請願に署名されている1228名の方々の想いを述べました。この代表質問を見ていた区民の皆様からは、その後、お電話が何件もありました。そして足立区議会自民、公明、共産党の超党派の議員の皆様からもご意見が寄せられています。
立憲民主党、貴方達はどこを向いて政治をしているのか。
立憲民主党、区長質問に無意味な質問を投げかける姿に誰もが心底、驚きと憤慨、情けなさを感じました。
『このような人達が区民の代表になっていることに対して残念』
多くの方々から寄せられた声です。
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この後に続きがあります。
何と後日、議会運営委員会で立憲民主党から私の発言に対し、議事録削除と謝罪を求めてきました!
以下、これを受けた議会運営委員会での議論です。
~議会運営委員会での発言一部抜粋~
【土屋のりこ 委員】
私も聞いていいますが、まず、この請願が否定されたということに関しては、区民の方から、この請願を出した区民の方が当日の質問を聞いて、自分たちが出した請願が否定されたと感じたという区民の方の主観です。
そういうふうに受け取られたということを、長谷川議員が区民の方の意見を代弁して書かれたのかと思いますが、そういった受け取られた方の主観を否定するということは如何なものかと思うこと。やっぱり言論の自由がありますし、SNSで脅迫をするとか、うそを書くとかいうことはいけないんじゃないかと思いますが、そこまで、何と言うんでしょうね、過剰反応と言いますか、しなくてもいいんじゃないかな。
私も結構SNSに書いて、別な方から、違う人を通して書かないでよとか、悪口書かないでと言われたことあるんですけれども、その程度のことで、目くじら立てなくてもいいんじゃないかなというのも私の感じなんですけれども。そういった辺りで、そこまで事を荒立てる、謝罪まで求めることではないんじゃないかと考えます。
【ぬかが和子 委員】
最初、私もあの通告を見たときに、率直に言うと驚いたんですよ。
さんざん私たちとは立場が違って、いろいろと私たちを指摘する自民党の議員とか、私たちがよく動議なんて出すような質問の事例のときでも、通告で共産党はとか書いて通告されたことってないんですよ、よっぽど激しかったとき以外は。政党名を出さないで、こういう声もあるがとか、こういうふうに指摘している党もいるがどうかとか、そういう通告を出していたので、会派名を出して通告をしていたというのは、私、率直に言って、それも驚いたんですよ。
だから、長谷川議員がああいう対応をされたんだろうなというふうに思いまして。そういうふうに認識しているんです。
【鈴木あきら 委員】
それから、これ、各委員会で議論していることだから、そこも奥深くまで言いませんけれども、例えば、私がワースト1と言ったのは、あくまでも長谷川議員のところのフェイスブックに書いてありますけれども、赤い線で書いてありますよね。「足立区は妊娠期から出産期にかけて支援が乏しく」、それから「母子支援事業における子育て支援が東京23区でワースト1」ってご本人わかってらっしゃるわけですよ。
だとすると、その文書質問でも出したときに、あくまでも産前産後の母子支援事業が、百歩譲って23区ワースト1と言うのであれば、私は別にこういう質問はする必要ないと。
なぜならば、子育て施策全部の……。
【ぬかが和子 委員】
鈴木委員わかっていない。
違うの。
どういう質問をしようが、言論の府だからいいんですよ。
だけれども、会派名を名指ししてやるやり方は慣例主義の足立の中では、今まで通告の段階で、会派名を名指ししてやるというやり方は、私たちでもやられたことがないと。そういうことで言えば、だけど、だからどうですかという意味じゃないですよ。だからあの訴えに対しては、ルールにのっとってやっていったらいいんじゃないですかということで。
議会運営委員会で議論され、議長一任の案件となりました。
このように、質問通告の段階から意図的に会派を名指しする行為は、足立区議会の中で、歴史上なかったことが判明しました。
議会運営委員会後、数日経ってから議長室に立憲民主党 鈴木あきら議員と私が呼ばれ、「以後、このような事態がおこらないように」と鈴木あきら議員に対し、議長より厳正なお言葉を述べられました。
議事録削除はしない、謝罪のことなども議長から一言もありませんでした。
*****以下、代表質問での発言要旨です。*****
☆【代表質問での発言要旨:冒頭】
[長谷川たかこ]
私は、足立区議会 議会改革を全力で推し進める会を代表して質問をいたします。
先ほど、ある会派より、東京23区でワースト1と断定して当区を批評していたとの質問がありました。
区民の皆様から提出された、「子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願」にも「他区の状況も含め総合的に見る限り、足立区の子育て応援は東京23区でワースト1」と記載されています。
足立区は、妊娠期から出産期にかけての母子支援事業では、他の区よりも出遅れており、産後ケア事業やネウボラ事業が全く行われておらず、今年度まで、足立区は国や東京都の子育て施策の補助事業に手を挙げていません。この補助事業に手を挙げていないのは港区と足立区のみです。
そして、港区においては、自主財源で手当てが厚く、不妊治療の補助金を用意し、5年でトータル150万円の支給、出産費用の助成も最高60万円まで支給しており、妊婦に対するコミュニティバスの無料乗車券の発行をしています。
区民の請願文書表にもある、東京23区でワースト1という文言は、このような実態を踏まえたものです。妊娠期から出産期まで、今までなかった新たな支援を、足立区の多くのお母さんやお父さんたちは強く求めています。
この会派の質問は、請願を出し、署名をされている1,228名もの方々の気持ちを踏みにじるものです。この会派はどこを向いて政治をしているのか、区民を代表して問いたいと思います。