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予算特別委員会の内容⑧ 新型コロナ対策について

新型コロナウイルス対策における学童・保育園等で挙がっているお声を要望しました。

いくつか実際に周って、現地調査をしてきました。

例えば、3月上旬、中央本町学童では学童の登録人数43名中、来ていたのは29名。

ランドセル児童館では31名中2名。

さかえっこ学童保育室では43名中18名の児童が来ていました。

もしかしたら学童が満室状態で過密になっているのではと思っておりましたが、長期の休暇と同様の措置が取られて2日目の学童は、意外にも人数が少なめでした。

ただ、子ども達の健康面で心配なことが多々あります。

住区センター内の学童は、外遊びがない状況です。お天気が良い日も屋外に出ることができないので、子ども達の健康面について心配になります。日に日にストレスが増すのではないかと思われました。

現場では、困難事例が山積しているかと思いますが、一つ一つどのように解決していくかを執行機関とも協議を重ねながら、その改善に向けて努めていきたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

新型コロナ対策について

【長谷川たかこ委員】

新型コロナウイルス対策について伺います。

学童スタッフからは、学童や保育園は近隣の苦情を防ぐ意味で、子どもの声漏れを防ぐために換 気がしづらい状況というお話が入っております。24時間換気システムを導入しているそうですが、それでは足りないとのこと。

職員からは空気清浄機を入れてもらいたいとの意見が出て いますが、予算がないことから、責任者は何も言えないというお話だそうです。次亜塩素酸入りの加湿器はフル稼働させているそうですけれども、とにかく、空気が悪いのは大問題だと感じているとの現場の声が入っております。 新型コロナ対策は長期にわたることと思われます。早急に学童や保育園の環境を改善していただきたいと思います。

政府の見解も換気について注意喚起をしているところです。

近隣住民の苦情の問題は行政がしかるべき区民への周知、啓発で防げる問題です。まずは学童、保育園、近隣への呼び掛けと、空気清浄機が必要な施設に対しては購入できるように補 助すべきと思われますが、如何でしょうか。

【子ども家庭部長 回答】

既に換気の問題はこちらのほうからも通知をしておりまして、特に公立の保育園などでは、常に窓を開けたり、注意を払っているところでございます。 また、私立の保育園等で、既に空気清浄機なども活用しているところも聞いております。普段の運営をしていく上での経費のほうで十分に購入できるような部分かとは思いますけれども、そういったものを活用していくように、私どもからも働き掛けをして参ります。

【長谷川たかこ委員】

現場の声を汲み取っていただいて、広く情報は伝達していただきたいと思います。

宜しくお願いいたします。

それと、政府のほうでも、小学校の空き教室を開放するようにという通達が出ておりましたが、これはもう実施されているということで宜しいでしょうか。

【教育長 回答】

何度も学校のほうに、そのようにお知らせしていますけれども、先日も校長、役員会通じて、空いている教室、あるいは体育館については、 学童が混まないように使ってほしいと、使うようにという指示をしております。

【長谷川たかこ委員】

それでは、指示は出しているけれども、もしかしたら現場でやっていないところも若干あるかもしれないという認識で宜しいですか。

【教育長 回答】

そういうことがないように指示をしました。

【長谷川たかこ委員】

是非、広い空間で子ども達が気持ちよく過ごせるように、環境を整備していただきたいと思っております。

あと、校庭の問題も。先日ちょっとお話はいろいろと議会のほうでもさせていただいていたと思いますが、校庭も早急に開放していただければと思います。その件についてもご検討、宜しくお願いいたします。

学童に対しては、長期の間、狭い空間で頑張っていただくところも色々とあると思いますが、様々な策を行政主導で行う形で策を練り、それを提示するという形にしないと、学童のほうの運営スタッフの方では疲弊してこられる状態になってくると思われます。

今後、区としてどのような策を考えていらっしゃるのでしょうか。

【地域調整課長 回答】

学童保育室につきましては、区 職員が定期的に巡回指導を行ってございますので、その中で苦情ですとか要望は引き受けて、ご指導させていただいているところでございます。

現在、一番多いのが、学童スタッフが非常に疲れてしまっていて、新しい人を募集しても、やはりリスクが高い学童保育室に従事したくないという形で人が集まらないというところで、なかなか人員が補充できないというところでございます。

【長谷川たかこ委員】

困難事例が山積しているかと思いますが、一つ一つどのように解決していくかを執行機関の皆さんが知恵を絞りながら、色々とお示ししていただきたいと思います。

今、マスコミでも流れていますが、政府の方でもウエブサイトを流しているという話もありますが、足立区として活用はされていますか。

【地域のちから推進部長 回答】

衛生部等から情報をいただいたもの、あるいは消毒液、アルコールがなくても、塩素系消毒液だとか、そういうものでも大丈夫だとか、そういうような情報、あとは、先ほど申し上げた換気だとか、そういう情報については、逐次、学童のほうにも流してございます。

【長谷川たかこ委員】

それ以外に、例えば学習面で子ども達に対して、長時間その学童にいる場合、ウエブサイトをみんなで見ながらダンスをしたりといった様々な取り組みがウエブサイトでできるといったものを活用して、学童で取り入れるようにして、長期間の策の一つとしてできるのではないかと考えますが、如何ですか。

【地域調整課長 回答】

学童の場所によるのですが、例えば、けん玉チャンピオン大会だとか、そういう形でみんなで競い合ってやっていくような遊びをやっているところもございます。

そういうアイデアを、先ほど話した巡回指導の中で他のところにも広めたりだとかして、 何とか工夫をしているところでございます。

【長谷川たかこ委員】

わかりました。

色々と皆さんで策を練りながら、この状況を是非とも乗り切っていただきたいと思います。