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✩✩厚生委員会⑨【3歳児健診における目の疾病及び異常の早期発見・早期治療の実施体制の確立を求める請願】

工藤哲也 委員長 (5)2受理番号4 3歳児健診でカメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査や視能訓練士・眼科医が視力を測る体制と各保健センターにおける相談窓口を早急に構築するよう求める請願を単独議題といたします。
 前回は継続審査であります。
 では、執行機関から説明をお願いします。

衛生部長 請願の説明に入ります前に、先ほど浅子委員から御質問のありました、乳がんの足立区における死亡順位ですけれども、足立区では、令和元年の資料では3位でした。
 ちなみに、女性の1位は、気管支及び肺、こちらが17.4%、続いて、結腸が11.2%、乳がんは9.6%で3位でございました。すぐに答弁できず、申し訳ございませんでした。
 では、請願の説明をいたします。
 衛生部の請願説明資料の4ページを御覧いただきたいと思います。
 件名、請願の要旨は記載のとおりでございます。
 5ページの方に、先日、視察にまいりましたので、その結果を報告いたします。
 視察先は千代田区と練馬区です。それぞれ3歳児健診で、こちらのオートレフラクトメーターの中のスポットビションスクリーナーという機器を使用しておりますが、その使用状況ですけれども、検査従事者は、視能訓練士・看護師です。こうした検査によって、視力検査の要精検率、要は3歳児健診に来た方の中で精密検査に御案内された方が、千代田区では13.7%、練馬区では10.9%、1割を超える方が精密検査の方に行っております。その結果、弱視と、これは弱視だけではなくて屈折異常などがこの機械では見付けやすいというふうに聞いておりますが、そうしたものが、千代田区では2.4%、練馬区では3.4%見つかっております。
 日本眼科医会では、3歳児健診では大体2%程度こういった弱視が見つかるというふうに報告されておりますので、そういったものを超える値で見つかっているという状況が確認できました。

工藤哲也 委員長  次に、過去の審査状況につきまして、区議会事務局長から説明をお願いします。

区議会事務局長 本請願につきましては、導入済み自治体の実績や区の視察結果等を踏まえて検討していく必要があることから継続審査となっているものでございます。

工藤哲也 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑はありませんか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

工藤哲也 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派からの意見を求めます。

長澤こうすけ 委員  継続です。

岡安たかし 委員  継続でお願いします。

浅子けい子 委員  この請願を出された方々に、初めて出すときにお話を聞かせていただきまして、その中の方でも、やはり子どもが3歳児健診で調べていれば弱視にならなかったのに、今、弱視になっているようなお話を伺いました。
 本当に小さいとき、6歳までに視力はしっかり決まるということが言われているということで、やはりこういう機械を使ってしっかり見ていくこと、それは必要なことかというふうに思いますので、採択です。

銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。

工藤哲也 委員長  それでは、採決をいたします。
 本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

工藤哲也 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。