子ども・子育て支援対策調査特別委員会⑱「子どもを産み育てやすい新たな制度を構築する請願」
子ども・子育て支援対策調査特別委員会⑱「子どもを産み育てやすい新たな制度を構築する請願」
○いいくら昭二 委員長 次に、請願の審査に移ります。
(1)元受理番号7 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
執行機関は、何か変化はありますか。
○いいくら昭二 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆ぬかが和子 委員 ここ数年の妊娠届提出者数、要は妊娠した妊婦の数、今年上半期、半年分でもいいので、もしくは6月まででもいいので、実態をお伺いします。
◎保健予防課長 妊娠届出数ですが、平成30年度5,182人、令和元年度5,149人、令和2年度4,597人、令和3年度につきましては7月末日の数字で1,495人です。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、令和3年度も大体通常のペースで妊娠届の妊婦がいらっしゃるという状況の中で、正にこの子ども・子育て支援対策調査特別委員会の中で、このハイリスクの部分をどうしていくのか。また、ハイリスクにならない方々も含めて、安心して出産ができる環境をということがこの請願のテーマだったわけです。
そういう中で、昨日、コロナ禍で感染している妊婦が入院できないで自宅出産して、赤ちゃんが死亡したという本当に痛ましい、ずっと今日もテレビで報道されておりますけれども、正に今、それが一番のハイリスクだろうと思うんですよね。
妊婦は、もともとワクチン接種も怖くてしていないという方も多かった中で、昨日あたりからはそのワクチンの接種をという呼び掛けをしているんですが、この後ワクチン入ってくるみたいですけれども、現状では、この妊婦の年齢層、基礎疾患でもない限りは、ワクチン接種を予約したくてもできない、取れないという方が圧倒的多数だったわけです。
こういう方々に連絡をするとか、また早急にワクチンもきちんと打っていただく、そういう体制を取っていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
◎衛生部長 ぬかが委員のおっしゃるとおり、妊婦は、今回の報道もありますようにハイリスクです。妊娠届など対面でお話しできる場面もございますので、これからはワクチンも入ってくる予定ですので、ワクチン接種が進められるように声掛け、御案内などしてまいります。
◆ぬかが和子 委員 それとともに、例えば基礎疾患がある方々は、優先接種の枠があって取れたわけですよね。それから、いわゆるケアに関わるような方々、また子どもの施設の方々も、エッセンシャルワーカーといった枠で対応してきたわけですよ。
そうすると、既に妊娠届を出してしまった方々で、心配があってもまだワクチン取れていないという方について、そういった特別な対策を、副区長、是非取っていただきたいのですが、どうでしょうか。
◎副区長 この間、御報告しましたけれども、ワクチンの供給が東京都から追加支給ということで、9月、10月に約20万回分が供給されるという見通しが立ちましたので、今、集団接種会場の方もほぼ10月までいっぱいという中では、今、医師会と調整しておりますが、医療機関での接種を再開するということで、できれば来週後半、再来週あたりから医療機関での接種機会を拡大してまいりたいと思います。
今、確かにハイリスクの方、まだまだ未接種の方がいらっしゃると思いますけれども、できるだけ医療機関の方で接種を受けられるように、医療機関の接種の枠の拡大を進めてまいりたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 もちろんそういう医療機関うんぬんというのは分かっているし、この妊娠届を出している方々というのは、今、だんだん後期になってきているわけですよ。正に、先日お亡くなりになられた方と同じぐらいの妊娠週の方がたくさんいらっしゃって、不安を抱えている。そこに対して特別な対策も取っていただきたいし、それから呼び掛けもしていただきたい。
同じ答弁になると思うので、強く要望させていただいて質問を終わります。
○いいくら昭二 委員長 その他質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○いいくら昭二 委員長 他に質疑なしと認めます。
次に、各会派からの意見をお願いいたします。
◆新井ひでお 委員 長らく審議してきている請願でありますが、ほぼこの願意が満たされつつあって、残りは宿泊型産後ケアという要望があるのかなということでございますが、それも区として実施するような方向性が見えていますし、実際にそれを実施するのを見極める時期まで継続ということで。
◆ぬかが和子 委員 これが出された当初と環境が変わってきて、区の方でも充実させてきてくださったことは十分分かっていて、だからこそ、議会として議決をして後押しをしていく必要があると、そして促進していく必要があると思っていますので、採択を求めます。
○いいくら昭二 委員長 これより採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]