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✩✩厚生委員会⑪【3歳児健診における目の疾病及び異常の早期発見・早期治療の実施体制の確立を求める請願】

工藤哲也 委員長 (5)2受理番号4 3歳児健診でカメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査や視能訓練士・眼科医が視力を測る体制と各保健センターにおける相談窓口を早急に構築するよう求める請願を単独議題といたします。
 前回は、継続審査であります。
 執行機関、何か変化はありますか。

保健予防課長 特に変化はございません。

工藤哲也 委員長  それでは質疑に入ります。何か質疑はありませんか。

岡安たかし 委員  1点だけ、この請願の中で、現在、足立区では3歳児健診視覚検査はアンケートとランドルト環の視力チェックで行っていると書いてあるのですが、これでよろしいでしょうか。

保健予防課長 絵指標と言いまして、チューリップですとかチョウとか描かれた絵をお子さんに見せて、それが見えるかどうかということで視力の検査はしております。

岡安たかし 委員  この要旨のところにも、ランドルト環を用いた視力検査の実施が困難なケースもあると書いてありますけれども、これはちょっと違うということでいいですね。

衛生部長 ランドルト環というのは、いわゆるCの字の上を向いたり、下を向いたりのものになります。そちらは3歳児健診では用いておりません。

浅子けい子 委員  今の御質問に関係するのですけれども、絵指標で、まず、家で親が基本は保護者が検査というか、見るということですよね。それが非常に3歳児だと、落ちついている子もいるけれども、やはり元気な子はそれに対応できない。あと、なかなか理解できないお子さんもいて、正しくきちっと確認ができないというような意味なのかなというふうに私は思っているのですが、親御さんのその思いはそういうことかと思いますが、いかがでしょうか。

保健予防課長 確かに実際に、おうちでできないという御家庭もあります。そういった方々には、検診の会場で担当の者が、また絵指標を見てもらって、そこでまた検査をするということもやっているところです。

浅子けい子 委員  実際、親御さんに、そういう体の状況を確認するとか、非常に小さなお子さんは正確に見るのは難しいことであって、一つの何というか、目安みたいなものになってしまうのかなあと思うのです。
 そういう点では、ちゃんと保健所に行って改めて絵指標の結果も出してということで話をされるわけですから、やはりそこをしっかり保健所の方で責任を持つということが必要かなというふうに私は思っているのです。
 それで、この間、前回もいろいろお話、質問しましたけれども、暗い部屋がないとか、時間が掛かるとか、何かそういうお話だったというふうに思うのです。
 ですが、それは本気でやる気になればできないことはないというふうに、いずれもそういう問題点かなというふうにそのときも考えまして、是非、代表質問で岡安委員の方から、何か厚生労働省の方で進めるようにというような屈折検査ですか、進めるようにというような指標も、今、指示も出ているという時期なので、それに沿って是非進めていただきたいというふうに思っているのですけれども、いかがでしょうか。

保健予防課長 この請願にありますカメラ型のオートレフラクトメーター、フォトスクリーナーですとか、スポットビジョンクリーナーというような呼ばれ方もありますけれども、これらの器械は視力を測るものではありません。それについては、眼科医の先生にも確認はしております。
 屈折検査でありまして、目の屈折によって遠視、乱視、弱視を発見する器械のものになっております。
 また、スポットビジョンスクリーナーというのは、3歳ぐらいまでの子はじっととしていられないということで、顎を乗せてと、よく眼科で先に検査をするものがあると思うのですけれども、あれもこのオートレフラクトメーターなのですが、そういった、じっととしていられないということで、今、スポットビジョンスクリーナーが視察に行った練馬区でも使われておりました。
 それにつきましては、先ほど課題として練馬区でも暗い部屋とかという話がございましたが、実施に向けては、そういったところは改善していく必要があるというふうには私どもも考えております。
 そういった点も含め、今、眼科医の方とも協議をしておりますので、また話は進めてまいりたいというふうに考えております。

工藤哲也 委員長  他に質疑はございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

工藤哲也 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派からの意見を求めます。

長澤こうすけ 委員  継続です。

岡安たかし 委員  この件に関しては、公明党、私は代表質問で、屈折検査の導入を求めました。やはり更なる精密検査治療のために、今度、眼科医の方が仮に数百人そういうお子さんが出た場合、区外に行ってもいいのですけれども、体制が整うのかといったところもしっかりと眼科医の方とも相談しなきゃいけないでしょうし、一挙に進めるというわけにもいかないところもあるかと思います。
 また、オートレフラクトメーターじゃなく、私は本会議質問ではフォトスクリーナーの方がいいんじゃないかという提案もさせてもらいましたけれども、いずれにしても大事なのは器械というよりは屈折検査をやるというところだと思いますので、その方針に関しては是非とも方向性は向かっていただきたいと思いますし、実施の時期に関しては眼科医と相談して決めていただくというところもあるかと思いますので、まずはしっかり議論していきたいと思いますので、継続でお願いします。

浅子けい子 委員  3歳児健診ということで、本当に親御さんも健康でいてほしいという思いでこういう請願が出されたのですけれども、是非、医療に関わることはきちっと区・保健所がしっかり検査していくことが基本だというふうに思いますので、このことも是非進めていただきたいということで、採択を求めます。

銀川ゆい子 委員  継続です。

工藤哲也 委員長  それでは採決をいたします。
 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

工藤哲也 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。