予算特別委員の内容⑪【色覚の多様性について】
色覚の多様性によって、多くの子どもや親御さん達が悩み苦しむことのない環境を整えていくことが重要です。
予算特別委員会の質疑の制限時間が残りわずかとなってしまい、以下の内容が質疑できない状況となりました。こちらについては、後日、追及をしていきます。
以下、その内容はこちらです。
過去の私の議会質問の回答では、学校運営部長からは、小冊子と比較するとより目に留まりやすいと思われるカラーユニバーサルデザインに関するチラシを作成し配布するなど、児童・生徒や保護者が色覚の多様性について理解して頂けるよう努め、情報提供していくとの回答を頂いていたが、どのようなタイミングでどのような内容のものを配布していたのか。
また、各保健センターなどにおいて、乳幼児の保護者に早い段階から適切な情報を提供できるようコーナーを設け、パンフレットなどを配布していくとの回答でもあったが、現在、どのような状況となっているのか。
保育園、幼稚園、小学校等の学校現場における研修などで、アレルギーの知識などと同様に色覚についても知見を持たせた上で、より配慮した環境を子ども達に提供して頂きたいと要望しところ、実施して頂けるとの回答だった。文部科学省が作成した「色覚に関する指導の資料」も活用しながら、保育園、幼稚園、小学校等の教職員が色覚について知見を深めていける教職員の学びの機会はこの1年間、どのような進捗状況だったか。
多様性の教育の中に色覚も含め、子ども達に広く周知啓発すべき点だが、多様性の教育については、現在も人権教育プログラムに基づき、特別の教科道徳をはじめとする各教科で指導しており、色覚については、教師が学習指導をする際のカラーユニバーサルデザインへの配慮等に留まっていた。昨年の提案による回答として、「多様性の教育の中に人によって色の見え方に違いがあることなども取り入れながら、文部科学省作成の資料に基づいて指導するよう各学校に周知し、子ども達の理解を深めていく」と回答を頂いているがその成果は如何だったか。
特別支援教育の視点を取り入れたユニバーサルデザインの教育を行うモデル校5校において、「多様性の教育の中に人によって色の見え方に違いがある」ことを理解させる教育を積極的に行うことを要望する。
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
【色覚の多様性について】
【長谷川たかこ委員】
色覚の多様性について、昨年の予算特別委員会で提言をさせて頂きました。
広く一般区民に対する色覚の多様性という認識度や子育て、教育の現場における支援の在り方について、まだまだ多くの課題がこの足立区ではあります。そこで、色覚の多様性によって、多くの子どもや親御さん達が悩み苦しむことのない環境を整えるため、昨年「子育てガイドブック」に色覚の多様性を説明する内容を盛り込んで頂きたいと要望しましたところ、色覚の多様性が記載された令和4年度の「子育てガイドブック」を発行して頂けることとなりました。
衛生部長はじめ子ども家庭部の皆様にはご配慮いただき、ありがとうございます。
また、色の認識が進む段階の小学校入学時において、色覚の多様性についての説明を是非とも保護者に行って頂きたい旨提案したところ、早速、区のホームページに区で作成した「カラーユニバーサルデザイン」のURLのリンクも貼って頂きました。
また、現在、チラシを昨年の10月から各学校 に御提供されたとお聞きしております。ただ、各学校では、壁に貼るか保護者配布は各学校に任せているとのこと、保護者の手に行き届くように是非ともして頂きたいと思います。
各学校の保護者に対する周知啓発を促すよう、是非とも強力にお願いしたいと思いますけれども、如何でしょうか。
【大竹さよこ副委員長】
残り30秒です。
【学務課長】
各学校できちんと周知できるように、 こちらからまた周知してまいりたいと思います。
【長谷川たかこ委員】
その取組を強固にして頂きまして、色覚の多様性で悩み苦しむことのないよう、環境整備をお願いしたいと思います。まだまだ政策提案したいことはたくさんありますが、時間がもう残り10秒となってしまいました。 今後、常任委員会や特別委員会それから代表質問において、あと1年の任期ですがたくさんの施策立案させて頂きたいと思いますので、執行機関の皆様、御協力どうぞ宜しくお願い致します。ありがとうございました。