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成果報告:ユニバーサルデザインモデル校視察 ②谷中中学校

綾瀬小学校から谷中中学校へ移動。

校長先生は何と以前、東綾瀬中学校で大変お世話になった方がご就任されていました。

武藤先生、お久しぶりです!

久しぶりのご対面をさせて頂きました。

 

授業見学をさせて頂き、プロジェクターを使って、システムの概要と実践例の紹介をして頂きました。

 

子どものポジティブな行動をポジティブな方法で伸ばしていくためのアプローチを谷中中学校では実践されています。

 

1980年代にHoenerによって提唱。

人権に配慮した嫌悪的アプローチです。日本では2000年代になり、特別支援領域で主に展開をされてきたそうです。学級規模や個別支援としてのポジティブ行動支援は、様々な地域で行われています。

 

気になる行動ばかりに目を向けるとマイナスのサイクルに。

 

ポジティブな行動支援(PBS)に切り替えることで、望ましい行動に着目し、出来ていることを認めたり、活躍する場を設定したり、授業改善で参加できる場面を増やしたりするなど、ポジティブに関わることで、望ましい行動へと導いていくことができるそうです。つまり、生徒が認められる環境が増えることにより本人の自尊感情を育て、「わかった」「できた」を育て、わかりやすい授業につなげていくそうです。

 

スクールワイドPBS(SWPBS)を導入。

学校に在籍している「全ての子ども」を対象とし、子どものポジティブな行動をポジティブな方法で伸ばしていくことを目的とし、子どもの望ましい行動を増やすことで望ましくない行動を減らしていくための学校システムを推進。

・学校全体で目標を立て、先生方全員で子どもの指導を共有することが重要であることを認識しながら、チーム学校として取組み、教師のQOLも向上させる。目指すのは子どもによる自治。

 

実践をしながら望ましい行動を増やし、問題行動を減少させ、繰り返し実践を重ねることで、効果を高めていく。導入前と導入後を比較して、その効果を子供も理解できるよう促していく。→マトリックスを廊下に貼って、目視化していました。

 

講義の後には、給食の試食もあり、美味しく頂きました。

職員の皆様、校長先生と有意義な懇談をさせて頂きました。

 

最後までご丁寧にご対応をくださいました各小・中学校の先生方、そして朝から準備をして頂きました足立区役所の執行機関の皆様、本当にありがとうございます。

この後も、ユニバーサルデザインを導入している各学校の視察は続きます。