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文教委員会①「スクールアシスタント制度の拡充を求める請願」

ただ太郎委員長  (10)受理番号6を単独議題といたします。
本請願は新規付託であります。
初めに、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。

区議会事務局次長   本請願につきましては、6月28日付で154名の追加署名の提出があり、合計で159名になりましたので、御報告いたします。

ただ太郎委員長   新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。

こども支援センターげんき所長   請願・陳情説明資料の32ページを御覧ください。
件名、所管部課名記載のとおりでございます。請願の趣旨でございますが、困り事を持った子ども一人一人が安心して学校参加できるように、スクールアシスタント制度をよりよいものとするための七つの要望が提出されたものでございます。内容及び経過でございますが、何点か取組を申し上げますと、項番2、利用者へのアンケートでございますが、年度末にアンケートを毎年実施し、保護者の声を把握する仕組みを確立してまいります。
続きまして、33ページの4、基本ルールを決めた冊子の作成及び配布につきましては、プロジェクトチームを設置し、スクールアシスタントの基本ルールを定めた冊子を作成する予定でございます。

続きまして、6、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとの連携体制の構築でございますが、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが児童・生徒の行動観察を実施し、その内容を踏まえて、スクールアシスタントに対して支援方法などの助言ができる仕組みについて検討してまいります。
34ページ。項番7でございます。給与の引上げでございますが、足立区の他の会計年度任用職員、他自治体のスクールアシスタントの報酬内容を参考に、引上げの可否について検討をしてまいります。以上でございます。

ただ太郎委員長  ありがとうございました。それでは質疑に入ります。何か質疑はございますか。

長谷川たかこ委員  児童・生徒の介助員登録者の件についてはいろいろと工夫をしていただき、名簿登録者割合が令和元年度では45%だったのが、令和2年度では64%、令和3年度では67%と大きく人数を伸ばすことができました。本当にありがとうございます。このことについて、請願者の方々とお話合いをしながら、執行機関の方ともお話をさせていただきました。

それを踏まえて、今回新しく請願を提出させていただきました。これらの請願要旨ですが、1から7番目まで、今後必要となってくる支援ということで挙げさせていただきました。早速、頂いた資料を見ますと、やっていただける項目がとても多く期待したいと思っております。スクールアシスタントを実際になさっていた方々の話では、保護者と学校と行政の狭間に立ってしまい、とても大変な状況で、なおかつその給与がそれに見合っていないがために辞めていく人たちがとても多かったというお話を聞いております。

ですから、その部分で、是非ともスクールアシスタントの報酬内容の賃金の上乗せを考えていただきたいと思います。

スクールアシスタント研修制度が薄いというお話も当事者の方から出ています。今まで区は研修制度を行っていなかったわけではないようですが、既存の状況では、現場に行ってお子さん一人一人に合った適切な対応ができるかというと、そうではないという状況が発生しています。知的障がいを伴わない発達障がい傾向の強いお子さんなどもいらっしゃいますから、スクールアシスタントには、その点での研修を多く積んでいただき、個々に合わせた支援につながるようお願いしたいと思います。

また、スクールソーシャルワーカーとの連携が大切です。その点について、区は今後どのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか。

支援管理課長  SSWとの連携、またSCとの連携も含めて、教室で授業観察をしたSSW等が、授業観察をした後で何か気がついたことについては情報交換をするということを今考えております。

長谷川たかこ委員  直近の話ではありますが、執行機関にもお話はさせていただきました。とある小学校の低学年のお子さんに、スクールアシスタントが付いていますが、例えばそのお子さんに精神疾患が見受けられたり、特殊な病状があるといった場合にスクールアシスタントだけでは研修だけでは賄えないといった場合には、専門職が付かないといけないと思われます。

保健師であったりとか精神科医も交えて連携しながら、チーム連携で個々の子どもたちの支援を強固に築く体制をつくっていただきたいと思いますが、今後可能でしょうか。

支援管理課長  その件については、ちょっとお時間をください。どういう形でできるのか、ちょっと私どもも研究してまいりたいと思います。

長谷川たかこ委員  中には重篤な案件もあると思います。その点については、専門のスペシャリストが付くというような形で構築していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

ただ太郎委員長  質疑はございますか。

はたの昭彦委員  すみません、前からスクールアシスタントの拡充については陳情出されていて、それが取り下げられて新たに出されたということなんですけれども、一定このスクールアシスタントについては充足をしてきたということなんですけれども、現在登録している人数というのは何人ぐらいいらっしゃいますか。

支援管理課長  4月1日現在では145名の登録がございます。なお、4月、5月、6月につきましては、平均して4名から5名の追加申請の方がいらっしゃいます。

はたの昭彦委員  実は、学校の先生のお話を聞いたところ、なかなか、紹介はされるんだけれども、★★できないというか、なかなかマッチングがうまくいかないみたいな話で、実は学校でスクールアシスタントを確保してお願いをしているんだという話もちょっと聞いたんですけれども、そういう実態もあるんでしょうか。

支援管理課長  前回の陳情の4年前ぐらいまでは、実は介助員の方いらっしゃらなくて、そういうケースがありました。現在のところについては、申込みとそれからスクールアシスタントの数については、ほぼ一致しておりますので、マッチングさえきちっとやっていけば、そういう学校に負担を掛けることはないと考えております。

はたの昭彦委員  分かりました。数的にはそういう話なんですけれども、先ほど長谷川委員の研修の大事さというのも出たんだけれども、なかなかスクールアシスタントというのは別に資格が必要なわけではないので、いろいろな方が来るということで、特に学校に派遣をされる前の段階での研修を是非やっていただいて、ある程度仕事の中身とか分かった上で来ていただけると非常に近い力になる、助かると。しかも、それを、採用前といいますか、行く前なので、無給というわけもいかないので、ある程度お給料払って研修を受けて、それで現場に入っていただくということも大事だと思うんですけれども、是非検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。

支援管理課長  検討していきたいと考えております。

ただ太郎委員長  ほかに質疑はございますか。

[「なし」と呼ぶ者あり]

ただ太郎委員長  なしと認めます。それでは各会派の意見をお願いします。

にたない和委員  継続でお願いします。

長井まさのり委員  継続でお願いします。

はたの昭彦委員  人員の確保とともに、スキルアップも非常に大事だということで、今後も支援が必要だということで、この陳情についても採択を求めたいと思います。

長谷川たかこ委員  採択でお願いします。

ただ太郎委員長  それではお諮りいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
ただ太郎委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。