☆文教委員会㉘【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】
○ただ太郎 委員長 次に、請願・陳情の審査に移ります。
まず、(1)元受理番号6を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、報告事項(9)についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。
◎こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の20ページを御覧ください。
件名、令和4年度のICTを活用した不登校児童・生徒の支援についてでございます。
所管部課名、記載のとおりでございます。
こちらは、本年3月にICTを活用した不登校児童・生徒への支援について文教委員会に御報告いたしましたが、その進捗状況を御報告するものでございます。
項番1でございます。モデル校におけるICT活用によるリアルタイム支援などの取組内容でございます。
教室以外の別室で在籍クラスの配信授業をリアルタイムで視聴するものでございまして、学校長判断で出席扱いとなるものでございます。
また、Classroomというアプリケーションを活用してアップロードした授業内容の板書ですとか連絡事項など、こちらを自宅で確認できる取組も示しております。
項番2でございます。こうしたリアルタイムで視聴することに不安を感じる場合ですとか、あと授業時間に起きられない場合など、これらの支援策として、録画動画を活用するものでございます。
21ページ上段の(1)でございますが、録画した朝の学活ですとか学校行事など、これら学校の様子を視聴することで、学校とのつながりのきっかけにしたいと考えております。
項番3は、自宅からオンラインで教育相談員ですとかスクールカウンセラーなどとつながるオンライン相談の状況でございます。
本年度は、7月末現在で申込みが13人ということですので、「あだち教育だより」などに掲載することで、多様な活用や有用性について周知してまいります。
今後の方針でございますが、モデル校での取組における実践例や好事例を各学校へ情報共有してまいります。
○ただ太郎 委員長 それでは、質疑に入ります。
◆長谷川たかこ 委員 ようやくICTを活用したこの授業が軌道に少しずつ乗ってきたのかなと思います。昨年も、有志のお母様たちと一緒にこども支援センターげんきに御訪問したり、私どもの会派の予算要望、そして私から議会質問で何度も提案をさせていただき、このように実現していただきました。本当にありがとうございます。
こども支援センターげんきで執行機関の方々とお話したときには、いろいろな先生方の授業が見られるシステムを構築していきたいんだという熱い思いを役所の方からも、お話をいただきました。我々は、そのお話をお聞きし、あれから大変期待をしながら待ち続けています。特に中学生のリモートは、自分の担任だけではなくて、いろいろな学校の実力のある先生方の授業をオンラインで見られるというと点がメリットとしてあるのではないかなと感じています。昨年、執行機関から熱い思いをいただき、私どもに話してくださったのですが、現段階でそのような方向性で動いているという認識でいてよろしいのでしょうか。
◎教育相談課長 現状では、Classroomを利用しての録画等も取組になっておりますので、Classroomというのはクラスのお子さんであればどなたでも入れる状況ですけれども、ほかのクラスの方が入ったりというのは難しい状況ですので、現状では、ほかのクラスの先生の授業を見るというのは難しい状況です。学校内であれば、例えば学年の中でほかのクラスを見るような仕組みをやっているところもあると以前聞いたことはございますが、学校を超えてというのは難しいです。
◆長谷川たかこ 委員 まずは、学校内で算数、理科、社会などの教科から、様々な先生方の授業が見られる仕組みをつくっていただきたいと思います。先日も保護者の方から御相談が入りました。中学校の場合、先生との相性が悪いと授業に身が入らず、授業が分からなくなってしまうそうです。そうなると1年間のその授業が無駄になってしまいます。できない子に対する補講があるわけでもなく、塾に行っていない子どもはどんどん取り残されていく状況だという切実なお話をいただきました。
ユニバーサルな教育という観点から、分かりやすい授業を自分たちで選択して見ることができる仕組みをこの足立区で、是非、新たに構築していただきたいと思います。如何でしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 この度のICTの活用のモデル的な実践は、基本的には不登校の方々に対して、学校へのつながりですとか学習の保障ができるか、まずは、そこを目的としてモデル校で実践しているところでございます。リアルタイムあるいは録画も含めて、こういう技術的なところも今検討しているところでございますので、基本的にはその方向で、より不登校の子どもたちにどう役立てられるのかというところを目的としてやっていく、そのことが大事であると考えております。
◆長谷川たかこ 委員 以前、楠山前教育相談課長がいらっしゃったときには、「いろいろな先生方の授業が見られるようにしたら、授業が分かりやすくなりますね」というお話がありました。その時に同行された保護者も、その言葉をお聞きして大変期待しました。
楠山前教育相談課長から、ユニバーサルな観点から、誰にでも分かりやすい授業の仕組みをつくりたいおっしゃってくださった、その言葉が我々にとって、希望の光だったのです。
楠山さんが発言されたその想いを潰さずに。今、違う部署へ行かれてしまいましたが。当時、そのようにお考えになって下さった楠山前教育相談課長の想いを考慮しながら役所の中を縦割りで考えるのではなく、このシステムがユニバーサルなデザインの教育の観点というところから考えて下さい。中学でいろいろな先生方の授業が見られるという配慮をすることは、誰に対しても分かりやすい授業につながるシステムとなるわけですから、是非、そのような仕組みを急いでつくっていただきたいと思います。
八尋教育指導課長はどう思われますか。
◎教育指導課長 長谷川委員おっしゃられるように、理想的にはそういうところがあるのかと思いますけれども、現実としては、担任であったり教科の専門の教員が、そのクラスでその子たちの学習の過程をずっと見ながら評価をしていく、その様子を見ながら、次、その子にどういう手だてを取っていくか考えていくというのがトータルで授業になっていますので、そのやり方というのは、なかなか今のシステムで授業として扱うのは難しいかと思っています。
ただ、力のある教員の授業というのは広く伝える必要があると思いますので、今、教育指導課の方では、指導教諭、その教科に対してとても専門的な知識がある教員の授業を録画して、それに関係する教員たちがオンデマンドでその授業を見られるような形に整え始めています。なので、そこをまず教員に周知することによって全体の授業力を上げていく、いい授業をする先生の手法が広がるような形をつくっていきたいなと考えております。
◆長谷川たかこ 委員 確かにその手法はとてもよいと思います。ただ、それを待っていると、それが浸透するまでの間、先生と相性がよくないとか、先生の授業がすごく分かりにくいというお子さんにしてみたら、塾に行っていなかった場合には、取り残されるだけです。
ですから、先を見越した仕組みづくりが必要です。先生に周知するというのはやり方としてはベストですが、子どもたちにとっては、すぐにでもよりよい環境を与えていただかないと困ると保護者の皆さんはおっしゃっているわけですから、そういう部分からも、子どもたちにとっての優先順位として、こういうシステムをつくっているのであれば、校内だけでもいいので、まずは校内で一番いいと思える先生の授業を自分たちが選択できるようなシステム化を是非進めていただきたいと思います。要望です。よろしくお願いいたします。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますか。
◆水野あゆみ 委員 今回、モデル校をやっていただいているということですので、しっかり質疑してまいりたいと思います。
中学校2校、小学校2校をモデル校としているということですが、今回、この取組の重点ポイントとして示されています。このような取組をするに至った経緯について、まず伺いたいのですが。
◎教育相談課長 モデル校ですけれども、それぞれの学校にヒアリングを行いまして、そこの学校で取り組んでいる内容で、ICTを活用したよりよい実践例ができるところをピックアップさせていただき、こちらのそれぞれの学校での重点ポイントとさせていただきました。
◆水野あゆみ 委員 現在、モデル校でこういった取組の支援を受けている児童・生徒というのは、各校で何名ほどいるのか教えてください。
また、学年等が変わってしまう場合、中学校1年生、中学校2年生とか学年が違う場合は、別室でどういうふうにクラス分けしているのか、していないのかという点についても教えてください。
◎教育相談課長 それぞれの支援の人数ですけれども、西新井中学校では、現在、6人程度の方が別室登校しております。
東島根中学校では、特に別室として決まっているお部屋はないということですけれども、不登校生徒が登校した際に、教室に入りにくいという場合は、その都度会議室などを御用意しているとのことです。
伊興小学校につきましては、人数、申し訳ございません、忘れてしまったのですが、数名の方が別室を希望しているということで、そういった方が登校してきたときに別室を使っているということです。
西伊興小学校につきましては、2名おりまして、そのときどきの状況で校長室や少人数の部屋を使ってオンライン授業をしているということです。
学年につきましては、別室においては学年ごとに分けることができないので、全ての学年のお子さんがそれぞれ自習のような形で学習を行うか、若しくは在籍クラスのオンライン授業を見るという形で学習を進めております。
◆水野あゆみ 委員 その子どもたちが、この取組をしてどういうふうになったのかというのは是非報告していただきたいと思います。また、別室でリアルタイムで視聴するということから、イヤホンなどを付けて音が漏れないようにやっていただいているのかなと思います。
連絡事項や宿題をアップロードして共有しているという学校もありますが、これは宿題をオンラインで提出してもらって、丸付けだとかコメントを書いてもらって双方向でやっているという認識でよろしいでしょうか。
◎教育相談課長 伊興小学校については、宿題等をClassroomの方に載せてはいるのですが、提出までオンラインでというところはできておりません。
島根中学校の方も、特定の教科、授業でアップロードする予定ですけれども、こちらの方も今準備中ということで、まだ実際のアップロードはできておりません。
◆水野あゆみ 委員 モデル校に限らず、ほかの学校では宿題等をアップロードして、メールだとかClassroomで提出するというのは当たり前のようにやっているので、不登校の児童・生徒なのでもしかしたら宿題とかできないよという状況もあるのかもしれないですけれども、これはモデル校としてやっていただいている取組なので、そこはしっかりやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 そちらの方も含めて、モデル校としての取組をこちらの方でも確認した形で、また御報告させていただきたいと思います。
◆水野あゆみ 委員 リアルタイムで視聴できるということですので、クラスにいるような雰囲気を味わえるように、クラスの一番後ろの方にビデオカメラを付けるだとか、別室で見ている子たちが臨場感を持って授業を受けられる、そういう感覚が味わえるようなカメラの設置とか、またほかの児童・生徒が、別室で受けている子、自宅でオンラインを受けている子たちの表情も見られるような大型のモニターを設置するなど、そういうのも工夫が必要かなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎教育相談課長 現状のオンライン授業は、板書を映し、先生が時々映るという形で行っておりまして、クラスの生徒まで映すということはできておりません。
個人情報というか、映りたくないという生徒もいらっしゃると思うので、そこのところは今後の課題とさせていただきたいと思います。
◆水野あゆみ 委員 後ろ姿なので顔は映らないような取組、あと部外者は見られない取組だと思うので、そういったところはしっかり進めていただきたいと思います。
西伊興小学校ですけれども、教室に入れるように段階的に後押しの支援もしていく、これもすごく重要な取組だなと私も思っていますが、オンラインをずっと続けていきたいという子もいると思います。
こういった子たちに対しては、どういう方向性で支援を続けていくのか教えていただきたいと思います。
◎教育相談課長 西伊興小学校に関しては、段階的に教室に戻れるという意味合いで、少しずつ教室に近いような形でという支援を行っております。実際にクラスの方に少し戻れているという現状がございます。そうはいっても、オンライン授業で受けたいという方もいると思いますので、そこは引き続きその一人一人のお子さんの状況に合わせたオンラインの支援ということで行っていきたいと思います。
◆水野あゆみ 委員 本当に1年、2年、なかなか教室に戻れない、でも別室では来れるよという子も私も聞いているので、そういう子の状況に合わせてやっていただきたい。
また、リアルタイムの視聴のほかにも、こういうふうにアップロードしていただいているところもあります。できればモデル校なので、参加している人数も2名とか6名とか数名のところなので、そういう子どもたちの状況に合わせて、しっかり授業を受けられる取組を、担任だけに押し付けるのではなくて、区もしっかり協力しながらやっていただきたいなと思いますが、その辺はいかがですか。
◎教育相談課長 人数はそれほど多くはないと思いますが、一人一人に合わせた支援というのも、支援する側の人数もある程度掛かると思います。今回、モデル校に関しましては、こちらの人的な支援も含めて考えていきたいと思います。また、その中でいろいろな課題も見えてくると思いますので、その後の全校的な支援についても検討してまいりたいと思います。
◎こども支援センターげんき所長 3月のときの計画でも申し上げたのですが、基本的には担任が担当になるということですが、水野委員御指摘のとおり大変負担が重たいというところがあります。技術的なところだけではなくて、不登校生徒の特性に応じてICTを活用していくということですので。そこで、ここにございますとおりマニュアルを作ったり、モデル的にやってみたり、こういったことを積み重ねて、少しでも使い勝手ですとか担任にとってもやりやすい形を追求する、そういう形で我々教育委員会と学校現場と連携していく、こういう取組を今後も続けていきたいと考えております。
◆水野あゆみ 委員 担任は目の前にいる子どもたちの授業で本当に大変な状況も分かりますので、そこを副校長先生がマンツーマンで不登校の子にオンライン授業をやっているという学校もありますし、専科の先生が空いている時間にやってくれるというところもありますので、モデル校も負けずに、しっかりとモデルケースを作っていただきたいと思います。
不登校の保護者の皆さんからよく相談があるのが、進学に関わってくる評価について大変気になるということを私も聞いています。このモデルケースを受けて、オンライン授業をやっていった先にはどのような進路が開けていくのかというのは、是非提示していただきたいなと思います。子どもの個人個人にとって評価の付け方は違うと思いますけれども、そういったところも是非モデル校で示していっていただきたいなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎教育相談課長 今回、モデル校で支援したお子さんの評価そのものを御報告できるかは難しいかと思いますが、どういった形で授業に参加できるようになったかとか、そういったところは事例として挙げていけたらと思っております。
◎教育指導課長 不登校の子に限らず、評価というのは、そもそも通知表、いわゆるあゆみですが、その子が次の学習に向かって励みになる、課題もあったけれどもこういうところ頑張ろうというのが評価だと思っています。なので、不登校の子どもたちに対しては、その子たちの状況に合わせて、例えば言葉でやるのか、評定で付けるのか、そこも含めてやらなければいけないと考えています。
また、進学先につきましては、都立のチャレンジ校であったり、そういうなかなか学校に来られない子たちのための学校がありますので、そこは進路指導と併せて、しっかりと保護者、子どもたちに伝えていくということをしていきたいと考えております。
◆水野あゆみ 委員 そういったことも含めて、担任、またスクールカウンセラーともやり取りしていただきたいなと思います。こっちの隣のページの方に、オンライン相談の状況も出ていますけれども、なかなか申込み人数も増えていない状況かなと思いますので、モデル校を中心に、そういう不登校で悩んでいるお母さん、お父さん、また子どもたちにしっかりカウンセリングできるようにつなげていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎教育相談課長 オンライン相談については、スクールカウンセラーの方も徐々に行っているという形でございます。先ほども話がありましたけれども、12月に発行の「あだち教育だより」の方で、オンライン相談について掲載する予定でございますので、その中で、オンライン相談はこんな形でやっているんだよというのが分かるような内容で、保護者の方に気軽に申し込んでいただけるような取組もしてまいりたいと思います。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
◆はたの昭彦 委員 簡単に。2番の録画動画の活用についてということですが、これは今後準備して始めていきたいということでいいですかね。
◎教育相談課長 現在、チャレンジ学級で、朝礼であったり行事であったりの録画を少しずつ始めておりまして、そこでいろいろなノウハウであったり、そういったものを基にマニュアルを作りまして、それをモデル校において今後実践していくという形になりますので、現在準備というか、チャレンジ学級でまず始めているというところです。
◆はたの昭彦 委員 マニュアルを策定してモデル校でということになると、撮影マニュアルということですよね。
そうすると、実際にその学校で動画を作る、学校ごとに作るということですか。その場合には、誰がこの録画とか動画を作っていくということでしょうか。
◎教育相談課長 おっしゃるとおり、学校ごとに動画については作ります。作る先生がどなたかというのは、各学校ごとに異なってくるとは思いますが、今、チャレンジ学級の方で行っているのは、一人の先生が録画をしながら朝礼でお話したりということが、実際一人の人間でどれだけできるのか、そういったやり方で簡単な方法はないのか、そういったのを今テスト的に行っております。
学校現場でやる際には、なるべく簡単に、多くの人間が関わるような状況だとなかなか広がらないと思いますので、できるだけ簡単な方法でマニュアルの方も作成していきたいと考えております。
◆はたの昭彦 委員 なるべく簡単と言っても、今、先生もオンライン授業とかで準備するのも大変な中で、更に録画をしてということで言うと、更に負担が増えるということでは、やはり専門の人を付けるということで支援していかなかったら、なかなか広がらないかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 どういった形で広げるかというのが、専門の人間を付けるという方が広がるのか、それとも先生が負担のない状況の中で簡単に撮れるような方法を探っていくのか、どちらがいいのかは現段階では分からないですが、私どもとしましては、できれば先生がそれほど負担なくできるような方法としてマニュアルの方も作成していきたいと思いますので、現状としては、この形で今年度はやっていきたいと思います。
◆はたの昭彦 委員 今でも学校現場の教師の皆さんは、帰る時間も遅くなって目いっぱいの状況ということをよく聞くので、これ以上負担が増えないようなことを是非考えていっていただきたいなと思いますので、これは要望しておきます。
◆にたない和 委員 ちょっと確認ですが、在校クラスの配信授業をリアルタイムで視聴、西新井中学校でやっているわけですが、リアルタイム視聴できる時間というのは、授業中だけなのでしょうか。板書だけが映っている状態なのか、どんな状態なのか教えてください。
◎教育相談課長 現状としては、板書が映って、先生が時々映ったりはしますけれども、その時間に別室で教室の授業を見るという形を取っております。
◆にたない和 委員 Classroomとは違う形式でやっているのか。ソフトとか通じず、単純に板書のカメラで撮ったやつを線で引っ張ってモニターに映していったりするのか。それとも、家に居ながらリアルタイムで視聴することが可能になっていたりするのか。このClassroomなのか分からないですけれども、そこら辺、家に居ながらリアルタイムの視聴というのはできる状態なのか。
◎教育相談課長 Classroomというのはクラスの中でいろいろ見に行くことができるページになっておりまして、そこからオンライン授業に入れるようなURLが付いていて、そこからGoogleMeetというのを立ち上げて授業の方は見るようになっておりますので、家でも、別室でも見ることはできます。
◆にたない和 委員 学校に来て別室で見ている人にとっては違った問題かもしれないですが、例えば自宅で見ている、今回対象としているのが不登校児童・生徒であって、そこをもし目的とするのであれば、授業の板書だけではなく、例えば昼休みとか休憩時間、クラスで和気あいあいと楽しい姿を見て、ちょっと行ってみたいなと思うこともあるかと思うわけですね。今、GoogleMeetを使ってやっていますというところだったと思いますが、先ほどの答弁でもあったように、確かにお子さんたちの顔を授業中映したりするのは、それぞれの保護者の考え方もあるでしょうからあれかもしれないですが、例えば校庭を俯瞰で映すとか、声だけでも入れてあげるとか、要は、ターゲットとして不登校児童・生徒なので、単純に授業に遅れさせないというのももちろん必要かもしれないですが、そういったところのアプローチも必要かと思いますが、モデル校で、そういったことは今やっていらっしゃったりしますか。
◎教育相談課長 モデル校では、授業以外のところは現在映したりはしておりませんが、動画を撮るときに、授業以外の例えば朝礼であったり、行事であったり、そういったものを録画して、それをClassroomにアップして見ることができるということもモデル校でやっていきたいと思っておりますが、現在まだできていないので、それをやるためのマニュアルづくりをチャレンジ学級の方で行っているところでございます。
◆にたない和 委員 今、朝礼とかオフィシャルな場面での録画の配信ということですね。できれば音声だけでもいいですし、校庭の俯瞰でもいいですし、せっかくモデル校なので、どの程度効果があるのかも分かりますし、ちょっとチャレンジングなことになるかもしれないですが、やはり不登校で家にいて、学校へ行ってみたいなと思うのは、オフィシャルな場面とか授業の場面、朝礼の場面ではないと思います。何か楽しそうな声が聞こえるからちょっと行ってみたいなと興味を持ったり、そういった情緒的な部分に対してもアプローチしていただければと思います。要望です。
○ただ太郎 委員長 ほかにございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆長井まさのり 委員 継続で。
◆はたの昭彦 委員 採択でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○ただ太郎 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○ただ太郎 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。