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令和5年足立区議会第1回定例会 代表質問②【ペットの災害対策について】

一昨日から、令和5年足立区議会第1回定例会が始まりました。

今回、改選前の最終本会議となります。

優先度の高い施策を積極的に推進するためにも、施策の優先順位を洗い直し、効果などの検証から無駄を徹底的に排除し、無駄のない財政運営を図る事に全力投球して参ります。

来年度、予算編成の事業内容をもう一度検証しなおし、無駄のない施策を遂行することが重要です。

区民の皆さまの為になる施策を実現し、無駄のない効果的な財源を付けていきます。

 

地域のNPO法人が都立東綾瀬公園サービスセンターとの協働事業で、犬の飼い主のモラル向上を目的とした事業を行っています。躾教室と交流会事業が行われており、会員同士の交流と相互扶助の為の交流会、買い犬の社会性醸成の為の交流会や躾教室、パピー講習会、マナー講習、飼い主のモラル向上のためにゴミ拾い活動を東綾瀬公園で昨年3月、5月、10月、12月に実施されます。また、綾瀬警察署と足立区まちづくり課防犯街づくり係と一緒にわんわんパトロール活動を行っており、地域の防犯活動に取り組んでいるところです。イギリスでは、公園で犬の訓練を模倣したプロのトレーナーによる躾教室では、災害時に役立つ訓練を試験などもいれながら、基礎から高度なものへと実施しているそうで、これを日本でも行いたいというお話を頂いております。

 

災害時に備えたペットの訓練を区として参考にしながら、獣医師会や足立区内の動物愛護団体などにも働きかけ、更なる災害時におけるペットの災害対策に繋がるよう、これからも働きかけていきたいと思います。

 

ペットケージについては、私が知る限りの各避難所にはそれぞれ設置されており、獣医師会からもケージの補充が求められています。

今回、区の回答では、「災害時のペット用ケージの備蓄については、飼い主から逃げてしまった動物用の保護用となります。」「避難所での備蓄は汎用性のあるリードとしています。」とのこと。

 

大型犬から小型犬までいる中、避難所といった多くの人たちが集まる場所で、ケージに入れずに犬をリードで避難所に待機させるなんて非常に危険ではないかと感じる次第です。16年前から獣医師会より、災害時におけるペットケージの更なる備蓄確保については、予算要望を頂いている案件です。16年前から行っている小中学校の避難訓練では、ペットを同行避難した際のケージとして確保しているはずなのに、「災害時のペット用ケージの備蓄については、飼い主から逃げてしまった動物用の保護用となります。」「避難所での備蓄は汎用性のあるリードとしています。」といった回答が来るなんて、どこでどのように指針が変更されたのでしょうか?

 

災害対策委員会もこの後控えている為、委員会等で言及していきます。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

✩【ペットの災害対策について】

 <長谷川たかこ議員>

現在、地域のNPO法人が都立東綾瀬公園サービスセンターとの協働事業で、犬の飼い主のモラル向上を目的とした事業を行っています。都立東綾瀬公園内では、その事業の一つとして、春と秋のゴミ拾い活動が東綾瀬公園内で行われており、躾教室と交流会事業が行われています。昨年は竹の塚警察署とコラボして犬のコミュニケーション教室が開催されています。

この交流会では、JKC愛犬飼育管理士の資格を取得した会員同士の交流と相互扶助を目的としていましたが、地域の皆様にもお役に立てるよう一般の犬も対象にした躾教室が実施されており、災害時に備えた地域の犬の訓練も行っています。

【問】この都立東綾瀬公園管理センターとの協働事業を周知・啓発して頂きたいと思います。区の見解を求めます。

 

【足立保健所長】事業内容を確認して、区としても活用できるものがあれば、集合注射の機会を利用するなど周知・啓発に努めて参ります。

 

【問】現在、災害時の避難所でのペットケージの備蓄が十分ではない状況です。ペットに使用していた再度利用できるケージを区に寄付して頂くよう区民に広く広報などで募り、区の備蓄として様々な大きさのケージを災害時用に集めては如何でしょうか。区の見解を求めます。

 

【足立保健所長】避難所にペットを同行して避難する際に必要なエサやケージなどは飼い主の責任で持参して頂くこととしており、避難所での備蓄は汎用性のあるリードとしています。その為、区で同行避難用のケージを用意する予定はありません。

災害時のペット用ケージの備蓄については、飼い主から逃げてしまった動物用の保護用となりますので、どのような種類や数量が必要かはご提案の寄付も含めて研究して参ります。