(仮称)子ども版・地域包括支援センターをつくろうの会・会合2回目
連日のように打ち合わせをしながら進めている(仮称)子ども版・地域包括支援センターをつくろうの会。今日は2回目の会合です。
今日は子ども達の発達障がいやその可能性のある子どもの子育てなどに悩む親に対する支援の構築について、深堀して話し合いました。
現在の既存のペアレント・メンター事業は、来所や電話相談件数が平均で言うと2~3件。足立区内の小・中学校の児童・生徒数4万5000人に対する数と比較すると圧倒的に相談件数が少ない状況です。足立区では、ペアレント・メンター開設当初(7年前)から、相談件数が極めて少ない状況が続いています。いくら改善案を出しても、一向に改善されない現状です。何の改善もされずに前例踏襲され続け、足立区が委託する事業の中では、とうとう最も費用対効果の悪い事業となってしまいました。
そして、今、見えてきた課題は、通常学級における発達障がい特性のある親御さんとのマッチングが、既存のペアレント・メンター制度では賄い切れていないという点です。ペアレント・メンター有資格者になる為には、発達障がいという診断名がついていないといけない今の制度では、多くが特別支援学級に通われていた親御さんです。通常学級に通っているグレーゾーンの悩みを抱えている親御さんとのマッチングがかみ合っていない。この点を今後、カバーするスキームを作る必要性が見えてきました。
今後、この会を重ねながら、困り感を持つ子どもを育ててきた同じ立場の親がグレーゾーンも含めた悩みの相談に乗ったり情報提供を行うことができる、本当の意味での「同じ立場の親による親支援を行うぺアレント・メンター」制度の構築を求めていきます。
子ども達の輝く未来が得られる足立区にするために、多様な育ちとありのままの自分でいられる子育て支援・足立区ペアレント・メンターを、気づきのある有志一同で全力で構築、展開していきます!
今回、グラレコを活用。グラフィックレコーダー「のぎわりえさん」。
会議の内容を絵にして視覚化することで、構造がぱっと見で分かりやすく、議事録と議論の活性化につながります。