文教委員会:【無駄のない財政運用を要望:小学校の給食費無償化について】
○長谷川たかこ委員 小学校の給食費無償化の継続的な財源確保をどうするかという部分で、先日の代表質問で、無駄を徹底的に排除し、無駄のない財政運営を図ることが必要ですと、私の方から、提言させていただきました。
来年度における予算編成の事業内容をもう一度検証し直し、無駄のない施策が遂行するよう強く要望しますと提言をさせていただきました。既存の事業であっても、単に前例踏襲で実施するのではなく、各部において事務事業評価等の結果や実績を踏まえながら、費用対効果を検証し、必要に応じて見直しを行っていくものと考えていると区の執行機関より御回答いただきました。
先ほどもお話ししたように、ペアレント・メンターの570万円の事業も、同じように費用対効果の検証というところで、徹底的に洗い流しすると、結局、実質の相談に関しては100万円も満たない形でできるわけです。この時点で460万円浮くわけですよね。今まで7年間、このような事業が継続していたということは、ペアレント・メンターだけではなく、今までの既存の事業でも、しっかりとチェックをし直したら、一つの事業につき何百万円と浮くような、事務事業があったのではないかと思われます。
今後、小学校の給食費無償化を遂行をするに当たっては、来年度における予算編成の事業内容というのも、もう一度チェックし直せば、早期に実現できるのではないかと思います。如何でしょうか。
○学校運営部長 長谷川委員のおっしゃることもよく分かって、事業の見直し、それぞれの所管がやらざるを得ないと思います。非常に効率的で効果的な事業展開をするためにも、次年度の予算編成に向けては、それぞれの所管がしっかりと小学校の無償化を考えながら、行っていくということだと思います。
○長谷川たかこ委員 今の御回答は、副区長からくださるのかなと期待しましたが、すぐに手が挙がらなかったので、副区長から御回答いただけますか。
○副区長 小学校の給食費の無償化につきましては、この間区長も答弁しているように、近隣区の状況も踏まえて、一度始めたらやめられないということですから、一定の財源の目安をまず出すということが大前提で、あとは既存事業の見直しというのは、先ほどのペアレント・メンター事業もそうですけれども、足立区は、他区になく、区民評価委員会ということで、様々な事業、外部の目を入れて見直しをしておりますので、それを更に徹底をして、無駄を省きつつ、区民に必要な財源を生み出して、この小学校の無償化についても、できるだけ早期にということ、期限を示せというようなお話がありましたけれども、私たちの思いはできるだけ速やかにというところでありますので、一定程度、財源の目安が立ったら、速やかに実行していきたいということでございます。
○長谷川たかこ委員 正に区民評価委員でしっかりと評価していただきたいと思います。先ほどのペアレントメンターについても、結局、専門分野の人がどこまで入っているかというところがポイントだと思います。今回、評価がばらばらになっていますよね。細かく見ていけば、経費削減になると思われるペアレント・メンター事業も、このような状況でした。
今後、評価委員メンバーの選考の仕方も需要です。大枠で、小学校給食費無償化のために、既存の事業内容についても、無駄があるか否かのチェックを厳しく行い、徹底的な監査を強化すれば、多分、総額数千万円の金額が動くのではないかと思われます。是非、全ての施策において、無駄のない財政運用がなされるよう宜しくお願いいたします。