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✩文教委員会③【医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願】

○吉田こうじ 委員長  (5)受理番号14 医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。

また、報告事項(11)令和6年度医療的ケア児支援体制(案)についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。

 

◎こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料36ページをお開きください。
件名、所管部課名、記載のとおりでございます。
項番1の小学校における支援でございますが、令和5年度は、小学校におきまして、(1)の表にございますとおり、三つの方式による医療的ケアを試行実施したところ、訪問看護事業者への委託方式の活用が有効であることが確認されたため、令和6年度は二つの方式による本格実施を進めるものでございます。


37ページの上段の(2)を御覧ください。これまで巡回方式で指定園看護師が行ってきた医療的ケアにつきまして、訪問看護事業者で代替できることが確認できたため、巡回方式を廃止して、令和6年度は訪問看護事業者への委託方式に統合してケアを実施してまいります。


また、中段(3)のアの想定図でございます。各エリアの指定保育園が小学校での医療的ケア実施に対して支援、連携しているイメージでございます。
続けて、38ページ、項番2でございます。保育園における支援でございます。(3)にございますとおり、区立保育園での朝夕保育の受入れに関しまして、作業部会で検討を進めてまいります。 最後に、項番3、今後の方針でございます。学校での医療的ケア支援に関するガイドラインを整備してまいります。

 

○吉田こうじ 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑ございますか。

 

◆長谷川たかこ 委員  区立保育園での朝夕保育受入れに関して作業部会で検討を進めるというのは、これは前向きにやりますよということでよろしいのでしょうか。

 

◎支援管理課長  今、実際そういった御所望されている区民の方もいることから、この作業部会の方で前向きな検討はさせていただいているところでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  当事者の方から是非お願いしたいと要望されていたので、このお話をしましたらとても喜ばれることと思います。


医療的ケア児の支援体制の中で、親のコミュニティがどうしても孤立化してしまっています。行政主導でコミュニティの整備をしていただきたいという声が上がっています。

以前も政策提案させていただきましたが、民間の事業者からもそういうお声は上がっています。民間の方では、医療的ケア児を受け入れていらっしゃって、いっぱいいっぱいで大変だということもあるので、是非、今回の体制の中に、親が情報を得られる環境づくりとして、親同士のコミュニティを整備し、親の相談も含めた仕組みを構築して頂きたいと思います。

 

どうしても孤立してしまうという声がすごく上がってきています。拡充案をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

◎支援管理課長  今、長谷川委員から御発言ありました親のところの孤立感とか、その辺の情報共有をしていくということでございますが、こちらにつきましては、様々な見方があろうかと思いますので、この後の研究課題とさせていただきたいと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  今回、一歩前進しました。

いまお伝えした内容についても建設的に御検討いただき、形として仕上げていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

◆ぬかが和子 委員  前回、正に区立保育園の看護師がこういう巡回などでいなくなるということのないようにしてほしいという中で、今回この委託方式ということでよかったなと思っているのですが、これによって区立保育園の看護師たちは、基本的には区立保育園にいられるのですかね。

 

◎支援管理課長  基本的に区立保育園の看護師がある程度シフトを組んでいくことも想定しておりますので、基本的にはそこの園にいる形になりますけれども、基本的な部分とともに、今後、様々なところで朝夕保育の問題も含めて検討を深めていきたいと思っています。

 

◎こども支援センターげんき所長  今回、巡回がなくなることで、その分の負担軽減になることはなります。

ただ、今申し上げたとおり、指定保育園は小学校との巡回でなくても連携をしたり、ノウハウを共有したり、そのための機能というものは大事でございますので、そういった点では、指定園にいる医療的ケアの看護師の活躍は期待をされているところでございます。

 

◆ぬかが和子 委員  園でも出ていたのは、連携とかで多少出向くのはいいけれども、常駐ではないけれども常時いないみたいなことが問題だということと、先ほど言われた朝夕が実際にいないという課題が、園児の方が過ごす時間が保育園の場合長いですから、12時間とかありますから、本当にそこは改善していってほしいと思っています。

それから、訪問看護事業者の委託方式を導尿、経管栄養等々で活用していくようになるわけですけれども、この事業者委託については大体見通しはあるのでしょうか。

ここの文教委員会の資料では、家庭での利用事業者活用で、要は家庭で使っている事業者が学校にも来てもらえる。そのことで安心感のある、同じ看護師に対応してもらうことも可能だと。実際、そういう見通しというのはあるのでしょうか。

 

◎支援管理課長  今も、訪問看護方式実際やっておりまして、ぬかが委員から御発言ありましたとおり、家でも使っているという状況もございます。

今後、増えていくこともありますけれども、基本的に家で使っている事業者をうまくつかまえながらやっていきたいと思っております。

 

◆ぬかが和子 委員  その訪問看護事業者ですけれども、医療的ケア児の処遇にたけた専門の事業所というのもあるけれども、訪問看護ステーション。ですけれども、それは足立区内にはないということで、有名なところですけれども、そこでお世話になっている足立区の子ども結構います。

私も、医療的ケア児のお子さんのところへお邪魔したところに、ちょうどその訪問看護ステーションの訪問看護のナースが来て対応してくださって、つまり足立区内の事業者ではないわけです。だけれども、医療的ケアの処遇に本当にたけている、そういうところも対象になるのでしょうか。

 

◎支援管理課長  今、ぬかが委員から御発言ありました、その医療的ケア児にたけた訪問看護事業者が区外にあるというところでございますが、我々、今、一緒にやっていただいているところは区内の事業者だったりしますが、実際その方がもし区外の方とやるという話になった場合には、いろいろと御相談とか、そういった条件整備をしていかなければいけないなと考えております。

 

◆ぬかが和子 委員  せっかくなので是非できるようにしてもらえると、どれだけ親も安心か。お子さんだってしゃべれない子もたくさんいるけれども、それでも表情が違うのです、知っている看護師さんに会うと。

そういう点では、家庭で来てくださっているステーションと同じ方が来てもらえるように、区外であっても柔軟にできるように、相談にも乗り、話も詰めていっていただきたいと思っているのですが、再度どうでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長  この訪問看護を試行的にやって気付くことができた一番のメリットは、医療的なお子さん、ずっとそういう事業者が来ていただいているわけですね。その子が小学校に入るとなったときに、そのケアする看護の方が替わるのではなくて、その事業者と契約ができれば連続して訪問看護替わらなくていいというのは、やってみて初めてそういう機能があると分かったことですので、それをしっかり本格実施の中ではそういうメリットを生かしていきたいということで、区外になってきますと条件整備とかいろいろ必要ですが、それは前向きに考えていきたいと考えております。

 

○吉田こうじ 委員長  他にございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○吉田こうじ 委員長  質疑なしと認めます。
 それでは、各会派の意見をお願いします。

◆くじらい実 委員  継続でお願いします。

◆たがた直昭 委員  継続でお願いします。

◆ぬかが和子 委員  採択でお願いします。

 

◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。

 

◆佐藤あい 委員  継続でお願いします。

○吉田こうじ 委員長  それでは、これより採決をいたします。
 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○吉田こうじ 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。