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✩文教委員会【ペアレント・メンター事業に関する調査結果について】

◎こども支援センターげんき所長  それでは、44ページをお開きください。
ペアレント・メンター事業に関する調査結果についてでございます。

所管部課名、記載のとおりでございます。
調査等に至った経緯でございますが、項番1におきまして、本年2月の文教委員会において相談の状況や事業費の構造等について質疑が行われ、改善に向けて努力する旨答弁したことなどから、中立的な立場であるガバナンス担当課が調査を行うこととしたものでございます。

項番2の調査結果、(1)受託事業の実績と評価につきましては、ペアレント・メンターの登録者数や相談事業における相談回数が増加している状況が報告されております。詳細は、別添資料2を御確認をお願いいたします。

また、45ページ、(2)経費概要のウのところです。区の委託費の自主事業等での流用の疑いの指摘についてを御覧ください。

受託事業者の役員から聞いたところでは、SNS上の会食等の写真は、関係者が持ち寄って会食をしたもので、委託費を流用したものなどではないとのことでございました。

また、区からの受託事業収入以外に自主事業収入があることから、自主事業等に対しての区の受託事業収入の流用があったのではないかとの疑いにつきましては、事実を確認することはできなかったとの御報告でございます。

続けて、(3)相談事業の実績等に関する評価と課題についてのアのところを御覧ください。

令和4年度の相談実績101回につきまして、開設時間の稼働率を算出すると約31%程度ということで、相談数の水準としては少ないのではないかとの見方かが示されております。

また続けて、イが相談増加への取組状況でございます。
続けて、46ページ、エの他団体との比較のところでございます。

中野区の相談実績は足立区を上回っておりまして、相談や支援を必要とする保護者等にペアレント・メンター制度についての情報が届くような取組が求められております。

続けて、(5)事業の総合的な評価でございますが、ここには改善すべき点はあるとしても、受託事業者及び各メンターの工夫と努力を背景に適切に運営されてきたと評価されております。

また、評価委員会の評価では、学校や地域との連携、業務の分析について改善がなされることが期待をされております。

ここで、恐れ入りますが、別添資料の14ページをお開きください。
こちらの中段7、相談事業の実績等に関する評価と課題のところの(1)相談への対応能力と稼働の状況のところの1行目の終わりに、「開所時間は午前中2時間、午後3時間」とございますが、ここを訂正させていただきまして、「開所時間は午前中2時間、午後4時間」との修正をお願いいたします。申し訳ございませんでした。

 

○吉田こうじ 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑ございますか。

 

◆くじらい実 委員  報告事項でありましたペアレント・メンターの事業に関する調査結果についてですが、今回、以前出ていたペアレント・メンター事業の再構築と区主導の養成講座の創設という請願が取り下げられたということなので、その中で、今回ガバナンス担当課で報告がありましたので、そこも加味しながら少し幾つか聞きたいのですが、前回その請願の中でお聞きしましたけれども、相談1件の単価が7から8万円というのが明記されていまして、これ確認ですが、最初のペアレント・メンターを設置するときに、1件の単価7万円から8万円というのは、最初からそれぐらいの金額のイメージで設定されていたのでしょうか。

 

◎支援管理課長  特段そういった規定はございません。

 

◆くじらい実 委員  では、特に決まりはなかったという中で、今回ガバナンスの方で報告があった一つが、令和4年度の相談実績が101回と、2ページ目かな、ありますけれども、これ月の相談件数で単純に割ってしまうと、月に8件ぐらいという形になります。


請願文書の方では、相談件数が1か月二、三件、相談1件の単価が7から8万円ということで明記はされていたのですが、これに対する根拠というのはいかがだったのでしょうか。

 

◎ガバナンス担当課長 調べますと、くじらい委員御指摘のとおり、令和4年度は月平均8.4件、101回ということで、委託費560万円ということです。
ただ、委託費560万円の中には、研修、啓発、相談以外の事業もありますので、仮に実施回数全体で研修、啓発を含めると141回になると。それで割りますと、1回当たり4万円弱の単価になるということでございます。

 

◆くじらい実 委員  相談件数だけで見ると、その件数の単価というのが出てくる。多分、電話を受ける場合とかいろいろケースはあったと思います。

あともう一つ、ここで今回出ていますが、(2)のペアレント・メンター経費等の概要についてのウの方で、公私混同と見受けられる事業実態と公的資金流用について、SNS上の会食等の写真というところで触れているのですが、今回、区の方のガバナンスでも、自主事業等に対して区の受託事業収入の流用があったのではないかとの疑いについては事実を確認することはできなかったとありますが、実際のところは会員会費などがあったと思うのですが、会員会費とか研修講師の収入等の自主事業、これをその食費に充てていましたという部分に関しては、これは問題ないのでしょうか。

 

◎ガバナンス担当課長  団体の方からは、持ち寄りとか会費で賄ったものだということでした。
自主事業については、自主事業収入についての使途といいますか、それは特に団体の自主事業として使うことは問題ないと考えています。

 

◆くじらい実 委員  そうしますと、会員収入と会員会費とかで賄っていたという形で受けられると思いますので、特に問題なかったのかなというところだと思います。

今後ですが、来年度から足立区の方で新しいペアレント・メンターの事業形態、前回示していただいたのですが、これ前回伊藤委員から質問していただいて、会計年度任用職員をいつから決めるのかとか、ペアレント・メンターの登録方法というのは多分お答えなかった、まだこれからですというお返事だったと思いますが、それについては、詳細、今、決まってきているのでしょうか。

 

◎支援管理課長  今、くじらい委員から御発言ありました会計年度任用職員の公募時期であるとかそのあたりについては、おおむね冬あたりを考えているものでございます。
また、細かい詳細については、今、検討しているさなかでございます。

 

◆くじらい実 委員  来年度からの事業なので、前回の文教委員会でも正直言うと答弁が欲しかったなというところだったのですが、今の段階でもできていないということで、これは来年度に向けて大丈夫かなという部分あります。
今後、進めていく上に当たって、実際ペアレント・メンターとして登録されている方とか、そういう事業者の方との連携、公平な連携をしっかり取ってもらわなくてはいけないと思うのですが、それについてはいかがでしょうか。

 

◎支援管理課長  今、くじらい委員から御発言ありましたとおり、本当に公平に中立にやっていきたいと思っておりますので、このペアレント・メンター事業、区として主導しながら頑張っていきたいと思います。

 

◆くじらい実 委員  質問ではないですけれども、このペアレント・メンター事業せっかくここまで来ていて、来年度から足立区で事業主体でやっていきますという話なので、先ほどまだ決まっていませんというのもなかなか不安な部分もありますが、しっかりこれは進めていただかなくてはいけないかなと思いますので、よろしくお願いします。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  私からも1点だけ。ペアレント・メンターの件ですが、ガバナンスの方を入れてくださいということで、こうやって結果の報告が来て、事業者としては問題がなかったということ判定を受けているのですが、前回の質問でも言いましたけれども、なぜガバナンスを入れる過程に至ったのかということで、この報告資料の中で具体的に、議員から説明が納得できないなどの申入れを受けということが書いてあります。そこに関して、今度は陳情、請願が文教委員会に付託されたことなどもあり、することにしましたみたいなことが書いてあります。中立的な立場であると書いてありますけれども、この件に関して、特に今ここに対して強く言うつもりはないですが、今後、足立区において、これの説明だけになってしまうと、私たち文教委員会が議会の説明に納得ができずに、そこの請願の紹介議員になって私たちがそれに対して疑義を唱えた場合に、ガバナンスを入れざるを得ないというふうな説明に捉えてしまわれるのですね。要は、納得ができないから徹底的に調べなさいと。これはプロポーザルでお仕事を任せている以上、区と会社との信頼関係がある中で、この説明だとちょっと厳しいのかなと個人的には考えます。

ですので、今回その事業者で本当に白でよかったですが、変な言い方ですが、悪い考えすれば、これ利用してばんばんその会社をガバナンス掛けることができてしまうという立場に我々はいるのかなと思うので、是非、今回のことをきっかけに、どういったことが起きれば所管課でガバナンスを入れて中立的に調べていくのかというルールを決めていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。

 

◎副区長  今、伊藤委員から御指摘いただきましたように、今回につきましては、調査の客観性を持たせたいということで、個別判断でガバナンスの調査ということで入れさせていただきました。

一般的には、例えば業務上のミスとか、様々事故があったときには各所管にガバナンスが入るという運用をしておりますけれども、今回につきましては、実際に事故があったとかミスがあったということが明らかになっておりませんので、そういう部分については、一定程度ルールというか、基準を持ってガバナンスの調査に入ることを決めたいと思います。

従来、庁内で個人情報が流出したとか何か問題があったときには、ガバナンスはすぐ入りますけれども、ただ疑いの段階でガバナンスがどう入るのか。それから、庁内の業務だけでなくて、委託事業者、外部がある場合についてはより慎重にやる必要があると考えますので、今、伊藤委員からお話しあったように、疑いの部分については、一定程度調査に入るルールというか、基準を考えていきたいと思っています。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  是非お願いします。これだけの話だと、学校建築に携わっている建設会社が庭でバーベキューしていたら調べなきゃいけなくなってしまうと思うので、これは本当に大切にルールを決めていただきたいなと思います。

あと1点、今、くじらい委員が言って、ちょっと気になっていることがあるのですが、これは文教委員会で話すことではないのかもしれないですけれども、請願・陳情に関して、先ほど1件当たり7万円から8万円の費用が掛かっているという具体的な数字が出てしまっている場合に、当然私たちも調べなきゃいけないですけれども、この数字を基にこういった議論をしていかなくていけないとなったときに、その取り方によっては、今言ったように全部合わせれば4万円ですよということになります。

これは事務局なのか議会運営なのかによりますが、せめて陳情に関しては、上がってきたものに関してはうーんと思うのですが、私たちもいつ紹介者になるか分からないですけれども、紹介議員になったときに、具体的な数字が入っている場合にそれの根拠も一緒に出していただければ、より議論が進むのではないかなと。その数字が根本的に間違えているもので最初から議論が進んでしまった場合に、いいか悪いかは別にして、全然話が変わってきてしまうのではないかなと思うので、別に今回の件を責めているわけではないですけれども、今後は、私たちもいつ紹介議員になるか分からない中で、この数字がこうじゃないかということに対してはしっかりと根拠を示して話していかないと、何のために何の時間を使っていたのかというのがすごく大きくなってくると思うので、これは要望というか、意見というか、この場所でないのかもしれないですけれども、それはしっかりとやっていってもらいたいなと思います。意見です。

 

○吉田こうじ 委員長  他にございますか。

 

◆長谷川たかこ 委員  ペアレント・メンターに関しては、今回、会計年度任用職員を採用されるということで、是非頑張っていい方を御採用いただきたいなと思っております。

7月の上旬に、ネットワーキングの代表の方にもヒアリングをさせていただきましたら、休日の飲食を伴うパーティーの現状について、その当時のことは大体知っているし、代表の方からは、よくないことと把握していて、今までのよくない流れを変えていきたいというようなお話をいただいております。

今後、足立区が主導してペアレント・メンターの支援の枠組みを新たにつくるのであれば、その方針に従うというお話もいただいておりますので、是非足立区の方でしっかりとかじ取りをして、困り感を持っている親御さんたちの支援に行き届くように全力で頑張っていただきたいと思っております。

それと、出していただきました調査報告についての5ページで、足立区におけるペアレント・メンター事業の立ち上げについて、10月のところで何かこれが親御さんたちの方で事業フレームを提案してそれでできたような書き方になっています。

 

これは事実と全く違うので、その旨ネットワーキングの代表の方にお話ししましたところ、御自身が、代表がこの内容を出されていないと。どういう内容が出されたのか私は知らないというお話を数日前にいただきました。

当時、部長は定年退職された方でしたし、障がい福祉センターあしすとの所長は全く違う方でした。ヒアリングを取られた方とは全く違う方で、この立ち上げた現状については、定年退職された方がよく御存じなので、事実確認をきちんと取るのであれば、その方に確認を取られなければ、この事実はきちんと表には出ません。全く事実とは違う内容ですので、そこの部分は区としてきちんと詳細を把握していただきたいと思います。
 

私も、ペアレント・メンターについては、早稲田大学マニフェスト研究所で優秀政策提言賞受賞しておりますので、この点については厳しく言わせていただきます。

 

○吉田こうじ 委員長  要望でよろしいですか。

 

◆長谷川たかこ 委員  はい、要望です。