子ども・子育て支援対策調査特別委員㉞:足立区が明石市と品川区を視察・母子保健と児童福祉の連携(緩やかな相談から)・新たな視点での取組が必要【子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願】
○水野あゆみ 委員長 次に、請願・陳情の審査を議題といたします。
受理番号16 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願、受理番号17 出生率改善・産みやすい環境を整備する施策を求める請願、以上2件を一括議題といたします。
前回は継続審査であります。
執行機関は何か変化ありますか。
◎あだち未来支援室長 今月の2日、10月2日に、子育て支援に力を入れている明石市を子ども家庭部、衛生部、こども支援センターげんきと共に訪問してまいりました。駅前のパピオスあかしという施設を視察させていただきまして、母子保健と児童福祉の連携については非常に参考とさせていただきました。この明石市の事例や他の自治体の好事例を参考に、今後とも区の子ども施策に参考にして生かしていきたいと考えております。
○水野あゆみ 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆長谷川たかこ 委員 品川区において、おむつ宅配で見守り強化を行い始めました。区では、明石市の視察をされたとのこと。
明石市では、おむつ宅配も見てこられたかと思いますけれども、積極的なアクションを掛けていくことが大切だと思います。
ほかの自治体でも、これらの取組を行われているかと思います。明石市の状況を今回、見てこられたということですが、足立区においては、今後、検討しようかというふうになりましたでしょうか。
◎衛生部長 私たち衛生部の方でも品川区にも視察に行ってまいりました。事業開始前でしたけれども、情報収集してまいりました。私、明石市にも行ってまいりましたが、どちらでも言われた言葉が、保健師とか児童相談所のようなところの本格的な相談に入る手前の緩やかな相談という言い方をしておられました。例えば明石市ですと、保育士などが行ったり、あるいは研修を受けた職員がいる部署がございまして、そういったところが紙おむつの宅配をしながら、その手前の相談をしていて、その中で、この世帯怪しいなという言い方をしていましたけれども、怪しいなという世帯が見付かったら、保健部門ですとか児童相談所部門につないでいるというお話も伺ってきました。ですので、そういったところでは、家の中に引き籠もっていて、なかなか外に踏み出せないお母さん、保護者のところに毎月何かを届けながら、玄関先でも、できれば本当は中に入るのが一番いいということなのですけれども、お話しできるというのは一つのメリットだろうと思います。
一方で、メリット、デメリットがあったのですが、デメリットについて言えば、これはどちらの、品川区も明石市も申請主義でした。明石市ですと、まずは登録をしていただいて、そこは99.5%の登録率だそうです。ですけれども、今、明石市は出生2,500人ぐらいなのですが、この紙おむつの宅配を毎月受け取っている人は2,200人前後です。里帰りなどしている方は受け取っていないということもありますが、自分が注文して、このサイズのおむつとか、この離乳食というふうに注文しないと、結局はおうちに届けに来ないということです。
品川区も同じように始めるのですけれども、職員が言っていたのは、品川区という土地柄で1月当たり3,000円の品物に対して区民がどのくらいこれを登録してきて使うのかは未知数だ。ただ、やはりあちらも区長が掲げた公約ですので、まずはやってみるということでしたけれども、そういうお話がございました。
ついては、一長一短がある事業ですので、いいところは私たちも取り入れながら、きっとこれからは保護者の支援の中で緩やかな相談というのも必要だと思いますので、区としても、まだまだすぐに答えが出せるわけではないのですけれども、引き続きどういう事業がいいかというところは検討したいと考えていて、これは区長、副区長、教育長も入って、いろいろな部が、部長、課長が入って、今、話し合っているという状況でございます。
◆長谷川たかこ 委員 品川区も視察されたということで、これからいろいろ足立区も建設的に考えてくださるのかなと思える内容、ありがとうございます。品川区のお話から、緩やかな相談に至る内容の中で、会派の中でいつも議論していることは「緩やかな相談」は、児童虐待や孤立を防ぐことにつながるからやるべきだという話しをしております。そこに尽きるのです。保護者の孤立を防ぐためにも、畳みかけたアクションをすることによって、行政の目であったり、地域の目などで防いでいくということが需要です。
是非今後もっと積極的にいろいろな自治体を研究しながら、構築していただきたいと思います。期待しております。よろしくお願いします。
◆さの智恵子 委員 私も品川区、今、馬場部長からお話がございました。決算特別委員会中だったので行くことはできなかったのですが、この所長にお電話で、実は私もヒアリングをさせていただきました。対象となる子どもが3,400人ということで、品川区の人口から比べると、私は多いなというふうに思ったのですが、品川区、「子育て・教育で選ばれる品川」というのをコンセプトに掲げておりまして、大変力を入れているということでございました。今、3,000円相当のおむつを含め56品目もあるということもすごい内容なのですけれども、やはり申請制ということもありまして、すばらしいなと思ったのが、不在の場合はどうするのですかと聞いたところ、置き配はせず、持ち帰るということがすばらしいと思ったのです。毎回チェックリストに御記入いただいて状況を見るということでありまして、一番の導入の理由は、3・4か月健診が終わると、1歳まであとは病院に行っての健診になるので、なかなか区がその方たちと接触することができないということで、やはり危機感を持ってその期間に支援をしたいということで、ずっとこの子ども・子育て支援対策調査特別委員会でもポピュレーションアプローチということが出ておりますけれども、本当に全お子様に対してアプローチをするという、大変そういう視点だということもございました。
ただ、やはり申請制なので、本当にこの3,400名対象となるお子様の何名が申請されるかは分からないのですけれども、でもやはり助かるというお声は届いているということでもございましたので、本当にそういう事例を参考にしながら、明石市、また、品川区でも始まっておりますので、こういう事例を是非参考にしていただいて、足立区でお子様をどうやったら支援できるかという本当にそういうところについてもしっかりと進めていただきたいと思いますが、本当にもう視察も行かれておりましたので、私も聞いて、すごいなと思ったところがありましたので、こういう事例も是非参考にお願いしたいと思いますが、改めていかがでしょうか。
◎衛生部長 私もそういったお話も聞いてきて、置き配にしないところはアイデアだなというふうに感じました。一方で、あちらは9人だか10人雇って運転手を、その専用のトラックをつくって委託して行うということでしたが、11月中旬から始める、で3,400人を対象で、実は予算を聞いてまいりましたら、それで1億8,000万円なのだそうです。ですので、やはり物も掛かりますけれども、毎月配送代もかなり掛かっていますし、何かあったときにそれを情報を集約して、誰が相談に乗るのかとか、それをどうやって保健センターとかそういう児童相談所部門につなげるのかとか、そういったところまで全部パッケージにすると、かなりのお金が掛かる事業でもあります。ですので、改めてそういったところも見ながら、本当におむつがいいのかとか、どういうふうにアプローチするのがいいのかということは、また区の方でも検討したいと考えます。
◆さの智恵子 委員 分かりました。特に0歳児は虐待のリスクが高いということで、品川区でも全体の65%が0歳児ということもありまして、その危機感もあるということでもございました。本当に足立区でも参考になるところは参考にしていただいて、今後しっかり検討もお願いしたいと思います。これは要望です。
◆ぬかが和子 委員 私は、副区長がたしかいたと思うのですけれども、決算特別委員会でも申し上げた、幾つか審議会に出させていただいている中で、男女共同参画の審議会の中で、区民委員の方、公募なのか団体選出だったのか忘れたのだけれども、衝撃的な発言があったのです。それがこの健診時のアンケートのことだったのです。本当に衝撃を受けて、何かと言いますと、多分、委員だった方は覚えていらっしゃると思うのですけれども、この子育てが楽しいかとか、そういうことをチェックする中で、このリスクがあるお母さんたちを見付けていくということになるわけです。非常にいらいらしているとかどうとか、それが健診を受けるお母さんたちの中でこういう話になっているというのです。子育てが楽しいとか、楽しくないとか、そういうふうに答えると要チェックになっちゃうと、保健所に情報共有されちゃうし、後で連絡が来ちゃうよと、それは共通の話題になっていて、だから無難に大丈夫な回答をしていると、見張られるのは嫌だというのが当たり前の会話になっているのだというのを発言していた方がいて、非常に衝撃で、それじゃ困っている人が困っているという声を上げないということじゃないと。その場で、たしか区の方で一生懸命そんな情報は個人情報だから共有しないのですよ、大丈夫ですよと回答していたのだけれども、その当該委員は、ああ、そうですかってなるけれども、一般的にそういう話が出ちゃっているという話は非常に衝撃だったのですけれども、その場にいた方、教育長でしたか、誰かいらっしゃいましたよね。いなかったでしたか。
◎地域のちから推進部長 男女共同参画の会議でと先ほどおっしゃいましたけれども、自分が出るときもあるのですけれども、自分が出たときの記憶はないです。
◆ぬかが和子 委員 とにかく、そういう会話がされているというのです。そう考えると、アンケートはいいと思うのです。それで私、実はアンケートを事前にくださいといっていただいてきたら、確かに、どの健診でもアンケートの中で共通しているのが、子育ては楽しい、当てはまるか、当てはまらないとか、それから、いらいらするかどうかとか、そういう項目が必ずあるわけです。ここに実態と違う回答をされちゃうということについてはどうですか。
◎衛生部長 実は、職員の健診やら病院にかかるときもそうなのですが、私たちこのアンケート、実は問診です。診察や判断の材料にいたします。ただ、体重でさばを読んだりとか、例えば歯磨きの回数が違っていたりとか、そういったことはあるというふうに見込んでおります。実際に、私たちも、楽しそうじゃないのに、楽しいに丸を付けているお母さんには会っておりますし、これだけで判断しないようにしておりまして、目の前で抱っこしている赤ちゃんがぐずったときに、ちょっとのぞき込むような視線で「どうしたの」と見る方もいれば、楽しいに丸を付けていても、見捨てるような視線で「何、この子、今泣いちゃって」というお顔をするお母さんもいますので、それだけで判断しないように、ほかの情報も取りながら確認しています。別に楽しいを直したりはしないのですけれども、お母さんはこういうふうに表現したかったのだなというふうに受け止めるのと、あとは私たちが健診をやっている以外でも、6か月、9か月で健診を受けたりもしますし、あるいは地域の方とも会ったりします。医師や看護師の方で、このお母さん、それこそ要チェックだなとなれば、私たちのところに連絡も入りますので、できるだけ健診では見落とさないように全体を見るようにいたしますし、また、地域からそういった連絡があれば、その方の支援に回れるように、見落としがないように進めていきたいと思います。
◆ぬかが和子 委員 それは本当に大事なことだなというふうに思います。ただ、恐らくそういうふうに衛生部長はそう答弁されているけれども、例えば楽しいにチェックして、子どもを抱っこしていて、そのときに泣いていなければ気が付かないこともあるわけです。だからそういうことは十分に認識しながら健診も当たらなきゃいけないのだけれども、そういう点で、私、先ほど来、明石市と品川区の話が出ているように、ポピュレーションアプローチ、毎月訪問することでいろいろな様子の変化やそういうものを見ていく人をつくる、このことが本当に大切なんじゃないかなと。健診のときの話に衝撃を受けまして、これだったら、これで一生懸命、いわゆるASMAP対象の妊産婦を例えば見付けましょうとか言っていても、それに逃れちゃう人はそんな会話されているのでは、当然出ちゃうわけです。だからこそポピュレーションアプローチで継続的に見られる、そういう体制が強化が必要だというふうに思っているのですけれども、どうでしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 昨日申し上げたのですけれども、明石市の見守りの支援員の方が非常に熱心にこの対象の方に毎月会っているのです。どういうことなのかというと、まず訪問して扉を開けてもらって、保護者と子どもと会う。まずはそのことに対して大変な、月間2,400回ぐらい9人でやるのですけれども、まずは会うことなのだということをおっしゃっていました。それはデータ的なこととかじゃなくて、肌感覚で先月とちょっと違うなということに気付いたりですとか、恐らくそういったことなのだろうと思いますけれども、まずはその扉を開けてもらって会うということにすごく努力をされているところが一番我々印象深かったところでございますので、今後は足立区における子ども・子育て支援施策をやっていく上でのアプローチ手法としては、やっぱりそういったところを基本に置くということは大事なことなのだろうなというのが確認できたところでございます。
◆ぬかが和子 委員 本当にそうだと思うのです。前から申し上げているように、こういう行政サービスにかからないで、出産後お亡くなりになった赤ちゃんがいました。どこにも相談も行ってなかった。その人はこのサービスがあったからつながるとは限らないけれども、少なくとも先ほど品川区で3,000円のおむつ、ベビー用品をどれくらい申し込むのかという話があったけれども、少なくとも足立区は品川区とそういう点では状況も違うという点で、だからこそチェックされる健診とか検査じゃなくて、健診、検査は否定しないです、それはそれでいいのだけれども、そう思われてしまうものではなくて、それで何かくれるのだということで対面でくれるということが、心も含めての扉が開くことにつながるだろうというふうに思っていますので、是非そういう方向でやっていっていただきたいし、私も実は全国のおむつの宅配を、予算修正を昨年度するときに調べさせていただいたのです。もちろんそういう専門の熱意ある人がいれば絶対いいのだけれども、だからって、生協とかで女性の配達員の方が担っているところが駄目かというと、そこもそうでもないのです。やっぱり子育て経験がある女性の方という限定してお願いしているということで、子育て経験がある女性の配達員が生協の方だったのだけれども、やっぱり同じように渡す。ただ、その場合、確かに置き配もあると。ただ、置き配の場合も、やっぱりずっと置き配だったよということが記録で残ると。だからやり方は足立区に合ったやり方でいいけれども、いろいろなやり方を検討しながら、本当に漏れがないようなそういう仕組みにしていっていただきたいと、考えていっていただきたいと思いますが、最後、教育長どうでしょうか。
◎教育長 先ほど衛生部長からもお話がありましたとおり、教育委員会としても、今、ぬかが委員がおっしゃられたように、一人一人の妊婦の方に寄り添いながら、どこまでどういう形ができるのかということについては検討しておりますので、少しお時間をいただきたいなというふうに思っております。
○水野あゆみ 委員長 ほかにありませんか。
◆野沢てつや 委員 この赤ちゃん見守り訪問、おむつミルク無料配布事業についてなのですが、皆様の御意見等をお伺いすると、やはりこれポイントは物ではなく見守り、そしてポピュレーションアプローチ、そうふうにあるのではないかと思うのです。私、昨日決算特別委員会で70歳以上の方のヤクルトの配布について、ジョワ、ヤクルトは毎日飲めないからジョワにしてくださいということでお願いしたのですけれども、あれは月曜日から金曜日まで毎日ヤクルトレディの方が届けてくださるのです。今回例えばなのですけれども、品川区の方で、3,000円相当ということで育児用品を配布するということなのですが、一方で、予算がかなり掛かるということ、そう考えると、正直なところ、そんな3,000円という金額とかそういった規模にこだわらずに、もう少し予算の許す範囲で少額のものでいいので、ただ一方で、非課税とか課税とか、そういう所得によって制限を設けずに、全妊婦とか全子育ての方に対してポピュレーションアプローチを行う。だから、できれば足立区に関しては月1回じゃなくて月2回やるとか、そういった見守りに対して重視するような姿勢で臨んでもいいのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎子ども家庭部長 先ほどから様々御意見いただいておりますので、足立区としてどんな形でできるか、今、検討を始めておりますけれども、今後、議会の御意見も踏まえてよりよい形でできるように検討してまいります。
◆野沢てつや 委員 やはり足立区ですとやっぱり人口規模が大きくて、それだけ予算も掛かってしまいますので、予算の許す範囲で足立区に最適な手法を考慮していただいて、是非実施していただけたらと思います。
◆伊藤のぶゆき 委員 様々な意見があって、子どもが生まれて不安があるお母さんたちを見守っていかなきゃいけないというお話なのですけれども、1点確認したいのですけれども、子どもが生まれるじゃないですか、私も、今、子どもがいますけれども、子どもが生まれて多分親になる母親の方って、10か月、十月十日おなかの中で育てるのでありますけれども、なかなか男の親って親になるのに時間が掛かるのかなと私自身も正直思うのですけれども、子育て楽しいですか、楽しくないですかというアンケートの取り方もそうなのですけれども、行政として、子どもが生まれて幸せで子育てが楽しくなきゃいけないみたいな世の中の風潮って多分あると思うのです。例えば子どものことを少し言ったら、「子育ては楽しくないよ」とかと言ったら、ひどい親に見られるのではないかとか、実際問題、私、生まれて、一番最初の子は未熟児で生まれてしまったので、ミルクも全然、おっぱいで飲めなかったものだから、3時間に1回ぐらいずつ起きてあげていたのですけれども、正直なことを言うと、やはり半年も1年もたってきて今度夜中寝なくなってくると、ここのところです、あんまり公の場で言っちゃいけないかもしれないけれども、本当に夜中の1時とか2時とか3時とかに、たまにぶん投げたくなるような気持ちになるときは本当にあったのです。でも多分、子育てしている親って少なからずそういうふうに思ってしまうときとかもあると思うのですけれども、そういったことが感情として起きてしまうのですよ、みたいな、要するに案内みたいなの、要は子どもが生まれるときに、これから幸せな家庭ができますよというのはもちろん、今、私も子どもが3人いて、それは楽しい思い出もあるし、今いてよかったなと思いますけれども、やっぱり小さい頃ってすごく大変だったなって、早く大きくならないかな、早く洋服を着てくれないかな、自分で御飯食べてくれないかな、でも、それができるようになってくると、あの頃に戻ってくれないかなみたいな寂しい気持ちがあるのですけれども、行政として、生まれるときに、みんなこういうふうなことは思いますよ、みたいな、案内みたいのは出してあげるのですか。要はマイナスな部分というのですか、いいことだけじゃなくて。
◎保健予防課長 母親向けだけではなくて、例えばファミリー学級みたいなもので妊娠中に教育を受けるというのもございますし、それからハンドブック、「父親ハンドブック」というのをお配りしたりとか、やっぱり同じような意見がありまして、去年途中からですけれども、「パパは楽しい」という育児ブックとか、あと「若葉マークのパパ」とか、いろいろな冊子を作りまして説明をするようにして、今後こういうことが起こりますよということを説明するようにいたしております。
◆伊藤のぶゆき 委員 あともう1点、先ほど言ったようにおむつを宅配して、要するに、心にリスクがあるお母さんたちを見付けましょうということもあるのですけれども、さっき言ったように、1か月に1回家に来られて、持っていかれてというのもあるじゃないですか。例えば運送費が膨大に掛かってしまうとか。そうした場合に、例えば足立区としては1か月に1回でもいいのですけれども、近くの住区センターに取りに行って、必要としている、要は必要としてないで来られてもちょっと不安だったりとか、毎月来られてもあれだけれども、四、五か月ぐらいたってみたら少し疑問に思ってみたりとか、少し悩み始めたときにだけ行けるみたいなことを考えることもできるのですか。
◎衛生部長 実は私どもコロナの間は一時期止まっておりましたが、住区センターで月に1回か2回は赤ちゃんの育児栄養相談というのを行っております。すこやか相談という名前で、昨年ですと約300回ぐらいやっていて、3,000人ぐらいの方が来ております。一つはそういったことも考えられるかもしれません。
ただ、私が明石市に行ったり、品川区でお話を聞いてきた限りでは、多分そういったところに出てこない方向けに何かできないかということを検討しているかと思うのです。公園デビューと前はいいましたが、公園に出掛けていって、ママ友ができて、育児友達ができて、多分そういったところでコミュニケーションが取れて話ができるようなお母さんたちはあまり心配がなくて、家に籠もりがちで外との接点がない人向けに何か緩やかな相談を始めようとしている自治体があるというふうに認識しました。
◆伊藤のぶゆき 委員 最後にします。さっき言ったように、結構いろいろなコミュニティに入っていったりとか、デビューしたりとかというのは入っちゃえばいいのでしょうけれども、大変だと思うのですけれども、決算特別委員会をやっていてふと思ったのですけれども、岡安委員がメタバースの話をしていたじゃないですか。メタバースの空間っていいなと思っていて、要するに、私もそうですけれども、子育てのこととか、みんな子どもかわいいですよねって言わなきゃいけないみたいな雰囲気が世の中に蔓延していて、文教委員会も子ども・子育て支援対策調査特別委員会も子どもと言われちゃうと、途端に言っちゃいけないことが、とにかく子どもは大切に育てなきゃいけないんだよみたいな雰囲気がすごく、僕自身はそっちの雰囲気の方が実は怖くて、だとしたら、そういう空間をつくってあげて、匿名で、いや、中には多分本音でぼろくそ言いたい人もいると思うのです。それ言っちゃうと虐待だとか、さっきの話じゃないけれども、楽しくないイコール虐待だ、いや、楽しくないときもあるじゃないですか、正直なこと言えば。それも踏まえて思い出になっていって、多分幸せな家庭になっていく確率というか、家庭が多いと思うので、昨日話を聞いていて、おむつの宅配とか、顔もそうなのですけれども、匿名でつくれる空間というのですか、LINE上じゃなくて、そういったものもつくってみたらいいのかなみたいに思うのですけれども、いかがですか。
◎衛生部長 メタバースということも今後もちろん視野に入れて検討したいと思いますが、実はファミリー学級、母親学級を区で受けていただくと、今までですと、生まれてから半年間はOB会というのもやっておりました。コロナ禍はやはり場所がなかったり人手がなかったりしてお休みしておりまして、今、再開しているところですが、実は生まれてから半年後、毎月集まると、そこはそんな楽しい話ではなくて、もういかに生まれたら、おっぱいも張って、母乳がつらくて、夜中のおむつ替えはおたくは何回か、うちはこうだとか、うちは諦めて朝までおむつをしたままでやっているとか、そういう話が山盛り出てきまして、やっぱりそうやって話しながら、皆さん子育ては正直やっぱり苦労が多くて大変なことで、人によってはそれこそ女性でも髪の毛が抜けながらおっぱいをあげたりして育てていくのですけれども、そういうのを独りだけじゃなくて、みんなも同じ思いをして苦労しながら育てているのだなというのが、ゆくゆく子どもに愛情を持って接していけるような親に成長していくのだと思いますので、まずは私たちファミリー学級の後のOB会というのをしっかりこれからも継続しながら、メタバースというのも一つのアイデアだと思いますので、それも検討していきたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 伊藤委員のお話を聞いていたら、何か言わなきゃと思ってしまいました。前からもお話はしているのですが、うちの場合は3番目の娘は生後2か月から小学校に入るまで一つのお稽古を、会社名を言うのはあれですけれども、リトルランドという所に通っていて、生後2か月から毎週1回行くと60分、後半になると4歳ぐらいから90分母子分離で、先生方2人が見てくださるのです。毎週となるとですが、うちの場合は夫が自営業なので夫が行くこともたくさんありました。
夫が初めての子育てで、いろいろと行きづまってしまっても、先生方が物すごく励まし、褒めたたえてくれました。「お父さん、頑張っていますね。これはこういうふうな感じでこういう行動が出ているから、こうなのですよ。お父さん頑張って、頑張って。」と、子育て経験をした先生方がずっと6年間寄り添って毎週声掛けをしてくださって。我が家はお稽古を通じて得るものがありました。
先生方とも今でもよくお話をしますが、このような機会を行政主導で、多くの子どもたち、それからお母さんやお父さんたちに提供できたら。どんなにみんな励まされるだろうなと。
6年間毎週いつも見ていただいたので、本当に身内のような存在でもあり、今、そこを卒業してもずっとつながっています。
そういう子どもの成長を楽しみながら、親も成長できるような場を行政主導でつくっていただきたいということを切に思います。できればそういう方向性も考えていただきたいと思っております。いかがでしょうか。
◎子ども家庭部長 今、長谷川委員からのお話がございましたけれども、恐らく多くの保護者の方は、現実問題としては、長く預けるというとやはり保育園であったり、幼稚園であったりということになるかと思います。ですので、私ども、今、お話を聞いていて思ったのは、やはり保育園や幼稚園で保護者の方に寄り添えるような取組、ただ、皆さんお仕事とかも忙しくて、なかなか朝とか夕方とかお話しする時間も厳しいとかいろいろ状況はあるのですけれども、やはり私どもとしては、まず、保育園や幼稚園でのそういう保護者の方に寄り添って、一緒に悩みながら褒めて育てるというか、そういうような取組を改めて各保育士、園の方などにもしっかり伝えてやっていければと思っております。
◆長谷川たかこ 委員 それは是非、やっていただきたいと思います。
我が家も幼稚園選びでいろいろな幼稚園に当たってみたときに、40人に対して先生が1人しかいない状況の園がありました。ボタンも全然ちぐはぐに掛けた状態で帰ってきて、お母さんたちが嘆き悲しんでいるという話を保護者からも聞いたこともあります。子ども一人一人へのケアが行き届いていない幼稚園もあります。現場がなかなかそこまで追いついていないようです。
この請願にもあるように、子ども版地域包括支援センターをつくってもらいたいっていう趣旨は、国の方では子育て世代包括支援センターをうたっており、足立区においても保健所を起点にしてつくっていらっしゃると思うのですが、なかなか縦割りの弊害で連携機能が取れていないようにお見受けしております。是非とも先ほどお話ししたような視点を包括支援センター、子どもケアの中に入れていただき、つくり直してもらいたいと思います。いかがでしょうか。
◎子ども家庭部長 今、こども家庭庁ができて、国の方からもいろいろな方針が出てきています。まだ詳細等分からない部分もありますけれども、それらも踏まえて、私どももこれまでの保育とかだけではなく、新たな視点での取組が必要だというふうに思っております。先ほどから各委員からもいろいろな御意見を頂戴しておりますので、それらを踏まえて、区としても新しい施策、新しい取組について、しっかり検討しながら考えていきたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 是非、子ども版地域包括という拡充させた支援を構築すべく、これらの視点を盛り込んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
◆佐藤あい 委員 私からも少し確認をさせていただきたいです。やはりぬかが委員もおっしゃっていたのですけれども、アンケートでは隠そうとするということは、特に虐待をしていたりとか、やましいことと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、問題がある部分を隠そうとしてしまうという心理が働くことはあると思います。私、フードパントリーのボランティア活動などで宅配で御自宅に伺うということもさせていただくことがあるのですが、そういった中で、やはり家に行ってみて、お母さんだけと話していればそんなに、元気そうに話をするけれども、でも、見えているお部屋の中の状態を見ると、ここで子育てしているのかというのが心配になるような御家庭とかもやはり見えてきます。本当に、そういったところはやはり伺うということが大事だという点があるのかなと思っていて、行政で全てをやっていくことが難しいところもあるのかもしれないので、今やはり民間で足立区内でも様々な団体、そういった宅配だったりとか自宅に伺うということをやっていらっしゃる団体は増えてきていると思います。そういった中で、そういった民間に協力を仰いだりとか、ヒアリングをするというようなことは行っておりますでしょうか。
◎あだち未来支援室長 ヒアリングは随時行っておりますし、実は本日も子ども食堂&フードパントリーのフォーラムというのがNPO活動であるのですけれども、そこでもやっておりますし、あと夏休みの小・中学校はフードプロジェクトといって、夏休みの給食のない間の宅配もやっております。様々な意見を聞きながら、また、民間の力を生かしながら一緒にやっていきたいというふうには考えております。
◆佐藤あい 委員 是非進めていただきながら、そういった民間の力も借りることで全世帯というところに対応をする、全部を行政でではなく、民間にやっていただくところと、行政が担っていくところというところで分業をしていくというような形で、全世帯に対してのアプローチをしていただけたらなと考えておりますが、いかがでしょうか。
◎あだち未来支援室長 我々としましても、協働・協創という観点からも、行政だけでできないところは是非協力しながらやっていきたいと考えております。
◆佐藤あい 委員 是非お願いいたします。先ほど、伊藤委員もおっしゃっておりましたけれども、実際に子育てが始まってみて、こんなじゃなかったとかという、今までのイメージと違って苦しんでいるというようなお母さん方は多いと思いますし、私自身も最近、「夫が寝たあとに」というテレビ番組を見たことがある方はいらっしゃいますでしょうか。いらっしゃらないですかね。横澤夏子さんとミキティさんが出ている番組で、お子さん3人を育てていらっしゃる、ゲストの方を招いてという番組なのですけれども、私も3人の子どもがおりまして、実際にお母さん方のこういうことあるよねというような愚痴を言い合っているようなところで、すごくそれを見ているだけで、私、それはあるあるというので、同じ思いをしている人がいるということがすごく救いになったり、うちだけじゃないのだなというすごく安心感にもつながると思いますし、そういったことを吐き出させるところがあるとすごくいいなというふうに感じていて、例えばLINE、SNSだったりとかで顔が分からない、個人が分からないような状態でも吐き出せる、つぶやけるみたいな、そういった状況をつくれるといいのではと考えているのですが、いかがでしょうか。
◎子どもの貧困対策・若年者支援課長 そういうお母さん方の集まりの場など、子どもの居場所も含めてですけれども、子ども食堂やフードパントリー事業、宅配事業などを通じて、今、民間の力を借りて行っています。それで全部、今、足りているとは思っていませんが、行政がやることと民間にお願いして対応していただくこと、そういった役割分担をしながら1人も漏らさないというような方針の下、進めていきたいと思っています。
○水野あゆみ 委員長 よろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○水野あゆみ 委員長 では、質疑なしと認めます。
受理番号16と17、2件の各会派の意見をお願いいたします。
◆かねだ正 委員 他都市のいいところは是非取り入れられるものは取り入れていただきたいと思いますけれども、そこには先ほども話が出ましたけれども、やっぱり予算が掛かってくることなので、その費用対効果も含めてやはりしっかりと検討と言っていましたので、検討していただきたいと思います。でも、今回出ている請願については、もう少し議論を深めていきたいと思いますので、両方とも継続で。
◆佐々木まさひこ 委員 おむつの宅配事業一つとってみても、様々な課題があるのだなということが今の議論の中からも見えてきたなというふうに思うのです。私も泣き声通告を受けて、こども家庭支援センターの職員の方の訪問を受けたお母様から相談を受けたことがあって、丁寧に多分、こども支援センターの職員の方は訪問されたとは思うのですけれども、いわゆる虐待を疑われたということで非常にショックを受けたということで、ごく普通に子育てしているのにというようなことがあった。やはりそういった事柄一つ一つ取ってみても様々な課題があるのだろうなというふうに思いますし、社会全体が子育てを温かく見守りながら応援していく、そういったことを社会はつくっていかなきゃいけないのだということで、様々これからも課題がいろいろあると思いますので、継続を主張いたします。
◆ぬかが和子 委員 まず、請願の子育て包括支援センターなのですけれども、これ、もうこの期の前のときから私は最初から申し上げて、国が子育て世代の包括支援センターということを位置付けるようになったときに、実際には、足立区のセンターありますよ、保健所ですよ、若しくはげんきですよと言われても、そういうふうにはなっているとは親は全く認識してないと、これではないのと同じじゃないかということをそれこそ何回か申し上げたことがあるのです。そういう点では、やはり親が本当によりどころとなるような子育て世代の包括支援センターというのは必要だろうと思っています。
それから、先ほどこのアンケートのところからの質疑をさせていただいたのですけれども、その中で、誰でも子育てはつらい思いをすることはあるというお話もありましたけれども、実は、私はつらいと思ったことが本当になくて、この時期を早く大きくならないでと思っていたわけです、議員になってから出産して。それは何でかと言ったら、0歳の保育士をやっていたから、この先はこうなるのだ、それからこういうことがあって当たり前なのだというのが全部分かるから余裕を持って子どもを見ていられる、だから泣いているのもかわいいのです。そういうことを振り返ると、やはり先が見えないからみんなつらい思いをしている、先が見えない、それとともに先が見えないことを誰にもしゃべれない、外に出る親はまだいいのです。訪問した家庭で、本当に人と接触をしないお母さんがいました。そういう人をやっぱりきちんとつかんで、そしてそういう人を独りぼっちの親をなくしていくということはとても大事だと思っています。そういう点で、是非2つとも採択をして、この議会としても区に求めていくべきだというふうに思っていますので、採択です。
◆野沢てつや 委員 執行機関の方々も明石市の方に視察に行ってくださったりして情報収集をされている、そして委員の方もいろいろ情報収集をしている最中です。ですので、今後もう少し議論を深めたいと思いますので、両方とも継続でお願いいたします。
◆長谷川たかこ 委員 今、子育て、2人終えて4人ですけれども、最初のときは子育てするのがすごく楽しくて、この子があと99人いてくれたらどんなに私は幸せなのだろうと思いました。3人目、4人目を産んだときは、あと5人、6人、もうちょっと若かったらきちんと育てる自信があるから、もっと産みたかったというふうに思っていました。そういうふうに思えるような子育てスキルを足立区行政が主導で、親に提供できれば、親たちはそれで励まされて、「ああ、もっと子どもを産もうかな」と思える人は必ずいると思います。子ども版地域包括支援センターというものをしっかりと構築して、足立区で子どもを産み育てたいと思えるような、心から本当に思えるような足立区を是非ともつくっていただきたいと思います。2つとも採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 どちらもまだまだ議論を深める必要があるかなと思っておりますので、先ほど民間と行政の役割分担というお話もありましたし、足立区にとってはどういうやり方が最適かというところを議論を深めていきたいということで、2つとも継続でお願いします。
○水野あゆみ 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○水野あゆみ 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査となりました。


