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✩文教委員会㊱【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】【不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願】

(5)受理番号15 不登校の子どもたちや発達障がい特性のある子どもたちとその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願

(6)受理番号36 不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願、以上2件を一括議題といたします。

前回は継続審査であります。

また、報告事項(7)不登校未然防止事業の進捗状況についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いします。

 

◎教育指導部長 恐れ入ります、文教委員会の報告資料27ページをお開きください。
件名、所管部課名は記載のとおりでございます。
こちら六月中学校で現在モデル実施をしている未然防止事業の進捗状況を御報告するものでございます。

この文教委員会の中でも別室登校支援との違いが分かりにくいというような御意見もいただいておりますので、項番1のところで、本事業と、それから別室登校支援の違いが分かるような1表にまとめてみました。

対象者のところは、別室登校が自立登校できないお子さんが中心であるのに対して、自立登校はできるけれども教室にずっといられないようなお子さん、生徒を対象としております。それから一番大きな違いは、指導員・支援員のところ、支援内容のところを御覧いただきまして、学習指導に対応できる校長OBだったり、教員OBだったりが常駐している、ここが大きなところかというふうに考えております。また支援内容も、別室登校が寄り添い支援であるのに対して、相談や学習支援にも対応、この違いをこちらでお示しをしております。

項番2でございます。
現在、六月中学校の別室支援、SSRに通っている生徒は、10月末時点で18名おります。その事例を項番3のところでピックアップをしております。

事例1を御覧いただきまして、教室にはずっといられないのですけれども、ここのSSRができたところで、ここに来て毎日9時から15時まで勉強したり、それから先生に相談をしたり、簡易卓球をしたりということで、学校の中で居場所がなかなか見つからなかった生徒の改善が見られたという案件でございます。

ほかに事例を2つほど載せております。ずっと教室にいられないお子さんがここでスタッフに相談事をしたり、お話をしたりして、教室に戻るというような事例が見られております。

次のページ28ページを御覧ください。
今後の方針でございます。
現在、指導主事が六月中学校に訪問などしまして、生徒の状況を共有しているところでございます。支援の成果指標を設定しまして、事業効果を図っていきたいというふうに考えております。
設定例を(2)のところで3つほど挙げさせていただきました。
教室に戻るといったような、こういった事例だけではなくて、行動の変容が見られた生徒、例えば先ほどの事例1の場合ですと、教室にずっといられなかったものが、このSSRのところでは1日いられるというように行動が変わってきております。そういったところを見て、今後、効果検証してまいりたいというふうに考えております。

 

○吉田こうじ 委員長  それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。

 

◆くじらい実 委員  私も報告事項の方で幾つかお聞きしたいのですけれども、10月からモデル事業として開始されたということなのですが、この1の既存事業とモデル事業の差異について明記していただいているのですけれども、一つ支援場所については、六月中学校では両支援を同室で実施となっておりまして、これ何か同じ部屋でということだと思うのですけれども、これは何か意図があって同じ部屋になっているのでしょうか。

 

◎教育指導課長 もともと登校サポーターが対応しているお子さんは、もともと学校に来られなかったのをサポーターに付いてきてもらってというのでやっているのですけれども、この子が実は登校している子たちがこのルームに来ることに対して拒否反応がない、要は一緒にいいよという感じなので、今、一緒にやれているという状況です。これがもし一緒で駄目だということであれば、当然部屋を分けていきますし、その辺は子どもたちの状況に応じて臨機応変にやっていこうかなというふうに考えております。

 

◆くじらい実 委員  今、既存事業の方で登校サポーターに付いてきてもらっている生徒が、いいよということでやっていらっしゃるということ、それは効果的にはいい効果を望めているということでよろしいですか。

 

◎教育指導課長 たった1人でいるよりも話相手にもしなれるのであればなったり、一緒に勉強を考えていったり、そういう時間も取れるようであれば、効果的に使えるのかなというふうに考えております。

 

◆くじらい実 委員  そして、今回モデルケースを六月中学校でやっていただいているのですけれども、これはほかの学校でやる場合もこういうケースというのはあり得るのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

 

◎教育指導課長 当然、2つ部屋が使えるように準備はしていかなければいけないと考えております。ただ、その子どもたちの状況に応じて一緒の方がいいというふうに判断すれば、当然一緒の部屋でやるというふうに考えております。

 

◆くじらい実 委員  是非これモデルケースですので、いろいろ改善していければ、それが一番いいのかなと思います。
それともう一つなのですけれども、28ページの方の今後の方針の方で(2)成果指標を設定しということであるのですけれども、まだ10月、モデル事業として始まったばかりですが、成果指標というのはたしかモデル事業は1年間という計画だったと思うのですけれども、予定だったと思うのですけれども、成果指標というのはいつ頃成果指標の数字というのは定める予定なのでしょうか。

 

◎教育指導課長 今年度中に子どもたちの変容を見ながら、それが数字で表せるようであれば数字で表していきたいというふうに考えております。

 

◆くじらい実 委員  それは例えばこの1年間モデル事業とやって、最終的な結果として出すつもりなのですか。

 

◎教育指導課長 今現在やっている六月中学校の取組の中で、今、出ている18名、これから増えていくかもしれないのですけれども、その子たちが、例えば表情が明らかに変わっていったであったりとか、行き先が決まっていく、それから教室に戻っていく、こういうのを様々数値化することがもし可能であればそれを数値化して、次年度4月1日からの方につなげていきたいというふうに考えております。

 

◆たがた直昭 委員  今回、6月からのスタートということなのですけれども、10月末現在で18名の生徒が利用ということなのですけれども、この辺18人という数字が多いのか少ないのか、このぐらいの妥当なのか、最初にいかがですか。

 

◎教育指導課長 これは学校によって、これが多いのか少ないのかというのは、なかなか判断しづらいところであるのですけれども、六月中学校で言えば、実際に登校サポーターを利用していたのは、1名、2名……、ごめんなさい、森田学校支援課長に後で聞きます。少ないのですけれども、教室にいられなくて保健室に養護教諭に話に来たりとか、うろうろしちゃったりというのが14名ほどおりました。それが、ほぼほぼ、今、ルームの方に来ているという状況です。

 

◆たがた直昭 委員  じゃあ、学年の比率というのは、大体分かりますか。

 

◎教育指導課長 3年生が5名、それから2年生が10名で、あと1年生というふうになっております。

 

◆たがた直昭 委員  2年生が一番多いということなのですが、この事例3を見ると3年生の女子ということで、結論的には気分転換して教室に戻れるようになったということで、これはこれの一つの成果となっているのですけれども、事例1にしても2にしても、それなりの結果は出しているのか、これも始まったばっかりですから一概にいろいろと言えないのですけれども、事例3以外には何か感じた点はありますか。

 

◎教育指導課長 まだ、なかなかこれでも登校できないようになってしまったりとか様々ございますけれども、そこにいるスタッフとしっかり話ができて相談ができている子たちは、明らかに表情は明るくなっておりまして、教室に戻る回数も増えているというふうには聞いております。

 

◆たがた直昭 委員  こういう取組をこれから様々全区展開するかと思うのですけれども、この支援内容の中で、こういう保健室に来て、いろいろ話す、私、一番大事なのがモデル支援室の中で寄り添い支援+相談・学習指導、要は寄り添いなのです、やっぱり、寄り添うことによってその生徒が初めて心を開いて、ある程度会話ができて、それがプラスの方向にいいふうに行けば、更なるいいふうになるかと思うのですけれども、この辺についてはいかがですか。

 

◎教育指導課長 校長OBであったりとか、そういう人員をその教室に入れる予定ではございますけれども、常時そこにいるということは、つまりそこが寄り添いでなければならないというふうに感じております。その中で学業に対して不安があるのか、家庭のことに不安があるのか様々、自分のことで不安があるのか、そこを寄り添って聞き取りながら更にその方向に結び付けていくというのが肝ですので、寄り添いというのが基本であるというふうに考えております。

 

◎教育長 私、登校サポーターの交流会の方に参加をしました。そのときサポーターから出ていましたのは、時間的な制約がある中で普通の別室の登校の場合は、子どもたちを置いて帰らなきゃいけないというところで、こういった常駐で人がいるということで、今、たがた委員おっしゃっていただいたような、その子どもに寄り添っていけるというのが実現できるので子どもにとっては非常にプラスになるのかなというふうに考えます。

 

◆たがた直昭 委員  当然生徒に対してはある程度のメンタリティーのフォローということでありますので、その辺は十分今後対応していただきたいと思います。
最後、期待する効果の中で様々指標があるかと思うのですけれども、私、最後に教室の復帰、これは普通教室に行くのが一番いいかと思うのですけれども、その後、適した学習環境へのつなぎということで書いてあります。例えば、普通教室の復帰や、例えば次にチャレンジとか、あすテップとか、また、東京みらい中学とか、いろいろな選択肢があると思うのです。この子はやっぱりここよりもこっちの方がいいよね、こっちよりこっちの方がいいよねと、その辺が一番重要だと思うのです。この重要さは、ある程度こちらが知っていないと相手にもいろいろできないと思うのですけれども、こちら側の理解についてはいかがですか。

 

◎教育指導課長 当然本区で校長をやっていた者をここに付けたいと思っていますので、あすテップであったりチャレンジのことは十分承知しているというふうに考えております。
更に、ここに学校にいるSSWとSCとも連携をする予定ですので、そのSCであったりSSWの情報を基に様々フリースクールも含めてつないでいければというふうに考えております。

 

◆ぬかが和子 委員  まず最初、私も報告資料の方で質問させていただきます。
この報告資料を読んだとき、あれって思ったのは、SSRがスモールステップルームというのをSSRと足立区では呼んでいると。一方で、文部科学省が不登校対策のCOCOLOプランというのを出しました。そこの中で、全学校にSSRの設置を目指すと明記されているわけです。全学校にSSRを設置しているのが市町村でもう228自治体あるというふうに言っているのですが、この文部科学省が言っているSSRは、略はスペシャルサポートルームなのです。全然違うのです。そこは意図的なのか、その辺はどうお考えですか。

 

◎教育指導部長 スペシャルサポートルーム、正に文科省がそのように言っているのですが、このSSRもいろいろな捉え方があるということで、特別な支援というよりは、私たちはまず、この一歩からということで、このようにスモールステップルームというふうに今回は表記をしております。文科省の方は、どちらかというと不登校のお子さんの別室、何というのですか、校内フリースクールみたいなイメージでいるようです。そこが今回は未然防止の方が中心になっていますが、行く行くは文部科学省の考えのとおり不登校のお子さんと一緒に支援ができるといいのかなというふうには思っておりますが、まだ、現在は不登校の未然防止の方を中心に足立区は実施をしているというところでございます。

 

◆ぬかが和子 委員  もともと別室で、別室登校支援をやっていて六月中学校の場合は別室で過ごすというところまではできていたわけです。モデル事業で今回やって、その未然防止の方なのだと今のお答えですけれども、ところが実際やってみたら、最初パーティションで分けるとかいうことを言っていたけれども、自然な形で一緒に過ごせるようになったというのも、今、明らかになったわけです。そう考えると広げていくということでは、私は、国が言うスペシャルサポートルーム、それの考え方というのは、本当、私もそんなに悪いものではないなと思うのです。

これ、どういうふうに言っているかというと、自分のクラスに入りづらい児童・生徒が落ち着いた空間の中で自分に合ったペースで学習生活できる環境を学校内に設置しますと、やっぱりこれも含めて目指していくと、全校に設置を目指していくということは当然やるべきだと思うのですが、どうでしょうか。

 

◎教育指導部長 今、不登校対策、こども支援センターげんきが中心となっておりますので、そことの事業の兼ね合いも考えながら、このモデル事業の中で恐らく一緒にできるのではないかなというふうにはこの六月中学校の事例からは考えているのですけれども、そこも含めてのモデル実施、検証かなというふうに考えております。

 

◆ぬかが和子 委員  本当に各学校でそういうものがあってほしいというふうに思っているのです。前回質疑したときに、教育指導課長の方は、これは箱物の問題じゃないのですと、器の問題じゃなくて、つなぐことが問題なのだと。私、申し上げたのは、やっぱり人の体制と器も大事だろうと。何かと言ったら、実際いざやろうと思ったときに、六月中学校を見に行った人は分かると思うのですけれども、入り口も別ですんなりと入れるようになっている、そういう環境があるかないかというのは、全然違うと思うのです。そういう環境がある学校がどのぐらいあるのかとか、また、それは前回の答弁でも教室に余裕のない学校もあると、そうすると、もしその部屋を設けようとすると、その教室が余裕がない学校がどのくらいあるのかとか、そういった数的なところも是非明らかにしていただきたいのですが、どうでしょうか。

 

◎教育長 今、六月中学校のこのモデル実施の方に大分力は入れているのですけれども、今後の全校展開に向けては、各校の物理的な状況も確認をしながら、どういうふうにやれば実現可能なのかというところを具体的に探っていく必要があるというふうに思います。

 

◆ぬかが和子 委員  ここでも私も大事だと思うのは、確かに器は大事なのだけれども、さっきの辰沼小学校と同じで、やっぱり優れた学校の取組の肝の部分というのをしっかり伝えていくというのが大事だというふうに思っているのです。

本当に私もかなり前の頃だったけれども、その頃から不登校対策の取組で、こんなに頑張っている学校があるのだということで感動したのが六月中学校で、それが当たり前のように、もう校長先生が替わろうが、もう学校の集団として培われて継承されてきているという部分があって、特にサポーターの方もすごく頑張ってやっていらっしゃるという部分で、本当にそういうものを伝えていっていただきたいというふうに思います。

あわせて、前回も文教委員会で保護者、親に対しての支援ということが質疑もあったと思うのです。私も不登校の親の方々の交流会、委員長も参加されていましたけれども、私も出席をさせていただいて、前も出席させていただいたのだけれども、いつも感動して帰るのです。それは、やはり親にとっても衝撃で、大体不登校になると何とか行かせなきゃと必死になって母親は行かせるほうに行くわけです。ところが、その講演でまず先生の方から言われるのは、今、不登校というのは冊子にあるとおりで、エネルギーをためている時期だから、そこに寄り添いながら心を開いてもらえる関係を子どもとつくるのが一番ですよというところから始まって、そして親同士が交流すると、そういう中で親が自分独りかと思ったら、こんなにも悩んでいる人もいたし、ということは非常に支えにもなるという、非常に、私、盛況だなというふうに思いながら拝見していたのです。

ただ、それでも先ほどあった厚生委員会の報告で見ますと、人数は50名に行かないぐらいの人数だと考えると、不登校の方々というのは、1,000名超えているわけですから、あれだけ盛況でもごく一部だと思うと、ああいうものをもっともっと広げたり、このCOCOLOプランでも言っていますけれども、親の会への支援とか、その発展とか、そういうこともやっていくことが大事だと思うのですが、どうでしょうか。

 

◎教育相談課長 今回、情報連絡の方で報告はさせていただいているのですけれども、講演会の方は、42人ということの参加になっております。交流会の方も31人でした。少しずつ人数の方は増えてはいるのですけれども、もっともっと周知の方法等は、これからも研究はしてまいりたいというふうに思っております。

 

◆ぬかが和子 委員  周知については、どうやって周知されていたのでしたっけ。

 

◎教育相談課長 区のホームページと、あとは学校を通してのチラシ、あとは区のSNSとかXなど、そういうので周知の方はさせていただいております。

 

◆ぬかが和子 委員  SNSとかシーフォースとか、そういう媒体で周知はいいと思うのだけれども、シーフォースと親御さんみんな言うのだけれども、膨大な情報量で、どれを開けようかと選んで全部見てあれするのも大変というふうになっているのが現状の中で、たしか参加した方々のお話、交流も聞かせていただいたら、スクールカウンセラーに声を掛けていただいたとか、強く勧めていただいて参加したのですという方が結構いらっしゃったと思うのです。これは効果的だなと思うのです。やっぱり子どもとの関係、学校と子どもとの関係だけで不登校は解決できないわけで、支える親の気持ちが変わって、そういう中でいい関係ができて解決できるというところは大きいと思うので、是非SSWや、それから学校のそういうワーカーの方からスクールカウンセラーの方からのお知らせというのを非常に強めていただいて、確かに人数、あれでも目いっぱいの人数なので、100名、200名が来て対応できるのかというのは悩ましい部分があるけれども、少なくとも先生の講座が多くの人が聞ける機会があるようにしていくと、そういう点でも周知や開催の仕方も工夫も含めてお願いしたいと思うのですが、どうでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 数的な増加ももちろんなのですけれども、ぬかが委員御指摘の周知の仕方というのは大事でございます。SCとかSSWは学校サイドで是非これからもしっかりと周知していきたいと思いますし、我々は教育相談で日常的にこども支援センターげんきで相談を行っております。その中で保護者とのやり取りの中で、ひょっとしたらこの保護者、この交流会に来た方がいいかもしれないという判断が相談員の中でなったときに、是非という話をさせていただいていらっしゃるようなケースもございますので、我々こども支援センターげんきとしても学校としても、しっかり周知を図ってまいりたいと考えております。

 

◆長谷川たかこ 委員  不登校保護者の交流会、年に2回になりましたが、拡充していったほうがいいと私は思っております。

当事者の親御さんからお話が入っております。不登校の当事者親子と教育委員会との定期的な交流の場を設けてほしいという要望が入っております。目的は双方で実態を知ることで、当事者親子が抱えている悩みを明確にすることで支援策が具体的になると、その具体的なものに対してしっかりとゴールを決めて情報共有をしながら、そのプロセスに向けた支援をつくってもらいたいという要望が入っております。

現状、多様性の認識について、学校側の認識がとても乏しいという話です。

不登校児童は、学校や社会から切り離されて親子で孤立しております。抽象的ではありますが、子どもたちの学習や運動面、それから対人関係、身体的、精神的、社会的健康が損なわれているという現実があります。是非とも具体的に、どういうふうに掘り下げてやっていけば現実的な支援策にたどり着くのかということを考えて頂き、不登校である親子と学校行政での定期的な交流の場を設けてほしいと思います。

私としても要望させていただきますが、いかがでしょうか。

 

◎教育相談課長 現在は、不登校のお子さんであったり、保護者の方の御意見は教育相談やSC、SSWなどが個々にお話の方は伺っております。その中で、それぞれの御家庭のいろいろな問題であったり、どのような解決策があるかということを個別に伺っております。また、こういった今回のような不登校の子を持つ保護者のための交流会等でも意見等を現在聞いておりますので、定期的な場というのは現在のところは考えておりません。

 

◆長谷川たかこ 委員  執行機関の方とは直接お話をさせていただいておりますが、頭髪の色をめぐって夏休み明けから学校側から来るなと言われて不登校になってしまったお子さんがいます。夏休みに茶色く染めたお子さんで、9月1日に学校に出向きました。親御さんは学校側にお話をされましたが、当然学校で授業を受けて帰ってくるだろうと思っていた所、始業式にも出してもらえず、教室にも入れてもらえず、保健室から「お母さん迎えに来てください」というお話がありました。その後も運動会、社会科見学も頭髪の問題で出席させてもらえず、登校が許可されていない。担任の先生が電話をくれるものの、それ以上のアクションは全くない状態で2か月が過ぎてしまったそうです。


昨日、校長先生と副校長先生とお会いしました。謝罪はなく、お母さんが心配していたので、そのような対応を取りましたということでした。お父様とお母様、お2人とも御夫婦で出席されましたが、何故、教室に入れてもらえないのか、始業式も参加させてもらえないのかという切実なお話が連日ございます。執行機関や校長先生との話と保護者の心情をまとめると、親にしてみれば差別を受けてしまっているのだろうかという話しと一方では、違った見解もあり、話が相いれない状況で錯綜しております。保護者からは、2か月間不登校で放置されているというお訴えです。
つまりこのような実態もあるので、是非とも当事者親子と教育委員会や学校も交えた定期的な交流の場を設けてもらいたいと思っております。

再度回答をお願いいたします。

 

◎こども支援センターげんき所長 今のお話は、極めて個別の事案のようにお伺いをいたしますけれども、先ほどちょっと教育相談課長の方から申し上げましたとおり、学校とのやり取りがあって、なかなかうまくいかなくなって、一般論として、例えば議員に話がいって、実は、げんきという相談のところがありますよということで我々が教育相談として受け取ってやり取りをしながら、学校ともやり取りをしながらという形で一つ一つの事案に対応しているというのは、こども支援センターげんきの一つの相談窓口の機能でございます。

で、そういったいろいろな目の前にある個別の状況に応じた相談の中で、いろいろな声を我々は何というのですか、聞き取ってそれを施策に反映させていくということが、政策形成につなげていくということが我々大事なことだと考えておりまして、それがなかなか声が届いていないという形でお叱りを受けることも反省しなければいけないと思うのですけれども、我々の相談員だけでなく、それこそSCとかSSWとか様々なところからアンテナを持って様々な声を吸収をして、それを共有して、これからの政策につなげていく、個別の対応につなげていくということが大事なのであろうと考えております。

 

◆長谷川たかこ 委員  是非、年に1回でも、交流会を試験的にやっていただくと、目から鱗ではありませんが、新たな気づきがあるのではないかと私は思っております。要望は上げさせていただきます。

先ほども申し上げているように、流山市のおおぐろの森中学校、すばらしい取組をしておりまして、是非、模倣していただきたいと思います。

 

学校を新築で造られるときには、完全別室登校が出来る環境が必要です。

 

六月中学校でも、モデル授業をしていますが、登校支援室のそばに、先生や生徒と顔を会わせないような扉、外につながる扉がありました。すぐに外に出られる場所に、登校支援室を造っていただく、そのような配慮も今後、拡充する際には、必要だと思いました。いかがでしょうか。

 

◎教育長 私、全てを把握しているわけではないのですけれども、新規で建て替えをしている学校については、例えば教育相談のところから自由に出入りが外に出られるようにというような配慮もしておりますので、今後、学校の仕様を検討する際には、そういった子どもたち、また親御さんも出入りがしやすいような工夫は考えていきたいというふうに思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  是非、意識しながら造っていただきたいと思います。また、おおぐろの森中学校なのですけれども、ここは不登校の子どもたちに対しての施策もよく考えていらっしゃっていました。全学年の子どもたちに将来をイメージさせることが大切だということで、様々なプロフェッショナルな方々をお呼びし、講演会を子どもたちのためにしておられました。

その中で、不登校の生徒でも活躍の場をたくさん与えていらっしゃいました。不登校生徒の中に髪の毛を染めている生徒もおりましたが、校則がないということで、何色に染めていても全てを受け入れるという姿勢でした。子どもたちの全てを受け入れるという方針でした。不登校の子どもたちに対して学校のプロモーションビデオを作らせることだったり、様々なことを全国レベルでチャレンジさせる。不登校のお子さんが3人いましたが、県大会出場では、イラストレイターとしてプロとして活躍しお金を得ている生徒がいるというようなお話も聞いております。

先進自治体であるおおぐろの森の取組、見に行っていただきたいと思っております。足立区においても将来をイメージさせることができるような取組、それが不登校の子どもたちにとってもプラスになるような取組を学習支援や子どもたちを生徒指導ではなく生徒支援というような形でお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

 

◎教育長 是非、現地に行っていろいろ学ばせていただきたいというふうに思います。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  1点だけ、1点というかお尋ねしたいのですけれども、六月中学校の取組の中の事例1、事例が3つぐらい載っているのですけれども、この生徒というのは発達障がいの方なのですか、それとも疑いがある、それとも全くそういった症状はないという生徒なのでしょうか。

 

◎教育指導課長 なかなか個人的なところなので、答えづらいところではあるのですけれども。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  そしたら、次の質問は、小学校、中学校、足立区の中で発達障がいと認定されている子どもというのが、今、一体何人ぐらいいるのかということと、各学校の中でグレーゾーンだと思われている子どもというのは、足立区の教育委員会としては認識されているのですか人数は、大体これぐらいいますよという人数。

 

◎支援管理課長 今、伊藤委員御発言の発達障がい系のところなのですけれども、コミュニケーションの教室を使っている、特別支援教室を使っている人数ということで言えば、約2,600人ほどいらっしゃいます。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  それはそういうコミュニケーション教室を使っている生徒が2,600人いて、その中には当然グレーゾーンの子もいて、それを使っていないグレーゾーンの子もいるということですよね、多分、今の話、大丈夫ですね。

めんなさい、私が思ったのはもう1点、不登校の親子の交流会が年に2回あるということなのですけれども、発達障がいと思っている親と、グレーゾーンだと抱えている親御さんの交流会みたいのは行政の中ではあるのですか。

 

◎支援管理課長 今、そういったものは把握はしておりません。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  この陳情・請願の中で不登校の話が今いろいろあるのですけれども、ここ最近小学校何校かに行くことがありまして、行くと子どもたちが授業中に外に出ているのです。そういった子が座れない子なのでしょうけれども、そこに補助の方も付いているのですけれども、これは聞いた話なのですけれども、発達障がいとして例えば認定される前、グレーゾーンの方が、今、教室にいると、そういう子たちを面倒を見る補助員みたいのが付くことがあるということなのですけれども、発達障がいと認定されていても親御さんの中にはやっぱり普通教室で過ごしたいという親御さんが多分いらっしゃると思うのです。そうすると普通教室、発達障がいとして認定はされた後に普通教室に戻ると、その子には補助員が付かないという話をちょっとある校長先生から聞いたのですけれども、それは本当の話なのですか。

 

◎支援管理課長 今、伊藤委員御発言の補助員のところは、多分スクールアシスタントのことを言っているのだと思うのですけれども、これは状況に応じてやらせていただいていますので、必ずしも、そういった付けないとかということではございません。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  今の子どもたちはすごいなと逆に思っていて、クラスに結構、多分僕たちが20年、30年ぐらい前は多分2%か3%ぐらいと言われていて、今、多分8%か9%ぐらいとなってくると、例えば30人、40人中にいると1クラスで3人、4人ぐらいが発達障がいなのかもしくは疑いがある子たちが教室にいるわけです。その子たちがちょろちょろしながら、ワーワー騒ぎながら授業を受けているわけです。その中でしっかりと授業を受けている子どもたち、ある意味すごいなと思っていて、当然多様性を認めなきゃいけない、一人一人のことをしっかり見ていかなきゃいけない、そういう世の中優しい世の中にしましょうというのももちろん分かります。分かるのですけれども、そういった子たちが教室内でちょろちょろしている中で授業を受けている子どもたちにも影響が少し出るんじゃないのかなと思うのです。正に親御さんたちに支援をしてほしいという話なのですけれども、でも親御さんたちは多分、自分の子どもは、その話を聞いていると、その親御さんたちも分かっているのだけれども、できれば通常学級でみんなと同じようなことをしてほしいという願いの方が圧倒的に多いらしいのです、グレーゾーンの子たちの親というのは、私も多分そうだとしたらそうだと思うのですけれども、このグレーゾーンがどれだけ足立区の中でいるのかというのは、認識のしようがないのですか。

担任の先生もなんか見ていると大変だと思うのです。片やちょろちょろしていて、片やこっちで授業をしなきゃいけない。子どもたちが小さければ、そっちに引っ張られちゃう子どもたちもいる中で、学力は向上しなきゃいけないとやっていると、それは先生たちがだんだん鬱になっちゃうなという気持ちも少し分からなくない中で、1回、足立区の中で担任の先生だけではないです、もちろん校長先生も多分学校を見ていると思うので、全体的にどれぐらいの人数が本当に明確に足立区にいるのかという数字は、教育指導課長、出せないですか。

 

◎教育指導課長 結局、今、発達障がいと言われていますし、そのグレーゾーンとおっしゃる意味も何となく分かるのですけれども、様々なスキルがある中で、そこのバランスが悪い子が要は生きづらさというか、生活しづらさを感じているのです。

、我々もそうですけれども、目がいい人と、私も老眼になりかけているのですけれども見えない人で、当然眼鏡があれば何とかなるけれども、バランスが悪くて例えば聞くところが苦手な子というのは、黒板をしっかり見て勉強すれば大丈夫なんだけれども、しゃべる授業になると全く入らない。だからそこにはその子用のプリントを用意してあげるとか、様々やっていかなくちゃいけない。だから、そういうのを全部拾っていったときに、全部それがグレーゾーンと考えると、多分教室の半分以上がそうなるかなと、感覚的にはそう思います。

だから、物すごく本人がつらさを感じていて服薬をしなければならない、特別な支援を本当に必要とするのであれば特別支援教室を利用しなければならないと思いますし、通常学級で楽しく過ごすためには、そこを通っていかなきゃいけないのかなと私は考えております。
なので、グレーゾーンの把握というのは非常に難しくて、人それぞれ凸凹が必ずあって、真ん丸にバランスがいい子はそんなにいないので、そこを把握するよりも、本当はそこの子たちが困っているという本人が自覚しているところがどれぐらいあるのかなというふうに注視をしていきたいなというふうには感じていのるところです。

 

◆伊藤のぶゆき 委員  私も明確に答えがあるわけではないので、今、話しているのですけれども、何かここで話している話と、学校現場のギャップがすごい激しいなと思っていて、やっぱり先生方はすごい大変だなと思っていて、その子どもたちを変な話ですけれども、座っていられない子たちをほかの教室に移動させて、例えば1学年3人いるのだったら4クラスあったら12人ぐらいはいる可能性があるわけじゃないですか。そのための教室を造ってあげたほうが、何で六月中学校の最初話をしたかというと、話を聞いてもらったりとか集中して落ち着いて何かをすれば落ち着く子たちは中にはいるわけじゃないですか。そういったもので、そうすると親御さんたちから見れば、うちの子がそういうふうに言って認定されるのは多分厳しいのかもしれないのですけれども、何かさっき言ったように、六月中学校の不登校のクラスと同じように、何ですか、今、六月中学校で始めているように何かどこかの学校で一つそういったクラスを造ってみたらどうなのかなと思うのです。

結構子どもたち、歩き回っています。で、教育指導課長に言って教育指導課長が悪いわけじゃないのですけれども、あの環境の中で勉強している子どもたちはすごいなと思っていて、それってもう少し何か分けられないのかな、分けるとヤンヤン言われちゃう可能性はあるのかもしれないのですけれども、それはできないのかなと、聞いて。

 

◎教育指導課長 正にそれの本当に一番最たるものが、情緒の固定級というのがあるのです。発達障がいの子たちが、本当に教室で過ごせない子たちが1日中そのクラスで過ごすというのがあるのです。ただ、それは本当に居づらくて困っている子たちを救う、私は最終手段かなと思っています。

今、言われたように立ち歩く子、いろいろな感性がある子たちを一緒の教室で無理じゃないか、実は、教員の腕で何とかなる場合が結構多いです。

昨日、私、中学校に訪問して、1人お子さんが、やっぱりワーって1人でしゃべっちゃう子がいました。でも、教員上手にそのことを言うことを聞いて、そうか、そういうふうに考えたのか、じゃあ次ねと切り替えて授業するのです。その子は1時間、本当ににこやかに過ごし、ほかの子たちも一緒にそういう考え方を持っているのだねと話をしながら過ごせた、でも、ほかの教員の授業だと、暴れちゃう、いられなくなって外に出ていっちゃう。だから、そこってある程度の腕というのはやっぱりあるのかなというふうに思った。だからそのために教員の研修をして様々な子のニーズに合った授業をやっていきましょう、それにプラスICTというのが入ったらもっと助かりますよというのが今の状況なのです。

なので、できればはじかずに、ちゃんと中に入れて一緒にみんな勉強しようというふうに学校としては方向性は持っていきたいなというふうに考えています。

 

◎学務課長 すみません。通常学級と特別支援学級について少しお話しさせていただきますと、文部科学省の通知でも出ているのですが、通常学級、定型発達の児童・生徒のほかに、発達障がいなどの状態を示す児童・生徒の通常学級の対象というふうになっております。

特別支援学級の対象となるお子さんについては、弱視であったり難聴であったり肢体不自由者であったりというような何かしら、言語障がい者ですとか、そういった障がいのあるお子さんたちが特別支援学級の対象というふうになっているというところを申し添えます。

 

◎支援管理課長 先ほど教育指導課長に言っていただいたように、教員の質の向上の部分については、げんきの方でも特別支援教育の研修を打たせていただいております。ここは非常に肝だと思っておりますので、げんきの方でもそういった研修を行っております。

 

○吉田こうじ 委員長  他に。

 

◆佐藤あい 委員  最後に確認をさせてください。
 まず、この報告資料にあります登校支援室と別室登校についてまとめていただいているのですけれども、登校支援室については出席カウントできると、別室登校支援だと出席カウントにならないということなのでしょうか。

 

◎教育相談課長 基本的に学校には来ているので、出席にはなっております。

 

◆佐藤あい 委員  では、オンラインという部分について伺いたいのですけれども、例えば、現状オンラインで家庭からのオンラインになると基本的には出席にはならないかと思うのですけれども、自治体によっては学校長の判断などで出席とするケースなどもあるかと思うのですけれども、足立区内の方では判断はどのようになっていますでしょうか。

 

◎教育相談課長 足立区も学校長の判断で出席扱いとすることができるとなっております。

 

◆佐藤あい 委員  学校長の判断というところで線引きというか、どうしたら出席になる、ならないというところが判断が分かれるところというのが、保護者として不安であるというような声もあります。明確でないという部分です。明確に線引きをするのも難しいのかもしれないのですけれども、そちらについて、もうちょっと、例えばオンラインだったら学校とつながっていられるという子がいるのであれば、そちらも出席にまずしてあげるというのも一つの方法なのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

 

◎教育指導課長 オンラインにつきましては、もうこれからの時代、基本的には出席扱いにしていきたいなというふうには考えています。

ただ、今、都立の入試であったりとか様々なところで出席についてはもう問わないというふうになってきているので、出席日数自体が重要性を帯びているかというと、そうではない時代になってきたかなと思っています。欠席、出席という言葉に過剰に反応する子がいます。僕は今回頑張ったから出席にしてくださいという子もいる。だから、そういう子のためには、ある程度の線引きで出席と欠席を分けて考え、その子のために考えていかなくちゃいけない。だから、そういう考えの下で校長判断という出欠の扱いというふうにしています。

 

◆佐藤あい 委員  お子さんもそうですし、あとは保護者としても出席を問わない、入試に関して問わないという流れになってきているといっても、やはり出席日数に対して過敏な保護者もいらっしゃるかなと思いますので、そういったところの保護者へのフォローもしていっていただきたいなと思っています。

あと、ある区内の小学校では、別室に登校をしてそこでオンラインでタブレットで授業を見たりというところで、先生がずっとそこに付ききりにはなれないけれども様子を見てあげたり、あと休み時間には友達と交流ができるようにしたりとかという方法を取っているというお話も伺いました。そういった状況もうまく活用していただくといいのかなと思っておりますけれども、足立区としては別室でのオンラインの活用とかというのはいかがでしょうか。

 

◎教育指導課長 その子にとって、その環境がいいのであれば当然それは実施するべきだと思いますし、自宅からのオンライン、様々な方法で、これからはやっていくべきだというふうに考えております。

 

◆佐藤あい 委員  なかなか学校でのオンラインはまだしも、自宅からのオンラインというところについては学校によって整備というか対応できるかどうかの差が激しいかなと感じておりますので、そちらはオンラインを選択をしたいというお子さんがいたときに平等に対応ができるように準備を全校的に進めていただきたいなと思います。

あと、最後にもう1点、すみません、小学校だと支援内容であったり対応の仕方が異なるなと考えております。現在は、六月中学校でのモデル実施ということですけれども、小学校の方でもモデル的に早めに行えないのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

 

◎教育指導課長 実は、これ中学校でやっているのは理由がございまして、中学校は教科担任制ですので、やはり先生が全部はけてしまう、要は教室に行ってしまう状況ができてしまうので人が付かない。小学校は、1人、2人、小規模校でも大規模校でも空き時間というところがあって担当ができる教員がいますので、現在全ての学校でそういう教室から出てしまった子への対応は必ず教員がやる、若しくは養護教諭の場合もありますけれども、その素地がありますので、ちょっとしたアセスメントシートとかというのができれば小学校にも回していくというふうには考えております。

 

◆佐藤あい 委員  今おっしゃった、アセスメントシートは、六月中学校を基準につくったものを小学校にもというイメージでしょうか。

 

◎教育指導課長 特に六月中学校というわけではなく、やはりそういうお子さんたちが今どこで悩んでいるのかとか、こういう子の場合、どういう声掛けをしたほうがいい、どこにつなげたほうがいいと、それを事細かく取っていくものですので、小学生、中学生問わず使えるものかというふうに考えております。

 

◆佐藤あい 委員  小学校低学年なのか、高学年なのか、中学生なのかというところで的確な対応というのも異なってくるかなと思いますので、そこについてまた細かく、また早急にそういったシートの共有というのができるように進めていただければと思います。

要望で、以上です。

 

○吉田こうじ 委員長  他にございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○吉田こうじ 委員長  なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いします。

 

◆くじらい実 委員  両方とも継続でお願いします。

◆たがた直昭 委員  両方とも継続でお願いします。

◆ぬかが和子 委員  先ほど質疑させていただいた中での、文部科学省のCOCOLOプラン、誰ひとり取り残さない学びの保障に向けた不登校対策ということで、心の小さなSOSを見逃さないとか3つぐらいの柱で、全ての子どもに学びの場を確保とか、本当に大事なことをうたっているなと。先ほど佐藤委員から質疑があった別室でオンラインで授業を見られるようにしようというのも、この中にしっかり書かれているわけです。そういう点では、これとも整合性を持ちながら不登校対策を改めて組み立てていっていただきたいというふうに思っていますが、その前提として今回の受理番号15でありますように、教員の負担軽減とか、少人数学級とか、詰め込み教育の問題とか、やっぱり学校が楽しいと思えるような、そういう学校づくりもしっかりやっていただきたいと、そして環境の整備も上にも物を言い続けていただきたいというふうに思います。両方採択でお願いします。

 

◆長谷川たかこ 委員  両方採択でお願いします。

 

◆佐藤あい 委員  両方継続でお願いします。

 

○吉田こうじ 委員長  それでは、採決いたします。
それでは、この2つの請願、両方一度に採決させていただきます。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○吉田こうじ 委員長  挙手多数であります。よって、本請願2件に関しましては継続審査と決定いたしました。