代表質問の内容①【子ども施策に活かせる区の施設更新について】
今年最後の足立区議会定例会です。現在、足立区では、7つのエリアでそれぞれの魅力を活かした将来像を描くエリアデザイン構想が進んでおります。エリアデザイン構想の一つ、綾瀬では、旧こども家庭支援センター等跡地が小中学校の仮設校舎となっておりますが、今後、詳細な跡地活用を検討する段階となっております。
足立区の目玉主要駅でもある綾瀬の地に『音楽』と『子育て』をキーとした複合施設を設けて、こどもを核としたまちづくりを行うことを強く要望致しました。
『音楽』の街を目指してほしいという声は、多くの大人たちから声が挙がっております。そして、駅近、複合施設に無料で遊べるプレイルームがあったら最高ですね!すでに、明石市や富山市では、無料の大型プレイルームが駅前に設置されており、多くの子育て世代に活用されています。
4人の子育てをしている現役ママだからこそ見えてくる街づくり。
子どもを産み育てやすい街へと足立区を変えていきます!
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
<長谷川たかこ>
1.旧こども家庭支援センター等跡地活用等について
足立区では現在7つのエリアで、それぞれの魅力を活かした将来像を描くエリアデザイン構想が進んでいます。中でも、地元綾瀬では、東口駅前広場整備と併せて東綾瀬中学校の仮設校舎として利用している旧こども家庭支援センター等跡地活用についても、現在、4つの公共施設「保健センター」「区民事務所」「子育てサロン」「講堂(ホール)」の整備案が出ています。
【問】綾瀬地域の魅力の向上、そして、未来につながるまちづくりに向けて、足立区の目玉主要駅でもある綾瀬の地に『音楽』と『子育て』をキーとした複合施設を設けて、こどもを核としたまちづくりを行って頂きたいと強く要望致します。具体的には、東和エリアには東京芸術大学・学生寮があり、綾瀬駅を通学で使っている学生もいることから、施設の一階ホールに誰でもピアノの設置や庁舎ホールのアトリウムコンサートのような催しを実施するなどの音楽というコンテンツを意識し、ホールと広場一体で定期的に音楽イベントを行う事が出来るよう強く要望致します。区長の見解を求めます。
<総務部長>
当該地に整備する講堂(ホール)につきましては、多目的な使用を可能にするため、演奏などにも対応した音響効果を得られる防音対応のホールを検討していきたいと考えております。また、ホールと広場の一体的利用というご意見もありますが、限られた敷地での複合施設建設となりますので、地域の皆様のご意見も伺いながら検討を進めて参ります。
<長谷川たかこ>
【問】さらに、明石市や富山市にあるような駅前施設で乳幼児健診が受けられる「子ども健診センター」や子育て親子が交流し、子育てに関する相談もでき、授乳室や言葉の発達支援室、プライバシーの配慮や相談のしやすさを考慮した相談室、ファミリーサポートセンターが併設されている「子育て支援センター、子育て相談室」などを併設したり、年齢に応じた子ども達の遊びの空間を設けて安心して遊べる年齢ごとの遊びのコーナーを設置させ、親子で本を親しめる施設といった機能も同様に併設させ、一体型の子育て世代の親子が利用しやすい、集える複合施設を強く要望致します。区長の見解を求めます。
<総務部長>
子育て世代の親子が利用しやすい、集える複合施設についてですが、活用方針の一つとして「誰もが安心して利用できる公共施設の整備」を掲げております。具体的には、公共施設では子育てサロンや保健センターなどを計画しており、併設する民間施設では、年齢ごとに適した遊び場や親子で本と親しめるコーナーなどを設け、子育て世代の親子が利用しやすく、多くの方が集える一体的な施設を検討して参ります。
<長谷川たかこ>
【問】さらに葛飾区では、駅前に「カナマチぷらっと」といって多様な人が集い、つながる場として子どもから大人まで多様な活動や体験ができる施設があります。足立区においても、先ほど申し上げたように子どもが遊べる無料のキッズスペースや仕事・勉強などで利用できるワークスタディールームや喫茶室を併設し、様々な世代の人達が広く活用できる複合施設を旧こども家庭支援センター等跡地に作って頂きたいと要望します。区長の見解を求めます。
<総務部長>
次に当該地における様々な世代の人達が広く活用できる複合施設につきましては、活用方針として「賑わいを創出する民間活用施設の誘致」「多くの人が集える空間及び憩いの場の創出」を掲げており、様々な場面で誰もが利用できる施設となるよう検討して参ります。
なお、子どもの遊び場や仕事などに活用できるスペースについては、他事例の調査を行いながら。民間事業者からの提案を受け、様々な可能性について確認して参ります。
<長谷川たかこ>
【問】区の施設更新の際には、『音楽』と『子育て』をキーとしながら、足立区全体で子ども施策に活かせる複合施設を展開し、積極的に創っていくことを強く要望致します。区長の見解を求めます。
<区長>
長谷川たかこ議員の代表質問の内、私からは、施設更新時の音楽と子育てをキーとしながら、足立区全体で子ども施策に活かせる複合施設を積極的につくっていくべきとのご質問にお答えを致します。
学校の老朽化ですとか、総合スポーツセンター、温水プールの老朽化を考えますと新たなこうした複合施設を積極的につくっていくということはなかなか困難、現実的ではないと思いますけれども一方で、議員がお話になりました音楽をキーワードというこの点でございますが、足立区はご承知の通り小学校中学校でも金管バンドや吹奏楽が非常に盛んですし、就学前に音楽の経験が出来るような例えば指定管理の事業の中にそういったことを入れ込むということは十二分に考えられることかと思います。
特にピアノですとかヴァイオリンといった音楽の習い事は、どうしても経済的な格差が影響してくる部分もございますので、習いたい子ども達が音楽に触れられるような場の提供ということについては、ハードの整備とは別にソフト事業の中で、実現を模索して参りたいと考えております。