✩文教委員会⑤成果報告:ペアレント・メンター事業・足立区直営式に決定!【ペアレント・メンター養成講座の条件緩和と全小・中学校へのアウトリーチ新規支援事業を求める請願】
○吉田こうじ 委員長 (7)5受理番号44 ペアレント・メンター養成講座の条件緩和と全小・中学校へのアウトリーチ新規支援事業を求める請願を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
執行機関は何か変化ありますか。
◎支援管理課長 昨日1月21日に、今年度利用生研修を出していただきました。6人の方が、熱心に参加していただきました。なお2回目の研修予定は2月18日予定でございます。
○吉田こうじ 委員長 それでは質疑に入ります。
◆長谷川たかこ 委員 早速、研修に参加をされた方々からお声が入りました。
「昨日は、丸一日という長い時間でありましたが、とても内容が濃い時間となりました。いかに当たり前を排除し、目の前にいる親御さんが困っていることは何なのか、必要としていることは何なのかに耳を傾ける、メンターにはそんな視点が必要だと感じました」と。また、あるお母様からは、「とてもすばらしい内容で、本当にこのような機会をいただきましてありがとうございました。」参加されている皆さんが、「とてもすばらしかった」というお話でした。本当にありがとうございます。
養成講座を受講される方々から、いろいろな問題提起を支援管理課長にさせていただきました。具体的にどういうふうになったのか、この場で御周知いただければと思います。
◎支援管理課長 1点目のところは、長谷川委員からのいろいろなお話、細かいところのお話、具体の話もございまして、法人関係の考え方のところでございます。
登録団体は、法人でなければいけないのかということでございまして、こちらにつきましては、我々の方は、基本的には社団法人またはNPO法人等々というふうに原理原則は思っておりますけれども、ただ、この制度の過渡期の部分もございますので、任意団体等々につきましては、今の活動されている御様子が分かる活動概要書であるとか、今の団体の沿革を示しているものであるとか、そういったことをお示しいただきながら、我々の方とヒアリング等々をさせていただいて、登録のところを少し柔軟にというふうに、今、考えているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 法人格の部分についてです。やはり法人格取るにはいろいろ登記とかもあって10万円掛かってしまいます。自己負担になってしまうため、区から補助が出ないとなると、有償ボランティアでやるには、法人格は問わない形でやっていただきたいという旨のお話がありました。それに答えていただきましてありがとうございます。
それと、コーディネーターの部分については、1回5,000円というお手当になっていました。基本的に特性のあるお子様の親御さんでいらっしゃるので、大なり小なり発達障がい特性というのを皆さん持っているというものですが、参加して下さっているお母様たちもそれなりの特性があって、どうしてもコーディネーターとしての役を担うのが、メンバーの中を見ると1人しかいなかったりするそうです。
そうすると、一般的な物差しで見たら、普通にできる事が何故できないのか、特性を持つお子さんのお母様というのは、不得手な部分がり、不得手なところをお持ちのお母様たちが有償ボランティアでやってくださるというという事もあるので、かなり厳しい役悪も担うことになるのだろうなあと思います。
当事者のお母様たちからのお声では、区がお願いしたいことであっても、特性があるが故に、出来ないものはできない。私も気付かせて頂きました。その点を今後どういうふうにカバーされるのか、お聞かせいただければと思います。
◎支援管理課長 今、長谷川委員の方から御発言の中で、コーディネーターの部分の担い方という話がございました。このコーディネーターというものをやっていただくにはなかなか難しい部分もあると、長谷川委員からも直接聞かせていただきました。
この中で、コーディネーター業務をどう捉まえるかということなんですけれども、我々の方も今回過渡期、移行期といいますか、今までは、全委託方式でやっていたものを直営方式ということに切り替えることもありますので、このあたりのところは少し、いろいろと検討を加えながらやっていただくのがいいかなというふうにはちょっと思っておりますので、どういう形がいいかは、今後、2か月ちょっとございますので、このあたり、意見交換も含めながら、そして2回目の演習を受けていただいた中で、実際こういうことをやるんだなあというのを体感していただいて、そこのところで少し整理をしたいなというふうに思ってございます。
◆長谷川たかこ 委員 移行期で直営方式に切り替えるという点で、足立区として、模索している部分があるというのは分かっております。一番初めに井上雅彦先生が立ち上げてくださったときには、キックオフミーティングではこの養成講座受講の前にかなりの回数で、ミーティングをしていらっしゃいました。今回は養成講座が先に走っているわけですから、養成講座を走らせながらも、聞き取りですよね、お母様たちとの密なコミュニケーションを図っていただき、最初に開催されたキックオフミーティングとなり得るものを是非つくっていただきたいと思います。伴走型を取っていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎支援管理課長 今、長谷川委員から御発言ありました、丁寧な寄り添い方というところもございます。今、実際、ねっとワーキングという団体も実際動いているところでございますので、新規のところの取扱い方、どういうふうに丁寧なやり方があるかということも含めて検討させていただいて、また春には、4月、5月、6月という形になってくるわけでございますけれども、その辺の、今回演習も含めてやっていただいた中で、どういうふうに感じているかということも含めて、丁寧に聞かせていただきながら、無理のない形でメンターということをやっていただくような形が取れればいいかなというふうには思ってございます。
◆長谷川たかこ 委員 お母様たちのご要望は、アウトリーチを行ってもらいたいという事です。現場の小・中学校に行く形で掛けてもらいたいと思います。待っているだけでは、深刻な悩みを抱えている親御さん達には届きません。
今回の養成講座のお母様たちが声高らかにおっしゃっている事。それは、一定の場所に留まっていては、支援を必要とする人にはヒットしないという子です。アウトリーチを掛けて、各小・中学校、または学童であったり、そういう場所に行って、親たちの必要なお声を拾うことが必要だとご要望が出ています。
是非、4月から新規直営でやるわけですから、そういうお声にきちんと重きを置いていただき、アウトリーチ型の支援制度というのも一緒に構築していただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 この度、研修に来ていただいた方には、あらかじめ全員に面接をさせていただきまして、私も参加させていただきまして、最後の質問で、例えば学校などにアウトリーチをして、グループ相談のような形で展開してそこの中で共有していく、共感していくということも考えておりますどうですかというような質問などをさせていただいたところ。ほとんどの方が、非常にそれに対しては賛同します、効果的だ、非常に重要なことだ、大事だと言っていただいておりますので、考え方としてはもう共有できておりますので、あとは、どうですかね、そういう仕組みといいますか展開といいますか、その辺で着実にこれを進めていければと考えております
◆長谷川たかこ 委員 そうです。新しいメンバーの皆さんは、もうアウトリーチだとおっしゃっています。一定の場所にとどまっていても、悩みの相談の幅、裾野の幅は広がりません。是非ともアウトリーチのご要望を受け止めて頂き、新たな新規事業として立ち上げて下さい。
皆様からの要望がもう1点ありました。
情熱あるスキルの高い有能なお母様たちは、ほかにもたくさんいるはずだとおっしゃっています。団体に枠を狭めてしまうと、特性柄、その団体には入りたくないというようなお母様たちもいらっしゃるので、団体という枠を除いて個々に参加できる体制を構築してもらいたいとご要望が出ています。
直営式になるわけですから、そこに参入して有償ボランティアができる事業としていただきたいというお話がありました。是非お願いしたいと思います。いかがでしょう。
◎支援管理課長 優秀な人材、有能な人材ということでございますけれども、今回我々の方も、直営ということで一度形を変えさせていただくと。そういった中で、まず体という形で1回受け止めさせていただきながら、そういった二次的な部分については、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆長谷川たかこ 委員 今、移行期でもあります。私もいろいろなお母様から意見をお聞きしながら、新たな提案もさせていただきます。
いいものをつくっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○吉田こうじ 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○吉田こうじ 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆くじらい実 委員 継続でお願いします。
◆たがた直昭 委員 継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 継続でお願いします。
○吉田こうじ 委員長 それでは、これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○吉田こうじ 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。


