✩文教委員会㊳【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】【不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願】
(5)5受理番号15 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願
(6)5受理番号36 不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願、以上2件を一括議題といたします。
前回は継続審査であります。
また、報告事項(6)不登校未然防止事業 事業効果の中間報告についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎教育指導部長 恐れ入ります、資料11ページをお開きください。不登校未然防止事業の中間の報告でございます。
所管部課名は記載のとおりでございます。
現在、六月中学校でモデル実施をしております不登校未然防止について、約2か月後、11月末日の状況を御報告したいというふうに考えております。
項番3を御覧ください。11月末で利用生徒16名おりますけれども、こちら、グラフになっております。通所当時と変わらない生徒が9名、16人中9名改善、改善の事例は後ほど御説明します。改善した生徒が6名、悪化してしまったのが1名という内訳になっております。この6名の改善の事例をちょっとお出ししております。(2)のところでございます。
友人関係ですとか、登校が安定しない生徒が、定期考査を2日とも別室で受験できた。また、スモールステップルームを利用することがルーティン化して、登校日自体が増えたというような事例が出てきております。
次のページ、12ページでございます。こちらも、いろいろな体験学習に参加することができた。また、生活リズムを取り戻して登校が再開できるようになったということで、こちらは、学習の支援ももちろんしておりますけれども、居場所になっているというような状況が見えてまいりました。
(3)のところでございます。教員の変化もございました。休み時間になると、それぞれ担任が子どもたちの様子を見に来てくれたり、話を聞いたりということが、学校の中でもそういった関係性が出来上がってきております。
4のところ、今後の方針でございます。
こちら生徒の対応支援の記録などのアセスメントシート、こちらを共有するということとともに、令和6年度は、モデル校を六月中学校を含め4校に拡大したいというふうに思っております。いきなり全校とはいきませんけれども、まずは新規のモデル校3校、現在選定を進めておりますけれども、不登校生徒が比較的多い、また部屋の確保が可能、そういったところを中心に、六月中学校と合わせて、大体地域のバランスを見ながら配置をしていきたいというふうに考えております。
その中で、5番の課題でございますけれども、やはり校長OBなどの指導員の確保というのが重要になってきております。ただそこにいるだけではなくて、寄り添った支援ができるような指導員の確保、それから国や都の補助金などの活用の可能性がないかどうかというのも併せて検討してまいりたいと考えております。
○吉田こうじ 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆くじらい実 委員 六月中学校でのモデル事業が不登校未然防止事業として今、やっていらっしゃるということで、改善をされた事例も幾つか出していただいて、実際の成果も出てきているのかなというところなのですが、ちょっと一つ最初に、利用生徒16名の状況の中で、これ悪化が1名と明記されているんですけれども、この悪化というのはどういう状況なのでしょうか。
◎教育指導課長 もともとはやはり登校に対して積極的ではなかった子なんですけれども、これがやっぱり休みがちになって、結局SSRを使うことに、特に何かこう状況に改善が見られず、そのまま休みに入ってしまうという状況になっております。
◆くじらい実 委員 そうすると未然防止事業で何かこう変化があったというよりかは、その生徒が今までの状況と変わらなかったという、悪化というよりかは、そのまま来てしまったという捉え方でよろしいですか。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。
◆くじらい実 委員 分かりました。
改善の状況が大分出てきているという事例の方を着目した方がいいのかなと思っております。
次に、今後の方針の方で、モデル校4校に拡大しということであるのですけれども、これモデル校は、先ほどのお話ですと既に決まっているのかどうかなんですけれども、もし決まっていて、どこの学校になりますよというのが報告できるのであれば教えていただきたいと思うのですが。
◎教育指導課長 大方決めてはいるんですけれども、学校への報告というのがまだですので、お部屋があったりとか、エリアというところで分けているというところでとどめさせていただきたいと思います。
◆くじらい実 委員 これもう一つ、これも聞けるかどうか分からないのですけれども、これ六月中学校というのは、東西南北で4区画なんですけれども、六月中学校はどの辺に配置するのかなと、感覚なんですけれども。
◎教育指導課長 すみません、十字に切っているわけではなくて、やはり足立区、3本の列車のラインがありますので、そこがあまり分散しないようにということで、真ん中の、何でしょう、スカイツリーライン沿いというところで考えています。
◆くじらい実 委員 要は、足立区内でバランスよく4校配置するということでよろしいのだと思います。
モデル校4校選定されると思うのですが、この4校に、六月中学校は、もう今まで基があって、今、10月から始まって、大体まだ、今年度の終わり迎える、大体半年ぐらいで見ていると思うんですけれども、このモデル校、ほかの3校に関しては、どれくらいの期間で1回やってみようという形になるのでしょう。1年ぐらい掛けてという、モデル校としてやるということですかね。
◎教育指導課長 環境につきましては、なるべくゴールデンウイーク前までには何とかしたいなと思っています。ただ、実際、では中身の指導であったりとか寄り添い方というのは、年間を通じて、いろいろなお子さんがいますので、それに合わせて検証していきたいというふうに考えております。
◆くじらい実 委員 分かりました。
あと、先ほどもありましたけれども、なかなか全校への、これ請願の中にもあるんですけれども、全校への拡充というところなのですが、なかなか難しい、まずはモデル校4校でやっていきますという話なんですけれども、これ全校で行うとなったら、やっぱりハードルの部分、ハードルあると思うのですけれども、その辺の何かハードル、これがクリアできると全校でもできるのではないかという部分はあるのですか。
◎教育指導課長 まず一番大事なのは、教室があるかどうかです。要は、教室が足りない状況の学校だとなかなか厳しいので、まずはその環境が物理的に確保できるか。
それとあとは、どうしても指導者というか寄り添いの人員として、校長のOBを活用したいので、だから、そこの人員が確保できるかと、この2点が一番大きな課題だと思っております。
◆ぬかが和子 委員 SSRそのものは、私も六月中学校拝見して、1月になってから見学させていただいいたのですけれども。久しぶりに見学したのですが、SSRそのものは、六月中学校の場合は以前からありましたよね。そうすると教員の変化というところで、休み時間ごとに顔を出したり、寄り添うという思いが高まっているように感じられるというのが書かれているのですけれども、それは、今までもSSRあったわけですよ。スクールサポーターと一緒にゆったり過ごしていたりしていたじゃないですか。そことの変化というのは、どういうふうに認識されていらっしゃいますか。
◎教育指導課長 一つは組織だというふうに考えています。やはり、今、配置している元校長というのが、校内委員会にしっかり顔を出して、情報共有をしています。情報共有の中で、子どもたちがこういう変化があるよというの、日々教員に伝わることによって、教員も、だったらちょっと自分も言葉掛けをしなければという気持ちになっていっている、そこが一番大きい原因かなというふうには考えております。
◎教育長 私も、現場とあとスクールサポーターにお話聞きますと、自分たちもいられるけれども、ずっといられるわけではない。そこが、校長のOBがずっといてくれて話を聞いてくれている、そういう安心感があって、担任の先生方もそこに顔を出して様子を見てみようかなというような気持ちにつながっているのかなというふうに考えています。
◆ぬかが和子 委員 私も校長先生のお話を聞いたときに印象的だったのが、SSRに来て、それで、女の子で1時間ずっと泣いて、それですっきりした顔で教室へ帰っていった。やっぱり、そういう居場所があるというのが非常に大事なんだな。それを受け止めて、当たり前に、泣きたいときに泣ける、そういうのが大事なんだなというのを思ったのですね。
それと同時に、施設の環境についても、以前から教室はあったわけだけれども、すごく工夫して、間仕切りしたり、それぞれ特性もありますしね。学びたい子もいれば、そうではない子もいるという中で、工夫してこられていたんですけれども。ここにも今後の方針ということで、環境整備書かれているんですけれども、私も是非、この環境整備という点では、いわゆる居場所に近いような、教室とは違う柔らかい感じの、居心地がいい場所に、やっぱりこの六月中学校も、それからこれからの4校も、しっかり予算掛けてやっていっていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
◎教育指導課長 ここがやはり足立区で、このSSRをやるところの一番の目玉とも思っているんですけれども、子どもたちが来たときに安心できる、やはり教室になかなか入れないという状況の中に来ているので、教室ではないような空間をつくりたい。なので、まるで家のリビングにいるような形で、空間プロデュースというところを駆使しながら教室をつくっていければなというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 質問では、予算も掛けてしっかり設備やっていただきたいと言っているんですが、その辺どうですか。
◎教育指導部長 予算要求もしております。しっかり財源も付けて実施していきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 それと、先ほど教育長が正におっしゃられた登校サポーターの方というのは、六月中学校の場合は、歴史的に登校サポーターの方がいられる限り寄り添って、本当にお兄さんが教室にいてくれるという関係が以前からあったわけですけれども、今回、やっぱり校長OBの先生の方からのお話が非常に印象的で、本当は登校サポーターの方も、今、3時間なんですよ、時給安いのですけれども。これ3時間ではなくて、せめて給食が食べられるぐらいまで、自分だけではなく、校長先生、一緒に給食食べられるんですよね。でも、給食食べられないんですよ。登校サポーターして3時間たって帰らなければいけないので、給食食べられるぐらいまでいられると、いてくれるとありがたいんだというのを言われていたのを、私、印象的だったんです。
これは、今のこの課題である指導員の確保とか、そういうことがなくても、希望によって、私は、登校サポーターの方が本当に寄り添い支援をやるために、現場の判断としてもっと時間が必要だと、要請があったら延ばすということができることだと思うのです。是非それも一緒に考えていっていただきたいのですが、どうでしょうか。
◎教育長 今回のこの取組は、やはり不登校に陥りそうなお子さんにどれだけ寄り添えるかということが肝だと思いますので、今、ぬかが委員おっしゃられたようなことも検討していきたいというふうに思います。
◆ぬかが和子 委員 私たち、共産党区議団が見学に行ったときは、非常に手厚くて、OBの校長先生とサポーターと、ちょうどスクールカウンセラーも部屋がすぐ近くなのでいてくださって、大人が、それといつも応援に入ってくれるような学校の先生ですよね。だから4人大人がいたんですよ。4人大人がいると、授業を、勉強を教えてあげて、一対一でやったり話し相手になったりと、いろいろなことができる。
4人はともかく、仮にモデルでやるところにしても、校長1人にしないというのが絶対、私、大事だと思っていますので、そのニーズに応じて、六月中学校も含めて時間を、登校サポーターも是非延ばしていただきたいと求めて終わります。
◆たがた直昭 委員 一応、現時点で16名の生徒が利用ということなんですけれども、私はむしろ、人数が30人、40人いるから成功しているかとか、例えば10人以下だから失敗とか、そういう部分ではなくて、この16人でも、やはりここのところに来るということが非常に大事な成果の一つだと思うのですね。
それに対して、通所前に友人関係で教室に登校できなくなった。しかしながら、恐らく頑張って、教室には入れないけれどもSSRの方に来て、頑張って、不登校になってはいけないけれども頑張ろうというふうな意思があるかと思うのですけれども、ほかの普通の生徒さんから見て、ここのSSRさんとの、何ていうのかな、関係というのは、今、どういう状況になっておりますか。
◎教育指導課長 特にほかの子たちから見て、この教室がどうという感覚は多分ないと思います。ないですけれども、この子たちが、やはり通っている子どもたちがそこでやっぱりクールダウンをしたりとか、心を整えて戻ってくるのをしっかり受け入れるという気持ちは、子どもたちの中にあるというふうに聞いております。なので、SSRに通うことで自分の友達がリフレッシュして戻ってくるというところをしっかり受け止めるという感情は芽生えてきているかというふうに感じております。
◆たがた直昭 委員 昨年も我が会派で行かせていただいて、様々見させていただいて、校長OBとかサポーター支援員とか、もう本当に我慢強くやっているなというのが、すごいお話を聞きながらも非常に感じられるのですけれども、今後の方針の中で(2)で、六月中学校の今後環境整備については、施設営繕部との連携を進めていくということなんですけれども、もう少し、今後どういう形で進めていくのか、お願いします。
◎教育指導課長 今、ちょうど改修工事に入っているところなんです。通常の教室の大きさより、今、ちょっと狭いぐらいの形でやっているんですけれども、これを改修と合わせて倍ぐらいの広さに広げて、なおかつ隣に教育相談室があるので、そこと声が聞こえてこないように間に倉庫を置いたりというふうにして、その子たちがどうすれば安心して過ごせるかという形で、今、整えています。
また、先ほど言いました空間プロデュースというところで、入れる家具であったりとか、そういうところも気を付けてやっていきたいというふうに考えております。
◆たがた直昭 委員 先ほど来お話があるんですけれども、今後、六月中学校を中心に4校進めていくということなんですけれども、未然防止の取組であると思う、この六月中学校というのは、前からある程度SSRを進めてきたから、今回この事業をやりますよと言っても、ある程度すって入れたかと思うのですけれども、残りの3校は恐らく、今後選定していくと思うのですけれども、非常に、すっと入るよりも結構難しいと思うんですけれども、その辺のあれはいかがですか。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりです。今、六月中学校で検証を進めていると同時に、要は個別のアセスメントシート、要するに、その子はどうしてここに来たのか、ここからどうしていけばいいのかというの、項目を整えながらシートをつくっています。それをモデル校4校全部で共有をして、六月中学校で今やっている取組のノウハウというのをしっかり伝えていけるようにして、万全なスタートを切りたいなというふうに思っております。
◆たがた直昭 委員 最後に1点。4校ということで各地域に分けてやっていくということなんですけれども、先ほど来何回か、まずは当然、部屋の確保ですよね。次に、学習環境の整備。人の配置にしかり。そして、不登校になっている方々への、利用者ですよね、この辺もみんな加味して一つの学校をつくるという形になるかと思うんですけれども、非常にこれが一体になるのが難しいと思うんですけれども、でもモデルとして各地域1校ずつつくるということなんですけれども、もう一度その辺、お願いします。
◎教育指導課長 まずモデル校については、しっかり部屋が確保できる、そして空間プロデュースもできるような状況であること。そして、今度4月から配置する校長OBというのもしっかり確保した上で、先ほど言いましたシートを活用しながら進めていく。当然、モデル校4校については、それなりに不登校になりそうな子たちがいるという情報を得ていますので、しっかりとそこはトータルコーディネートしながらやっていきたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 昨年9月に、先ほどからお名前出ている辰沼小学校の元校長の仲野先生と、伊興中の元校長の森永先生ほか、メンバーで視察を六月中にさせていただきました。当時は、不登校生徒数が20名中、うち10名が別室登校でした。現在、別室登校生徒数が16名ということで、6名増えているということで、別室登校につながったことがよく理解できました。
元校長や資格をお持ちの看護師方もいらっしゃったんでが、メンバーとアセスメントシート導入の話になりました。どういった観点で作成するかで支援の仕方が変わってくるという話がありました。
不登校である当事者の分析だったり、困っている保護者の声にも耳を傾けて分析をする、こういった視点を入れながら、等身大のアセスメントシートをつくっていくことが最も重要だということを議論しました。
等身大のアセスメントシートをつくっていただきながらモデル事業を広げていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎教育指導課長 アセスメントシートにつきましては、今、統括SSWの監修を得ながらやっております。なので福祉的な観点、それから心理的な観点、それと、そのシートを用いて、今、六月中学校の校内委員会で中身をもんでいます。
要するに、そこには、学習のことと進路のことについても加味しながらつくっております。様々な子どもたちがいますので、そこに全て当てはめていけるような形でやっていきたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 以前、事前説明のときには、令和8年度には全校に広げていきたいというお話でした。そのような思いで皆さんやっていらっしゃるという解釈でよろしいですよね。
◎教育指導部長 指導員のところがやはりネックになっていて、誰でもいいということではなくて、きちんと寄り添って支援できる人、そうなると、それだけの人材が一気にそろえられるのかというところは、やはりネックになっております。そう考えますと、やはり人材の確保を加味しながら段階を追って進めていく必要があるというふうに考えております。
◆長谷川たかこ 委員 是非、段階を追いながら、行く行くは中学校全校で行えるようにお願いしたいと思います。請願でも要望を出しているように、小学校にも是非、全校展開をしていただきたいと思っております。中学校でできているのでありますから、やはり小学校でもやろうと思えばできるはずです。早いうちから不登校という芽をきちんと摘む。個々の当事者に寄り添って、そこが改善されれば、中学校に進学してもスムーズに移行できるはずです。
小学校の未然防止という支援策も同時にこれからつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育長 今回、1,100人を超える不登校ということで、その7割が中学生であり、なおかつ中学1年生になると、その数が劇的に増えてしまうということで、中学校の方を優先して考えておりますけれども、今、長谷川委員おっしゃるように、早い段階でこういった芽を摘んでいくということは大事だと思いますので、中学校のものをそのまま移行できるのかというの、またいろいろ問題もあるかと思いますので、併せて検討していきたいというふうに考えます。
◆長谷川たかこ 委員 建設的によろしくお願いいたします。
◆佐藤あい 委員 今、お話ありましたけれども、長谷川委員からお話もありましたが、小学校についてというところで、1,000人を超える不登校の7割が中学生ということでしたけれども、不登校ではなくて行き渋りだったり、要は、不登校ではないけれども教室に行けていないよという部分に関しても、中学生の方が割合が高いのか、そのあたりはいかがでしょうか。
○吉田こうじ 委員長 どなたか。
◎教育相談課長 すみません、すぐにはちょっと。行き渋りとなりますと、学校の方に確認してみないと分からないので、今はお答えできません、すみません。
◆佐藤あい 委員 今回、不登校未然防止事業ということですので、やはり不登校の人数の割合とかというだけではなくて、不登校にはなっていないけれども登校渋りの状態、あるいは教室外というような子どもたちの人数の把握だったりという部分もきちんとした上で、今後の対応というのをしていただくべきかなと思っております。
やはり他自治体の調査ですと、小学校低学年から登校渋りというようなところの人数が多い、不登校になり始めたのはいつからかというような調査、滋賀県の調査ですけれども、こちらでは小学校低学年と回答している人数が多いという調査もありましたので、足立区ではどうなのかというところも確認をしていただきたいと思っております。
全中学校でできない理由の中で、人材というところと空き教室の問題というお話ありましたけれども、教室という部分に関しては、なかなか空いていないというところを空けると、そんな簡単にできることではないと思います。ただ対応はすごく必要な部分ですので、部屋がなくても指導員を確保することで、図書室なのか、どこというのはまたその学校によって違うと思いますけれども、まずその部屋がなくてもできるというような、対応ができるような考えも同時に検討を進めていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
◎教育長 実際に学校の部屋の状況がどういうのかというのもあるんですけれども、私、学校訪問してよく校長先生とお話聞きますと、なかなか来られない子が校長室なら来られるということで、校長先生がよくお話を聞いてあげたりというようなケースには何回も出会っておりますので、そういう意味では、子どもが安心して話を聞いてもらえればというのを、特に一部屋確保するということもありますが、それ以外にもいろいろな手だてを考えながら進めていく必要があるかなというふうに考えます。
◆佐藤あい 委員 是非お願いいたします。
あと最後に、不登校の保護者に対してという部分で、不登校の保護者の集まりみたいなものをされているかと思うのですけれども、令和5年の回数と人数の実績と、令和6年の実施予定というのを最後、お聞かせいただけますでしょうか。
◎教育相談課長 保護者の会のことですかね。令和5年度は、10月に2回実施させていただきました。人数については、すみません、前回の文教委員会で報告は多分さしあげているかと思うんですけれども、すみません。
大体、講演会の方は40人ちょっとぐらい参加で、交流会の方も30人ぐらいの方は参加していただいております。令和6年度については、回数を少し増やすような形で、今、検討中でございます。
◆佐藤あい 委員 令和5年は10月2回というのは、同じ方々なので、ワンセットみたいなイメージでよろしかったですよね。
では、もう今年度中は実施予定はないということで、来年度に向けてということでしょうか。
◎教育相談課長 今年度は、10月に行った1回きりでおしまいですということです。
◆佐藤あい 委員 不登校のお子さんの人数、1,000人を超えているというような状況にもありますし、登校渋りなんかの人数を入れると、この不登校の約3倍はいるのではないかと言われておりますので、是非、こういったものを定期的に回数増やして実施をすることと、あとアナウンス方法ですね、きちんと多くの方に、そういった保護者の会が行われるということが、通知が行き届くような形で工夫をしていただきたいと思いますので、こちらは要望で終わります。
○吉田こうじ 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○吉田こうじ 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いします。
◆くじらい実 委員 2件とも継続でお願いします。
◆たがた直昭 委員 2件とも継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 両方とも採択でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 2つとも採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 両方とも継続でお願いします。
○吉田こうじ 委員長 それでは、受理番号15と36両方一度に採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○吉田こうじ 委員長 挙手多数でございます。よって、継続審査と決定をいたしました。


