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予算特別委員会の内容④【ペアレント・メンター事業の拡充について】

足立区ペアレント・メンターは、行政支援では賄いきれない当事者目線の支援事業です。来年度からは私の提案により事業の見直しが行われ、足立区が運営主体となります。

 

発達の特性に関しては、適切な時期に発達を促す生活環境を整えることで、成果が出やすいと専門家が論じています。その為、通常学級に在籍する困り感を持った多くの保護者達に寄り添った支援策として、アウトリーチ型の支援を行うことが最も重要です。

 

通常学級に在籍するスキルの高い親に支援をする側になってもらいながら、個々の問題点や課題への明確化を行い、本当の支援に繋がるよう全力で推し進めて参ります。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

【ペアレント・メンター事業の拡充について】

長谷川たかこ委員:学校と密に連携した相談機能を完備させ、足立区全小・中学校に在籍している発達特性のある子ども達やその保護者に対する支援として、広くこの支援が活用できるよう、アウトリーチ事業を展開していくことを強く求めます。このことを踏まえて、区の決意と来年度の方向性と具体的な見通しをお答えください。

 

支援管理課長: 今、長谷川委員から御発言ありま したアウトリーチに関してでございますが、こちらについては、アドバイザーの意見も取り入れながら、関係諸機関と幅広くペアレント・メンター事業の情報共有を図り、アウトリーチ事業の展開に努めてまいります。

 

長谷川たかこ委員:現在、ペアレント・メンター養成講座が3日間終了しました。そこでの課題をご指摘します。ちょうど、インフルエンザや新型コロナの感染症が流行っている時期でもあり、家族の体調不良により継続して受講できる方々が少ない状況となりました。この事業を広く熱意ある有能な保護者による支援事業として根付かせるためには、子どもを抱えたお母さん達にご協力をお願いする以上は、ある程度の融通が利く仕組みを作らないといけません。今回、3日間の養成講座をコマ数とみて頂けるとのお話でした。今の状況では新規メンターは数人となってしまいます。先ず、今回、養成講座受講者は7人でしたが、3日間継続して受講できた人数は何名でしたでしょうか。

 

支援管理課長: 現在のところ3名となっておりま す。

 

長谷川たかこ委員: アウトリーチ型の新規支援事業を行うにはそれなりの人数が必要です。来年度まで養成講座を待たないとメンター活動ができないという仕組みではなく、途中まで出席できていた方々にも最終面接を行い、人物ともに問題なければ4月から実働部隊として一緒に動いてもらい、実務を積んでもらいながら来年度の講座を受講することで完結するといった手法で走らせてみては如何でしょうか。

 

支援管理課長: 長谷川委員御発言のとおり、様々な意見はあろうかと認識しております。ただ、メンター活動につきましては、講座を受講していただいてからと思っております。

 

長谷川たかこ委員: 分かりました。来年度は人数拡充できるようにお願いしたいと思います。 次に、団体単位でコーディネーターを置くという案がありましたが、そもそも特性ゆえ、そのような実務が不得手であるといった声がメンター希望の全保護者から挙がっています。給与の部分でも差が生じるため、コーディネーターは区主導で行い、メンターには相談支援に特化した形でお願いするといったやり方で行うべきです。

区の見解を伺います。

 

支援管理課長: 今回は本当に区直営ということの 過渡期、移行期でもあります。

ここについては、 団体の力を活用しつつ、詳細はまた詰めていきたいというふうに思っております。

たがた直昭委員長: 残り1分です。

 

長谷川たかこ委員: 来年度、このペアレント・メンターが成功するように期待しておりますので、 通常学級に在籍する困り感を持った多くの保護者達の支援策として確実に提供し、適切な支援事業となるよう、引き続きよろしくお願いいたします。