✩文教委員㊴成果報告:ユニバーサルデザインの教室【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】【不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願】
(5)5受理番号15 不登校の子どもたちや発達障がい特性のある子どもたちとその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願、(6)5受理番号36 不登校未然防止事業を足立区全小・中学校で行うことを求める請願、以上2件を一括議題といたします。前回は継続審査であります。
また、報告事項(6)を教育指導部長より、報告事項(17)(18)(19)をこども支援センターげんき所長より、以上の報告事項が本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎教育指導部長 恐れ入ります、文教委員会の報告資料12ページをお開きください。
不登校未然防止事業の利用生徒の状況とモデル校の拡大案についてでございます。
所管部課名は記載のとおりでございます。
項番1でございます。
利用生徒に対して、昨年末にアンケートを実施しております。生徒16名のうち6名の回答になっております。主立ったものをピックアップしておりますので、御覧いただければと思います。
まず、SSルームのよいところ、こちらは自由に勉強できること、あとは分からないことは先生にすぐ確認できる、指導員が常時いるということで、このような回答がございました。
それから、変えてほしいこと、(2)にございます。静かに過ごせるようにしてほしいということとともに、ほかの教室から見えないようにカーテンを付けてほしいということでございます。このカーテンについては既にパーティション等で対応を済んでおります。
それから、現在の過ごし方ですが、それぞれ自分のペースで学習をしている。
(5)のところで、利用するようになって変化したことというところを御覧ください。登校日数が増えた、それから学校にストレスを感じなくなった、学校に行くことに対する恐怖感や行きづらさが改善したというような、生徒の気持ちが登校日数ですとか、その気持ちに変化が出たという結果が出ております。
続いて、13ページでございます。
モデル校の拡大についてでございます。
今年度1か所でございましたが、不登校生徒が多い学校、それから教室の確保ができる、地域性に偏りがないことということで、令和6年度は現在の1校から3校プラスをいたしまして計4校となっております。項番2のところに記載をしております。
今後のスケジュールでございます。
今回、新年度予算案にプラス3校の部分の環境整備費を予算計上しております。お認めいただいた際には早期に事業に着手していきたいと考えております。
◎こども支援センターげんき所長 報告資料の43ページをお開きください。
件名、所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、令和5年1月20日の文教委員会におきまして、令和5年度中に決定することとされておりました特例課程教室、あすテップの今後の方針について御報告するものでございます。
この結論でございますが、この43ページの項番1の今後の方針(1)でございます。令和4年12月の検証会議での御意見では、学びの多様化学校と連携できるとよいというものですとか、現在を変更する必要はないというものでございました。
これに加えまして、項番2の学識経験者の意見にございますとおり、不登校状態と通学状態の中間的な状態というあすテップの運用が効果的であること、また在籍校に籍を残したまま通級するスタイルが保護者や通級生からも高く評価されていることから、現行のスタイルを維持しながら、不登校生徒の多様な状況に柔軟に対応していくことを今後の方針とするものでございます。
これらの効果、評価の裏付けとなります調査アンケートの結果でございます。44ページ、45ページにかけて、棒グラフでは、学力調査なのですけれども、国語の平均点は中学校全体と同じぐらいだったというところですが、数学、英語については、中学全体よりも20点ぐらい低くなっているということ。
あと46ページにかけて、円グラフ、こちらは意識調査でございますが、分かるまで努力しているとか、自分にはよいところがあると思う。非認知能力の項目では、中学全体よりも肯定的な数値が高いことが確認されております。
次に、47ページの一番上のところ、これは通級生及び保護者アンケートの結果なのですけれども、通級生の86%、保護者の71%が在籍校との関係を保ち続けたいとの回答がございました。
また、この一番下のところ、通級による変化のところでございます。通級意欲、学習意欲が向上、他者理解が進んだとの回答がございまして、学校以外の居場所での活動による効果が確認できております。
続けて、48ページをお開きください。
件名、所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、登校児童・生徒への支援として、この令和6年4月開校予定の東京みらい中学校と区と連携する案について御報告するものでございます。
1が連携の案、五つございますけれども、例えば(3)でチャレンジ学級・あすテップの通級生が、東京みらい中学校を運営する学校法人での専門学校で体験授業を通して、進路、キャリア形成に生かすことを予定をしております。
加えて、(5)東京みらい中学校をはじめ、不登校支援NPOですとか区内のフリースクール、これらとの連携のための連絡会を実施してまいります。
項番2がそのスケジュール案でございます。
今後の方針でございますが、令和6年度の当初予算案が可決いただきましたら、この連絡会に参加するNPOですとかフリースクール等の団体を徐々に増やしてまいりまして、連絡会の回数も増やしてまいりたいと考えております。
続けて、49ページをお開きください。
件名、所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、1番に概要がございますけれども、リモートで活動する全国の支援者、学校、行政が連携をして、不登校小・中学生に対し、仮想空間、いわゆるメタバース空間でオンラインによる伴走支援と学びの場づくりを実現するものでございます。
項番2が経過、進捗の状況でございます。
項番3が、その支援の状況でございますけれども、49ページの下の中学2年生のところでは、昨年6月から別室登校を開始しましたが、現在では週1回のオンライン面談を継続して、回を重ねる度に好きなことの話とかテーマに沿った話ができるようになってきております。
50ページの一番上の例ですと、こちら中学1年生です。家庭訪問でも先生は会えなかった、外出も全然できない、こういう状態でしたけれども、週1回のオンライン面談を継続して、チャットですとか、リアクションの絵文字でコミュニケーションを取ることがだんだんできるようになってまいりました。
項番4、今後の方針でございます。
当初予算案を可決いただきましたら、引き続き、4人の支援をモデル事業として継続してまいります。
○吉田こうじ 委員長 それでは質疑に入ります。何か質疑はございますか。
◆長谷川たかこ 委員 予算審議でもお話させていただきましたが、不登校支援と不登校未然防止事業というすみ分けがちょっと難しい部分があって、私の働きかけで伊興中学校が昨年末より別室のお部屋を開設したところなのですが、今回不登校未然防止事業についても来年度4校設置ということで、この間、公明党からもソファーを必ず入れてくださいねというところでお話はさせていただき、私もこの事業については自主財源をもっと付けるべきだと思うのです。
今の予算化されているものよりも、もっと更に自主財源を付けて、よりよいものを構築しながら一気に広げていくということをしていただきたいと思っております。
以前から申していますが、中学だけではなく、小学校にも輪を広げていく、まずはそういう形で自主財源をどんどん付け、支援の拡充を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育指導部長 こちらの予算なのですけれども、今、必要な予算を計上しております。お金があればあれだけいいじゃないかということではなくて、本当に子どもたちに必要なものをきちんと皆で確認した上で予算を付けておりますので、必要なものがあれば今後もきちんと予算計上してまいりたいと考えております。
◆長谷川たかこ 委員 その部分で言えば、予算審議で登校サポーターの人件費に予算が少ないという事を指摘しました。伊興中学校からも申入れがありましたが、予算化をし、人件費を付けてもらい、登校サポーターを午後まで付けていただくとか、学習支援の人材を付けてほしいというところは要望させていただきました。
来年度いかがでしょうか。
◎教育相談課長 登校サポーターの予算の中で、伊興中の方、生徒も多く登校されているようですので、人の手配も含めて調整の方はしてまいりたいというふうに考えております。
◆長谷川たかこ 委員 よろしくお願いいたします。
当事者の親御さんからお話が入っています。中学にこれから進学する方の話です。
不登校別室とコミュニケーション教室、両方を受けることができないということを小学校の担当者から言われたそうです。執行機関にお聞きした所、次に進学する中学校では、受け入れできるとのことでした。小学校と中学校での保護者とのやり取りに齟齬が生じています。不登校で学校には全くいけない生徒が名前だけを登録してしまうこともあるので、それを未然に防ぐために、出来ないという話しだったようです。
しかし、どこかでそのつまずきが解消されて、行こうかなと思ったりもする時期もあるとと思われます。いずれにしても不登校生別室とコミュニケーション教室は両方登録でき、いつでも行けるようにすべきだと思います。いかがでしょうか。
◎支援管理課長 今おっしゃっていただいたコミュニケーション教室のところでございますけれども、こちらについては不登校が長期化しているような場合にはルールとして使えない。ただし、不登校条件の方が少しずつ行けるよとか、そういった状況になった場合には考えられるという形になっておりますので、その方の状況ということになります。
◆長谷川たかこ 委員 その方は、ずっと不登校だったわけではありません。
お母様と一緒にお母様が伴走型で学校に連れていって学校に通っていたお子さんです。
そのお子さんが、今回、両方は駄目ですと言われてしまった事例です。
小学校からそういうふうに言われたとのこと。これから上がる中学校の方では、オーケーですよという話でした。保護者からは、全然話が食い違っているとのこと。
保護者からは、今後、このような事がないようにしていただきたいとおっしゃっています。いかがでしょうか。
◎教育相談課長 今、長谷川委員がおっしゃった方なのですけれども、小学校の方は一般的なところの説明でということで、先ほど支援管理課長も申し上げたように、不登校で全く学校に行けていないお子さんを名前だけコミュニケーション教室に登録させるということができないというところで、一般的にはコミュニケーション教室と別室の両方登録できないのですよという説明をしてしまったようなのですけれども、今、申し上げたように別室に行っていても学校には行けているお子さんもいらっしゃいますので、そういった御事情を伊興中学校の方に詳しく説明したところ大丈夫ですよということになっているので、やはりそのお子さん、お子さん一人一人の状況に合わせて対応していくということが大切にはなりますので、小学校の方の説明が一般的なところの説明をしてしまったというところで申し訳ないことをしたなというふうにはこちらも思っております。
◎教育指導課長 すみません、齟齬がないようにというところで、不登校のお部屋、いわゆる未然防止も含めてなのですけれども、に関して登録という概念はございませんので、よろしくお願いいたします。
◆長谷川たかこ 委員 登録ではないというのは。
◎教育指導課長 結局子どもたちが、そういう例えば心が不安定になったときに行きたいと思ったときに行けるようなお部屋にしたりとか、登校渋りがあって登校したいけれどもなかなか手が伸びないというときに、いつでも使えるお部屋という感覚ですので、登録しないと利用ができないということにはしておりません。
◆長谷川たかこ 委員 それは未然防止であって別室登校は違いますよね。
◎教育相談課長 別室の方は、登校サポーターを派遣するという関係で何人ぐらいいらっしゃるかということで一応お名前の方を登録をさせていただいてはおりますけれども、未然防止の方はそうではないというふうになりますし、登録もそこまで、一応お名前をいただいているというところの登録です。
◆長谷川たかこ 委員 何かその登録をしてないと行けませんよということを小学校側から言われたそうです。私とその方がつながっていたから、今回、このように発覚しました。次の中学校では、コミュニケーションと別室登校、両方行けるようになりましたが、私とつながってなかったら、小学校での話の通り、一般原則で登録という話で済まされてしまいシャットアウトされ、支援に乗れない状況になってしまう所でした。これはいかがなものでしょうか。
◎教育長 未然防止の方も、すみません、まだ小学校の方にきちんと浸透していなかったりというところもあったのかなというふうに思います。
また新しい年度ももうすぐ始まりますので、学校にはそごがないように、きちんとこちらから伝えていきたいというふうに思います。
◆長谷川たかこ 委員 是非そこの部分の御説明、研修、意識改革なのでしょうか。よろしくお願いしたいと思います。
予算審議のときに時間がなくて、ユニバーサルデザインの内容が、私、中途半端になってしまいまして、足立区版のユニバーサルデザイン、執行機関の皆様のおかげで実現しております。本当にありがとうございます。
来年度全校で導入になると、やはり教員の知識とスキルがそれだけ必要になると思います。私、昨年、一昨年といろいろと視察をさせていただきました。現場の校長先生はじめ先生方は、東京都の様々な場所から派遣されてくるので、いろいろな自治体を経て足立区に来られると思われます。例えば綾瀬小学校の校長先生でいらっしゃれば、もともとここの課長でもいらっしゃった方でした。今回、品川区で学んでこられた品川区のよいものを綾瀬小学校に導入され、プラス足立区版のユニバーサルデザインを実現させてくださっておりました。すばらしい試みだなあと拝見させて頂きました。
このような形で皆さん、足立区版ユニバーサルデザイン、プラスアルファ御自身が経験された現場のスキルを落とし込む事をされていらっしゃいました。来年度は足立区版ユニバーサルデザインが全校に広がるわけですから、会議体を年に数回持っていただいて、その先生方が持っているすばらしいスキルを更に足立区版ユニバーサルデザインに盛り込んでスキルアップ、ブラッシュアップしていただきたいと思います。
○吉田こうじ 委員長 質疑の途中、申し訳ございません。請願の議論なので不登校特例……。
◆長谷川たかこ 委員 請願の中に入っています。
○吉田こうじ 委員長 入っているのですね、ユニバーサルデザインの話が。
◆長谷川たかこ 委員 入っています。それをやってくださいと。
○吉田こうじ 委員長 分かりました。引き続きお願いいたします。
◎支援管理課長 今、長谷川委員おっしゃっていただいたユニバーサルデザインのところですが、モデル校ということで5校先進的に取組を進めていて、それを先日、実を言いますと2月の下旬にその発表会みたいな形をさせていただいたところでございます。いいものはどんどん取り入れていって、全校でそういったユニバーサルデザインが推進されることを我々も本当に感じておりますので、来年度もより一層進めてまいります。
◆長谷川たかこ 委員 教員がどれだけ意識が変わったかという観点での指標が必要だということで、4年前の質疑で投げ掛けさせていただき、一度アンケートは取っていただいたところなのですが、その後はいかがでしょうか。進捗状況を教えていただけますでしょうか。
◎支援管理課長 正に今、長谷川委員からおっしゃっていただいた、この夏、秋にアンケートを取らせていただいて、そこで、おおむねやっていることが見えてまいりました。来年度につきましても同じような形でアンケートを継続させていただいて、その効果をまたより一層検証しまして、いい形でユニバーサルデザインを推進してまいります。
◆長谷川たかこ 委員 ありがとうございます。また、来年度もいろいろと足立区の全小・中学校に視察にお伺いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○吉田こうじ 委員長 長谷川委員、大変失礼いたしました。
◆たがた直昭 委員 何点か、まずカタリバ、room-Kについて、メタバースなのですけれども、この資料を見ますと、締結してリストアップが10人利用意思を確認し4人申込みということで書かれているのですけれども、利用意思を10人確認し4人申し込んだのですけれども、辞退者が6名いまして、そのうちの一つに、本人の参加意思なしが2人、保護者からの連絡がなしということで、この辺利用意思を確認したということとちょっと違うのではないかと思うのですが、この辺についていかがですか。
◎教育相談課長 すみません。こちらの書き方が少し紛らわしかったようで、申し訳ございません。一応room-Kの方が、今年度は4名の方が無料で支援できるということになっていたので、こちらの方も最初に、かといって、4名の方がぴったりということもないので少し多めにリストアップの方をさせていただいて、その中で優先順位の高い方からお声掛けをしていった結果、是非やりたいという方を順番にやっていったのですけれども、その中で御本人に聞いたところ、そういうのもあまりやりたくないというような方もお二人ぐらいいました。
あとは、もちろん後半の方ではあるのですけれども、なかなか何度働きかけをしても保護者の方から御連絡いただけない場合は、次の方にお声掛けをしたりというようなこともありましたので、結果として、このような結果になってございます。
◆たがた直昭 委員 分かりました。そういうことですね。すみません。
メタバース、仮想空間ということで私も体験させていただいて、非常にはまってしまうと何か怖いぐらいに結構入っていったのですけれども、今回4人が多いか少ないかというのはまた別として、今4人の現状というのはいかがですか。
◎教育相談課長 正式に始めたのが1月からという状況なので、まだまだなかなか、ようやく始めたところというようなお子さんもいらっしゃいますけれども、結構その最初の頃に始めた方は、そういったのをやることですごく意欲が出てきたというお子さんがいらっしゃいまして、何か学校の方にも少しつながるようになってきたというような話も伺っております。
◆たがた直昭 委員 分かりました。
今回カタリバの方で、NPO法人で支援事業を行うということなのですけれども、このカタリバroom-Kというのは、不登校の方とカタリバの方でいろいろ話し合ったり、いろいろするかと思うのですが、このカタリバの相手の方というのは何か資格を持っていると、何かある、普通のNPOの方なの。
◎教育相談課長 資格を持っている方は1人担当としては付いてはいるのですけれども、ふだん日常的にお話をしたりするのは全国の支援者の方になりますので、そういった方たちは特段資格等は持ってございません。
◆たがた直昭 委員 分かりました。
何とかこのまま継続して人数を増やしていただきたいのですけれども、ちょっと前も本会議で言いましたけれども、東京都と連携してバーチャル・ラーニング・プラットフォームということで、東京都8区市が今、手を挙げて連携事業をやっているということなのですけれども、改めて足立区としての連携についてはいかがですか。
◎教育相談課長 東京都のバーチャル・ラーニング・プラットフォームも、足立区では令和6年度から参加の方を一応させていただくということで、まだ正式な決定の連絡というのは来てはいないのですけれども、一応その説明会等には参加させていただいておりますので、一応来年度は実施の予定で今、準備の方を行っております。
先日、具体的にどのような空間でというものもちょっと見させていただきましたので、また改めて次の委員会にまた報告させていただきたいというふうに思っております。
◆たがた直昭 委員 分かりました。
新宿区が先行して、あと中野区とかがやっているということでありますので、その辺を参考にしながら進んでいただきたいと思います。
あと、不登校の未然防止、今、六月中でやっているということなのですけれども、もう1回、事業の実施時期、これ早急に予算が付いたらやりますということなのですけれども、大体いつ頃になりますか。
◎教育指導課長 もう4月から運用できるように今、計画を立てております。
◆たがた直昭 委員 この選定方法なのですけれども、区立中学校に募集の目的等を周知し、実施希望を募集ということで募集しましたと。選定基準というのは、不登校生徒が多い等の課題があることということなのですけれども、この辺は、この学校は不登校が多いから、でも手を挙げてねと、その辺どういう形の選定方法だったのですか。
◎教育指導課長 不登校、完全不登校というよりも、その教室から出てしまう子が多かったりとか、あとは学校に教室がちゃんと空き教室がある。そういうところで出入りも含めて、なかなかいい場所にあるというところも加味しながら選定しております。
◆たがた直昭 委員 早ければ4月から実施ということなのですけれども、当然、この3月、4月ということで異動の時期等々があって、校長先生、早い人は内示を受けている人もいるかもしれませんけれども、そういった場合、学校が例えば、加賀中に赴任してきました、校長になって赴任してきた。しかし、今までは未然防止とかがなかったのだけれども、急にやったらこれをやりなさいということなのですけれども、その辺は大丈夫なのですか。
◎教育指導課長 まず区内の中学校長に関しましては、全員に同じように説明をしております。外から入ってくる管理職も当然おりますので、そこには4月に入ってから丁寧に説明はいたしますけれども、併せて副校長であったりとか主要な教員にはモデル校になっているところについては説明をもう既にしておりますので、うまく情報が伝達するように考えております。
◆たがた直昭 委員 最後に1点、新たに加賀中と、どこだろう、蒲原中と第一中ということなのですけれども、私も六月中に行ったときにいろいろ課題を聞いた中で、やはり校長のOBや指導員らの確保、これが非常に大変だということなのですけれども、この辺についてはどうですか。
◎教育指導課長 ここについては、かなり厳しい状況はございます。役職定年の年齢が上がってくるのと同時に、今まで想定していた退職者というのがだんだん減ってくる状況にもあります。ただ、そんな中でも、ある程度のラインというか、このぐらいは見込めるというのは、今、想定しておりますので、それと踏まえて他区からの流入等も考えながら進めていきたいというふうに考えております。
◆たがた直昭 委員 せっかく今度、東西分けてしっかり4校均等にやるということですので、まずはいいスタートができるように、よろしくお願いします。要望です。
◆ぬかが和子 委員 私も、まず未然防止策関連で質問させていただきます。
六月中で言いますと、もともと別室登校の部屋があって、そこに登校サポーターがきちんと過ごしてくださって、それにプラスアルファでやった形なので、事実上、最初分けると言っていたけれども、私も見に行ってうまくいっていると思ったのですけれども、それは分けなくてもうまくいっていると、うまく回っていると。
ただ、いろいろな子がいる中で、分けた方がいいという場合もあると思うのですけれども、そこは基本絶対分けなきゃいけないというふうに決めてないと思うのですけれども、本当に各学校、状況を見て柔軟に、つまり不登校の子どもと未然防止の対象の子どもというのは、そんなに厳然と分けられるものではないのではないかと私思っていまして、その辺どうお考えでしょうか。
◎教育指導課長 一つは、やはりSSルームをつくるときに、大きい部屋というのを想定しています。なぜかというと、やはり入ってきたときにその中で分ける必要性が出てくるかもしれない。だから、それがパーティションで分けるだけでいい子なのか、更にその中にお部屋を造ってあげるべきなのか、はたまた全然別室にするべきなのか、様々想定がありますので、今モデル校として選んでいるところは、まず、一つの部屋が大きいところ、更にそれ以外にも部屋が準備できるところというところで考えております。
◆ぬかが和子 委員 もう1回、念のためお伺いしますけれども、最初説明を受けたときは、別室登校と不登校は別のものだ、別室登校支援と、だから部屋も分けますという説明だったわけです。だけれども、私の質問では、分けることを基本としないで柔軟にやるということでいいのではないかということを聞いているのですけれども。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。そこはもうしっかり区分けをするわけではなくて、やはりその一人一人の子どもに合ったやり方というのでできるような感じで運用していきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 先ほど、こども支援センターげんきの方から御答弁があった登校サポーター問題で対処しますという御答弁ありましたけれども、時間数が足りないという問題で、私も前回だったか前々回だったか文教委員会で、六月中そのものでも、せめて給食まで一緒に過ごしてくれたらなと、元退職した校長先生も含めておっしゃっていたのは非常に印象的で、そうしますと特定の学校だけじゃなくて、私は是非もう一度確認なのですけれども、今の上限3時間ということではなくて、希望があればそこは延ばしますよということにしていただきたいのですが、どうなのでしょうか。
◎教育相談課長 一律に1日3時間というのが一応、今、原則でという形で一応お示しはしています。予算の範囲内でというところになるのですけれども、ただ、様々な事情がある場合は3時間以上であったりとか、週3日以上という形でも現在も対応しているところはございますので、そこは来年度は柔軟に、予算の範囲内ではあるのですけれども、柔軟に対応できるところはしていきたいというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 よく分からないのですけれども、予算の範囲内でというのは、必要に応じて本当に必要だったら不登校の子をそれによって救っていこうという施策なわけですですから、補正予算だって組めばいいわけですし、要は希望があったときに、その希望に応じて増やせるような基本スタンスで臨んでくださいということを聞いているのです。
◎こども支援センターげんき所長 御指摘のとおりでございます。今まで1日3時間ということを原則のように言ってきておりましたけれども、そこを柔軟にしていくということと、やはりその辺のニーズがあるのだと、予算的には必要なのだということであれば、その予算の内容についても流動的に考えていきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 本当にそうなのです。別室登校にしても、もっと言うと未然防止にしても、うまく回り掛けていたり、回ろうとしていればしているほど時間が欲しくなるのです。それがうまく取り組めてない学校は、残念ながらあまりニーズないかもしれないけれども、そういう状況から希望があれば延ばしますよというスタンスで是非示していっていただきたいというふうに思います。
それから、報告資料の方の学びの多様化学校との連携の絡みで質問させていただこうと思っているのですが、東京みらい中学校、結局、足立区で補助もすることになったわけですけれども、進学するお子さん、不登校のお子さん、何人ぐらいというふうになったのでしょうか。
◎教育相談課長 全部で19名の方が入学することになったと伺っております。
◆ぬかが和子 委員 新設校なわけですけれども、学年内訳はどうでしょうか。
◎教育相談課長 中学1年生が5名、中学2年生が8名、中学3年生が6名というふうに伺っております。
◆ぬかが和子 委員 本当にそういう点ではそういう子たち、補助もあってよかったなというふうに思っているのですけれども、それと併せてあすテップも存続をさせようと、連携を強めていこうという判断されたということも私は非常によかったなと。やっぱりあすテップだから行けるというお子さんも私も聞いておりますので、よかったなというふうには思っています。
その上で、この連携の中で、三幸学園の専門学校で体験授業をして、進路、キャリア形成に生かすと書かれているのですけれども、私も三幸学園、この東京みらい中学校を見学に行ったときに、本当に三幸学園というのは、ネイルから美容から、ありとあらゆる専門学校を持っていて、多様な選択肢、本当に小学生、幼児だったらお仕事体験の場所もありますけれども、本当に多様な選択肢があるということに気が付くだけでも、そういう子どもたちにとって大きいと。だから、うまくそれを伝えて連携を取っていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
◎教育長 やはり想像しているのと実際やってみると違ったりで、意外とやってみると面白かったりと、実際に体験できるというのは非常にいいところなのかなと思いますので、その辺の連携は強めていきたいというふうに思います。
◆ぬかが和子 委員 その上で、こういう学びの多様化学校もあり、あすテップもあり、チャレンジ学級もあり、子どもの居場所を使った支援もありという多様な選択肢が今あります。それがどう本当に今1,000人を超えたという保護者に届いているのかという問題なのです。
というのは、やはり私も当事者の保護者さんから相談を受けたときに、これもあるよ、これもあるよ、これもあるよと言ったら、びっくりしていたわけです。そうすると、もしかしたらこれだったらうちの子は行けるかもしれないと、では、それがどう届いているのかなというので改めて登校支援ガイドを読んでみますと、結局はここにはあるよと書いてあるけれども、要は連絡先を含めて書いてあるのは教育相談の、三つに足立区は分かれていて、ここに電話くださいだけなのです。だからそれだとやっぱりなかなか伝わらない。悪いものではないし、とてもいいと思った、スタンスもいいと思うのだけれども、こういう登校支援ガイドなどもより改善して伝わるようにしてほしいと思っているのです。
具体的に言いますと、例えば、確かに不登校なのか、不登校の初期なのか、登校渋りで分けているのだけれども、保護者にしてみると、うちの子が学校に行けなくなったときに、どういう選択肢があって、どういうところなのだろうというのを一番知りたいわけです。だから、それを姿が写らないようにしても写真でこういう場所ですよと見せるとか、そういうことで、つまりこれでいくと相談に乗って、ここに行ったらどうですかという選択肢ぐらいしか、ある程度は示してくれるけれども、やっぱり自分が親が、これだけあるんだよと、学校に行くだけじゃない選択肢が増えているのだよということがまだ伝わりづらいと、是非その辺の改善をお願いしたいのですが、どうでしょうか。
◎教育相談課長 登校支援ガイドの方も、もう少し中身についての見直しというのは引き続き行っていきたいと思いますし、またそれがしっかりと手元に届くように、こちらも方法については検討してまいりたいというふうに思っております。
◆ぬかが和子 委員 繰り返しになるからあまり言いませんけれども、是非目で見て分かるような、そういう紹介の仕方にしてほしいし、あと不登校そのものの捉え方が文部科学省そのものが変わってきていて、ある程度反映されているのですけれども、更により本当に1,000人の親御さん、お子さんたちが、私たち聞く範囲ではそういうとこにつながってない方が結構多いわけです。どこかしらにつながれるようにしていっていただきたいと再度答弁お願いします。
◎こども支援センターげんき所長 不登校支援施策を今おっしゃっていただいたようなものに加えてメタバースですとか、本当に様々なバリエーションを持って今支援策を進めております。
一方、全国的にもそうなのですけれども、不登校の数もまだまだ増え続けていくということですとか、あと足立区においては新たな学校ができて、不登校支援施策の環境自体が今変わりつつありますので、そういう状況、状況に応じて我々の支援メニューもやはり届くようにということを意識しながら、しっかり我々の施策も、せっかくいいことをやっているのに届かないということは非常にもったいない話でもありますので、PR周知に努めてまいりたいと考えております。
○吉田こうじ 委員長 他にございますか。
◆くじらい実 委員 私も不登校の未然防止事業の報告のところから端的にお伺いします。まず最初、アンケートを取ったということで、16名のうち6名ということなのですけれども、これ(2)のSSルームで変えてほしい点というのがア、イ、ウとあって、イとウは物理的な話なのかなと思っているのですけれども、アの常時静かに過ごせるようにしてほしいという要望に対し、これ何かどういう、このアンケートを書いた子に対しては何かお答えはしているのでしょうか。何か対応策というのはあるのでしょうか。
◎教育指導課長 具体的には聞いてないのですけれども、結局、休み時間、わっと声が響くのに対して要は過敏になっているのでというところがあるので、例えばイヤーマフを付けるとか、ちょっと厚めにカーテンを引いてみるとか、そういう対応はしているというふうには考えております。
◆くじらい実 委員 なかなか休み時間を静かにしてくれというのも難しいところだと思うのですけれども、ここをうまく話をしていただかなきゃいけないのかなという部分も感じております。
(4)の方で今後やってみたいことというのがあるのですけれども、特にイの方で負担にならない程度に先生やほかの生徒と話ししたいというアンケート結果が出ていて、これが正に今回のこの事業の結果が出た部分なのかなと思っているのですけれども、この今後やってみたいことというのは是非実現してもらいたいなと思うので、それに対しては何か対応策は考えているのでしょうか。
◎教育指導課長 それこそこの担当の指導員だけではなくて、SSWの巡回であったりとか、あとは本当に巡回の教員というのもいますので、様々な人と会話をしながら、そういう機会を増やしていけたらというふうには考えております。
◆くじらい実 委員 是非積極的な姿勢を見せていただいているかなと思いますので、こういう子たちが増えてくれればありがたいなと思います。
その後、モデル校についてなのですけれども、先ほども質問ありましたので、ちょっと私も1点、2点お聞きしたいのですが、この新規の3校については、ここの3校について今まで不登校に対する、六月中は不登校に対する取組はやっていたと思うのですけれども、この3校に対してはどういう状況だったのでしょうか。
◎教育指導課長 まず第一中につきましては、以前よりそういう取組をしていた学校です。ただやはり人がいないので、お部屋だけがあって、人がいるときに活用できるような状況でありました。なので、すぐにやりたいというところで手を挙げてきたところです。
あと、蒲原中と加賀中につきましては、そういうお子さんがいる状況はあったのですけれども、やはりお部屋がなかなか確保できなかったところであったりとか、あとは教員が小さい学校で少ないので空きがなくて、そういう子どもたちに対応ができなかったという実情がありましたので、今回無理やり部屋を空けて是非うちでやりたいというところで申出があったところです。
◆くじらい実 委員 そうしますと、前回の委員会で区内にバランスよく4校配置します、東西南北でしますよという話だったと思うのですけれども、今回希望校を募集ということだったので募集を掛けたのかと思うのですけれども、これは学校が今回4校に絞ってしまったのか、それとも希望校がそれほど多くなくて結果的に4校になったというのはどちらでしょうか。
◎教育指導課長 希望をしたい学校は結構ありました。ただ、やはり部屋が確保できなかったりとか、ある1か所の地区に集中してしまったりというのがありましたので、今回はそういうところも加味しながらバランスよく配置をしたというところが現状です。
◆くじらい実 委員 最後にしますけれども、そうしますと、今度令和6年度に関しては、このモデル校4校で1年間やってみるということでよろしいですか。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。
◆伊藤のぶゆき 委員 「不適切にもほどがある」というドラマを見ていると、三十何年前はすごい世界だったのだなというのを見ているのですけれども、思っているのですけれども、質問に戻って、まず陳情・請願に話は戻りまして、今回六月中にやっていたことを要は新しく三つ、東、中央、西に分けてやることによって、証拠というか、エビデンスを取っていこうという話でいいのですよね。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。
◆伊藤のぶゆき 委員 次に、あすテップの件でちょっと気になるのが1点確認したいのですけれども、通級の変化としての中に他者への理解が進んだということで71%通級生が答えて、いい結果が出ていると、71%が答えているのに対して、保護者が36%ということなのですけれども、この差というのはどういうふうに捉えているというか、どういうふうに意見を聞いていらっしゃるのでしょうか。
◎教育相談課長 子ども自身は、そういう理解が進んだというところがあるとは思うのですけれども、それを外にアピールするのが不登校のお子さん苦手なお子さんも多いので、保護者的にはなかなかそこまで感じなかったというような結果だとふうに読み取っております。
◆伊藤のぶゆき 委員 この間、代表質問の中でもちょっと言ったのですけれども、多分子育ての第一義的責任は親にある中で、この数字がちょっとずれているということが結構問題なんじゃないかなと個人的には思います。
多分、先ほどぬかが委員が様々な政策をやっているけれども届いていないというお話があったと思うのですけれども、今後多分不登校の生徒は増えていくのではないのかなというのは個人的には思っているのです。それはなぜかといったら、今まで小さい頃、昔の三十何年前というのは学校に行って友達と遊ぶということしかやることがなかったと言ったら変ですけれども、それしかなかったものが、今うちの子もタブレットを家で見ています。本当逆に言うと依存しているのではないかなというぐらい見ています。多分、また今後いろいろ問題になってくると思いますけれども、どんなに親が言ったって、こそこそ見ているのです、隠して見てしまう。
それはそうです。それで要は、Qubenaをやっているのかなと言ったら、Qubenaをやっている画面は一瞬で、そこからまた動画を見てしまうわけです。多分これ結構そういった子どもは多いのではないかなと思うのです。
ということは、不登校の数を減らしていくということも実は大切なのかもしれないのですけれども、1点行政として調べてもらいたいことがあるなと思いまして、すぐにできるかどうか分からないのですけれども、不登校の親御さんの中に、要は、さっき言ったように、当然子育てしていて悩んでいる親御さんもいらっしゃると思うのですけれども、実は中には、それに対してそんなに強く思ってない親もいるのではないのかなと思うのです。
ですので、是非こういったいろいろな政策があるのですよということを教えると同時に、アンケートを取っていただいて、どれぐらい逆に、アンケートにさえ答えない親がいるのかというのを数字として出してもらいたいなと思うのですけれども、これについてはいかが思いますか。
◎教育相談課長 前回の委員会の中でも、当事者の方の声を聞くことが大事というお話がございましたので、そちらについては令和6年度の中で何らかの形でちょっと聞いてみたいというふうには考えております。
◆伊藤のぶゆき 委員 是非それを取ってもらわないと、どんなに行政が一生懸命、学校現場が一生懸命やっていても、親がどうにも対応していなければ、この問題というのは解決しないと思うのです。それを親が悩んでいて、どうにかして子どもを学校に行かせてあげたい、子どもたちもどうにかして学校に行きたいという子どもたちにとっては、もちろん大切なことかもしれないですけれども、実はそういったことがもし親がそこを放棄しているという話になれば、ここで話していることがどんどん本末転倒みたいな話になってしまうので、実際問題、今の世の中にどれぐらいの親が、言い方は悪いのですけれどもネグレクトに近いような形で、子どもたちの教育に対しての興味を持っているのかというのを是非調べていただきたいなと思います。
これ、いつも請願・陳情でいじめだとか不登校だとかといろいろな話があって、なかなか私も質問しないのですけれども、ちょっと言うと多分腫れ物に触ったような話になってしまうのかもしれないのですけれども、実際に今、本当に親が悩んでいて子どもが悩んでいるところには、我々も一生懸命手を差し伸べてあげなきゃいけないと思うのですけれども、実は子どもは悩んでいるけれども、親が悩んでいないという状態になったときには、それはそれでまた行政で違った方向で助けてあげなきゃいけないと思いますので、その数字を1回行政として1回出してもらいたいなと思いますので、これは是非、多分それは今後の文教委員会で話していく内容にとってもすごい重要なデータになってくるのではないかなと思いますので、これは是非令和6年度にかけて一度やってもらいたいなと思います。これは要望というかお願いです、やってください。以上です。
○吉田こうじ 委員長 他に質疑。
◆佐藤あい 委員 様々な議論がありましたので、私からは端的に数点伺えればと思います。まず、報告の47ページですか、学びの多様化学校の連携というところは、とてもすばらしいと思っております。連絡会の方も開催をしていただくというところで、2回にも増やしていただいて、今後も増やしていくというところです。
こちらNPOやフリースクール等の団体というところに関しては、例えば月に数回しかやっていないような居場所みたいな団体も含まれていくのか、線引きというのはされているのでしょうか。
◎教育相談課長 今現在はフリースクールといっても、本当に今、佐藤委員おっしゃったように様々なので、こちらの方である程度確認ができるところから徐々に増やしていくというふうに考えてございます。その中で、基本的には活動が少ないから、そういったところに入らないとか、そういった基準とかは特に今のところは考えてございません。
◆佐藤あい 委員 ありがとうございます。
是非、数回とかであっても除外しないということであればよかったなと思っております。そういった団体さんでもすばらしい活動をされていたりとか、あと問題を、課題感を持っていただいている団体さんもいらっしゃると思っておりますので、そういった参加団体さんが増えていただけるとすごくよいなと思っております。
あと、こちらのチャレンジ学級とあすテップの比較をしたところで、あすテップの定着率が高いというところで伺いたいのですが、あすテップの方が定着率が高くなっている理由というのは、どのように分析されておりますでしょうか。
◎教育相談課長 もともとあすテップに通うお子さんは、やはり学校の中にあるけれども、行くというところで、週3回は行こうねというところで、比較的その登校意欲が高いお子さんがあすテップの方に通われていることが多いということで、このような結果になってございます。
◆佐藤あい 委員 ありがとうございます。
このSCの面談というのも多いというところなのですが、チャレンジの方はそこまで多くないというようなことなのでしょうか。
◎教育相談課長 チャレンジはSCではなくて教育相談員との面談は行っているのですけれども、こちらは学校の中にあるということで、あすテップの方にはSCが週4日勤務しております。そのSCがここにあすテップに来ているお子さんとどのくらい面談をしているかという回数がかなり多いというところでの記載になっております。
◆佐藤あい 委員 ありがとうございます。
チャレンジの方も、より今後定着率が上がっていくといいなという中で、教育相談、SCでなくてもしっかりと面談等を重ねていただいて、定着ができるといいなと思っております。あと、不登校に対してというところでしたので、教育振興ビジョンで記載のある不登校に関するところで、校内委員会にSSWが参加している割合というところも記載がございますけれども、こちら、基準が平成30年ですけれども、直近では参加している割合というのは、どのようになっておりますでしょうか。
◎教育相談課長 すみません。今、手元に数字がないので、また後ほど御報告させていただきます。
◆佐藤あい 委員 ありがとうございます。お願いいたします。
令和6年度100%を目標にされているという状況でしたので、SSWの方もとても業務が増えていく中で100%にするためにはSSWを増やしていかれるというところなのか、どのように100%にするために変えていかれるのか教えていただけますでしょうか。
◎教育相談課長 中学校に関しては、週1回、SSWが行くようになっているので、校内委員会の参加率はかなり高いというふうになってございます。ただ、小学校の方が月2回の訪問が一応原則というか、なっているので、その2回の間に校内委員会がないと、どうしても参加できないことも多いというふうになってございますので、やはりそこはSSWの人数を増やして小学校の方も週1回は行けるような形になれば、校内委員会の参加の方も増えてくると思いますので、人員増については今後とも検討していきたいというふうに考えております。
◆佐藤あい 委員 既に御提示いただいているこの令和6年度の目標というのが100%となっていますので、これから人を増やしていく検討というよりは、100%に掲げるのであれば、それが達成できるような体制をしっかりと早急に整えていただきたいなと思います。
あと、最後に伊藤委員からも不登校の当事者の親へのアンケートの話がありましたけれども、私も第1回定例会の際にその当事者を含めたアンケートというのを提案をさせていただいている中で、是非、不登校の当事者はもちろんですけれども、こちら重ねてのお願いではございますが、すごく大変だと思うのですが、全部の保護者に対して、不登校だとか行き渋りだとかというところが見えていないところでも問題を抱えている家庭があると思いますので、是非一度、この不登校に関連する、あるいは登校渋りの傾向が見えているかどうかに関するアンケートについて、不登校とカウントされていない方なども含めてお願いしたいなと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 まずは当事者の意見をというところから、まずは始めたいとは思うのですけれども、全員のとなるとかなり多人数になりますので、そちらについては、やり方も含めて、また検討させていただきたいというふうに思っております。
◆佐藤あい 委員 学校を幾つか絞るなどしてもいいと思いますので、そういった中で広くお願いをしたいなと思います。
すみません、最後と言ったのですが、登校サポーターの件、これこそ最後でお願いします。申し訳ないです。
登校サポーターの件で、先日、登校サポーターを検討していると、なりたいというふうに検討いただいている方が今やめておこうと言ったというのが気になっていて、年度ごとにこれは再登録が必要になるようなシステムなのでしょうか。
◎教育相談課長 会計年度任用職員になりますので、手続については毎年度の雇用というふうになってございます。
◆佐藤あい 委員 その点で、年度の後半になってきたり、半分を超えてきたタイミングでも募集をしていたりはすると思うのですけれども、そういったタイミングで、もう年度が終わりに近づいてくると、すぐにまた手続しなきゃいけないというのが面倒だなとかいうのでやめてしまったということがあったので、その途中でというタイミングのときに、何か別の施策といいますか、次に継続しやすいような方法というのが提案できればなと思ったのですが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 手続といっても一からの採用という形ではないので、皆さん、年度が替わるときに一応その雇用の更新の手続の方はさせていただいております。確かに例えば1月ぐらいに採用となりますと、またすぐにというふうになりますので、そういった方の場合は4月からの雇用ということで2月、3月ぐらいに手続の方を始めたりというような、そのようなことはやってございますので、どうしても、すみません、3月に切替えというような年度は超えられないので、そこは手続のタイミングとかを少し、あまり負担にならないような形での御案内はできると思います。
◆長谷川たかこ 委員 辰沼小学校の仲野元校長先生からも御要望があったように、以前からお話ししていますけれども、不登校児童・生徒に対するアンケートを行ってほしいという部分で、先ほど伊藤委員や佐藤あい委員からも強い要望がありました。以前もタブレットなどを活用した形でのアンケートを行ってくださいとお話しした際に、予算審議前は建設的にというふうにお話ししてくださいました。
やっていただけるということでよろしいでしょうか。
◎教育相談課長 今おっしゃった仲野先生から御紹介いただいた国が行ったアンケートがございますので、そちらを参考にさせていただきながら、令和6年度内にできるかどうかちょっとこの段階ではあれなのですけれども、前向きにできるように準備の方はしていきたいというふうに考えております。
◆長谷川たかこ 委員 期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
○吉田こうじ 委員長 他にございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○吉田こうじ 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
一括で議論したいと思いますので、自民党からお願いします。
◆くじらい実 委員 2件とも継続でお願いします。
◆たがた直昭 委員 2件とも継続です。
◆ぬかが和子 委員 どちらも採択でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 両方採択です。
◆佐藤あい 委員 両方継続でお願いします。
○吉田こうじ 委員長 それでは、採決をいたします。
本件2件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○吉田こうじ 委員長 挙手多数であります。したがいまして、継続審査と決定をいたしました。


