佐賀県庁視察【子育てし大県・佐賀】
7月会派視察についてのご報告です。
議会改革を全力で推し進める会で佐賀県に視察に行きました。
佐賀県では、『子育てし大県・佐賀』として、出会い・結婚・妊娠・出産・子育て、更には子ども達の可能性を拡げる取り組みまでライフステージに応じた様々な支援を実施しています。現在は75事業を展開。
中でも佐賀県知事が率先して、佐賀県知事・鹿児島県知事・宮崎県知事が家庭での家事をチャレンジして「家庭は見えない家事で出来ている。」をキーワードに、「見えない家事」の種類の多さや大変さを世の中の全ての“夫”に知ってもらい、夫婦で共に協力して家事に取り組む「共(とも)家事(かじ)」を広めるべく、動画を作成されました。3人の知事たちが「見えない家事」を体験して、パートナーの家庭での大変さを実感し、日頃の妻たちへ感謝の言葉を述べています。
「見えない家事」の存在を知ることで、「家庭は見えない家事でできている。」ことに気付き、その大変さを実感することで、妻への「感謝」の気持ちが生まれ、夫自らも家事をしよう!という思いに至り、「共家事」が広がっていくことを願い、この動画を広めていきたいという思いから作成をされています。
九州・山口 共家事推進プロジェクト ~共家事が幸せな家庭を築いていく~ | 仕事・子育て 子育てし大県“さが”|佐賀県 (saga-kosodate.jp)
☆是非ご視聴ください!詳細はポチッと!
さらには、みんなの育児の日(3月19日)特別企画!佐賀県版男性育休座談会レポート「僕たちは登り始めた、男性の育休取得促進という山を」を作成され、公開。
佐賀県でも少しずつ育休をとる男性が増えており、「育休をとりたい」「育休をとるか迷っている」など、育休の取得について考えはじめているパパ達に対する支援事業も積極的に周知・啓発をされています。
みんなの育児の日(3月19日)特別企画!佐賀県版男性育休座談会レポート「僕たちは登り始めた、男性の育休取得促進という山を」を公開します | 子育てポータル 子育てし大県“さが”|佐賀県 (saga-kosodate.jp)
☆是非ご視聴ください!詳細はポチッと!
画期的なのは、何と佐賀県ではコミュニティアプリ「ママリ」を使って、ママの支援を行っています。
【佐賀県版”ネウボラ” 妊娠・出産・育児に関する相談支援】
※「ネウボラ」とは…フィンランド語で「助言の場」を意味する言葉。お母さんの妊娠期から小学校入学まで保健師が子育てに関するあらゆる相談にワンストップで応じるフィンランドの仕組みです。
ママ同士のやり取りや情報収集、助産師等へのオンライン相談(妊娠期~子どもが1歳になるまで無料!)ができ、地域に密着した情報もチェックできる支援体制が構築されています。
何と私が求めていた施策がまさにここにありました!
佐賀県では、子育てアプリ「ママリ」を活用し、妊娠期・出産、子育てについて、いつでも相談できる環境を整えました。また、佐賀県に関連した質問や回答を見ることができ、疑問や悩みなどを投稿すると、他のママから回答が投稿されます。
周知・啓発方法は、母子手帳と一緒にチラシが配布されます。
【相談方法】
まずは、子育てアプリ「ママリ」をダウンロード。 居住地「佐賀県」「〇〇市(町)」を登録。
(1) 子育てアプリ「ママリ」を活用
「佐賀県」タブを選択すると、佐賀県や居住市町に関連する投稿やHPバナーが表示され、「つわりがひどい」などの身体的な悩みから、「赤ちゃんを連れてお食事に行けるお店を知っていますか」などの日常的な疑問など、聞きたいことを投稿すると、他のママから回答が投稿されるシステム。投稿しなくても、キーワードを入れて検索すると、他の人のやりとりを見ることができます。
(2) オンライン相談による専門家への相談
助産師、理学療法士、公認心理師、栄養士、保育士等の専門職の方が、オンラインで相談に応じます。ご希望の相談相手を選択し、予約後、相談。
≪1回の相談は20分≫
◎妊娠期から子どもが1歳になるまで無料で利用できるそうです。その他の方は有料となります。アプリ内にあるオンライン相談バナーから、オンライン相談のHPへ移行します。
(3) 市町の専門職員による支援
オンライン相談をご利用いただく中で、居住市町の保健師等専門職員による直接的な支援を必要とされる方や支援の必要性がある方は、オンライン相談担当者から市町の窓口につなぎ、市町による支援が行われます。
☆詳しくはこちら。詳細はポチッと!
国が示すネウボラ制度の具現化がまさに佐賀県では実現し、推進されていました。
調査によると東京都でも今年度、こども未来アクションの中でママリのようなアプリを使ったデジタルによるつながりの創出としての新規支援事業の開発が進んでいます。東京都で今、予算をかけて開発中です。この新規事業にいち早く足立区も手を上げ足立区に導入するよう、政策提案をしていきます。乞うご期待ください!