✩文教委員会⑫【有効ないじめ対策の実施を求める請願】
○大竹さよこ 委員長 (1)5受理番号12 有効ないじめ対策の実施を求める請願を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
執行機関は何か変化ありますか。
◎教育指導課長 現在のところ、変更ございません。
○大竹さよこ 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆西の原ゆま 委員 いじめの現状として、8月の文教委員会において、今、衝動的に手を出してしまうという子どもが多くて、やられたら倍返し、やり返さないと負けだという認識があって、子どもたちの間で暴力のトラブルが多いと、学校の現場の先生から聞きました。
そのところによると、教育指導課長から、私も時間が許す限り学校訪問したり、うちには指導主事も複数おりますので指導主事が学校に入って、管理職の先生たちと協議したり相談しながら今進めているところと発言されていました。夏休み明けから、9、10、11月と学校現場を訪問していると思います。子どもたちの様子、感じたことで構いませんので、報告してもらえますか。
◎教育指導課長 まず、直近で言いますと、ある小学校、運動会前の学校を、私、視察させていただきました。その学校は、年度当初から、クラス替えの問題であったり、衝動的なお子さんがいらっしゃるということで、学校の先生も少し疲弊するような、そういう現状の学校でございましたが、先週見に行きまして、本当に子どもたち、そっと立ち歩きする子もおらず、しっかりと授業を聞いていましたし、授業を受けて運動会の練習している姿、本当に楽しそうで、子どたち、とってもいい明るい笑顔してくださいました。
何より先生たちが、もちろんその学校の中にも、今、心の病で実はひとりお休みされている方も、もう少しで復帰されるんですが、そういうことまでいきましたがそのほかの先生方、子どもたちのため、また学校のためと一生懸命前向きで、そして明るく先生方、御指導されているという姿を見ました。
もちろんこれが全てではないですが、年度当初に起こった様々な課題、1つ1つ解決に向かっている学校、または解決した学校が増えているんではないかという、これ肌感覚なんですが、そういう感覚を持っているところでございます。
◆西の原ゆま 委員 肌感覚では改善している学校もあるということだったんですけれども、暴力のトラブルが多いという現場の先生たちの声はありまして、これは改善できているのか、それとも、先生の肌感覚で構わないんですけれども、そういったことはどうでしょうか。
◎教育指導課長 これは、足立区4万5,000人、お子さんいらっしゃいますので、こちらが解決したらまた違う案件が出て、またこちらが出たらまたこちらの案件ということですので、完全な解決というわけには当然いっていません。ただ、1つ1つの起こった案件は、解決に導く件数が多いというふうな認識を持っておりますが、そうはいってもたくさん子どもいますので、次から次にというのが今現状であるかなと思っております。
◆西の原ゆま 委員 1つ解決すれば、また問題が起こってということは学校現場では当たり前のことで、そこに先生たちがどれだけ真剣に指導に入れれるか、そういうことだと思います。
次に移ります。
この足立区のいじめ防止基本方針というのが、平成26年2月に出されています。各学校の複数の教職員などによって構成されている、いじめ防止対策委員会を組織するとあります。更に、日頃からいじめの問題など、児童・生徒の指導上の課題に対応するための組織として、それを位置づけている生活指導部会も、その組織を活用することができるとありますが、生徒指導部会以外で、いじめ防止対策委員会を立ち上げている学校はありますか。
◎教育指導課長 いじめ防止対策委員会という名称を我々使っておりますが、名称はそれぞれの学校によって違うと思いますが、学校によっては、西の原委員御指摘のように生活指導部会を兼ねている学校もありますが、全部の学校、聞いたわけではありませんが、幾つかの学校聞きましたら、いじめ防止対策委員会を立ち上げておりまして、そこには校長、副校長、また、生活指導主任、保健主任、その中にはスクールカウンセラーや特別支援コーディネーターなども入って、いじめに特化したこの防止対策委員会を立ち上げている学校、何校かに聞き取りしましたらそういうふうに立ち上げている学校ございました。
◆西の原ゆま 委員 このように生活指導部会以外でも、幾つかの学校ではありますが、いじめ防止対策委員会を立ち上げて、その中にスクールカウンセラーやいろいろな先生がそこに入って、いじめ防止対策として取り組まれている。または今いじめが起こっている生徒に対しての委員会なのでしょうか。
◎教育指導課長 これは、学校によって位置づけが様々だと思っています。といいますのは、例えば生活指導部会の中に入っている先生方が、経験年数や様々な年齢構成、そういう方がいらっしゃったらそれでもう、もしかしたら賄えるところもあるかもしれませんが、学校によっては、例えば学校以外の組織、役所だったり民間だったら職層に応じて、職層に充て職でやると思うんですが、例えば小学校、1つ例取りますと、20代の先生たちが多くいる学校ですと、充て職にしてしまうとなかなか経験が浅くて、充て職ではどうしても賄い切れないところありますので、そういったところは組織の中身というのは、先生方どういう人たちに入ってもらうかというのは大きく変わってくるかなと思っています。
◆西の原ゆま 委員 それぞれだということで、このいじめ防止対策委員会をやっているところもあると。位置づけは様々だということでしたけれども、このいじめ防止基本方針の中には、いじめ防止月間が11月となっています。これは、足立区全体で学校が取り組んでいるものなんでしょうか。
◎教育指導課長 学校全体、足立区全体で取り組んでいる取組でございます。
◆西の原ゆま 委員 そうなりますと、私の中での経験で申し訳ないんですけれども、取り組んでいるということが、学校公開において、いじめに関する授業を年1回以上行うともありました。その学校によって、どういう取組をするかというのはそれぞれだと思うんですけども、具体的に、いじめ防止月間で11月に何を行っているんですか。
◎教育指導課長 これも、学校、様々ですが、例えば、私が見聞きしたところでは、中学校で生徒会が中心となって、うちの学校でいじめをなくすためにはどう取り組んだらいいかということで、生徒が主体となって、うちの学校ではこういうことをやめよう、こういうことをもっと伸ばしていこうというような取組を生徒会が主体となってやっているという事例を、見聞きさせていただいております。
◆西の原ゆま 委員 生徒会が中心となってやっているということもあったんですけれども、やはり言葉だけになってしまっているのもあるのかなと思っていて、例えば今月の目標、いじめのない学校にしていこうだとか、そういう目標だけで、いじめ防止月間が11月だよということを言って終わりにしている学校はあるのではないかなというふうな認識もあるんですけれども、どう思いますか。
◎教育指導課長 希望としては、そういう学校はあってほしくないと思っておりますが、11月、今行われている最中ですので、今日指導主事も学校何人も行っておりますので、そういったところ、全校、網羅できるかどうか分かりませんが、サンプル調査になるかもしれませんが、実態を把握していきたいと思っております。
◆西の原ゆま 委員 次に進んでいきたいと思うんですけれども、この基本方針の中に重大事態への対処が記載されています。
児童・生徒が自殺を企図した場合、身体に重大な損害を負った場合、金品など重大な被害を被った場合、最後に、精神性の疾患を発症した場合などのケースは重大事態だと捉えて、学校は直ちに教育委員会に報告するとあります。報告を受けた教育委員会は、重大事態発生を区長に報告するとあります。
今年度いじめの認知件数が、そして継続件数が1,854件あります。このような重大事態への報告は何件あるのでしょうか。
◎教育指導課長 令和6年度、本日までで重大事態として報告させていただいているのは、1件でございます。
◆西の原ゆま 委員 そして、教育委員会が重大事案であると判断した場合は、対策委員会を招集して、調査に当たると書いてありました。現在、その調査に当たっているのもこの1件なのでしょうか。
◎教育指導課長 1件でございます。
◆西の原ゆま 委員 この請願項目にもありますいじめ防止推進法から出発した、足立区いじめ防止基本方針というのがありましたけれども、やはり、いじめ防止等のための対策というのはこの方針の中にも具体的に提示してありますが、学校任せにならないように、学校のヘルプ、信号が出されたときに、教育委員会としても複数で対応できるように支援拡充を求めていきたいと思います。
以上です。
◆長谷川たかこ 委員 以前も、いじめのロールプレイングがとても有効だというお話させていただきました。当事者同士の意識のずれの認識を確認するという上でも、ロールプレイングというのはとても分かりやすいのではないかなと思っております。
実際に小学校でやっている模擬的なもの、動画でも拝見したことありますが、区として、効果的なものをどんどん導入していただきたいと思います。そういうお考えございますか。
◎教育指導課長 前回の繰り返しの答弁になります。
当然、いい取組、いい事業というのは広めていきたいと思っておりますので、その辺のところはしっかりと情報収集をして、学校と連携を図っていきたいと思っております。
◆長谷川たかこ 委員 小・中学校はどれぐらいやっているかというのは、確認済みなんでしょうか。
◎教育指導課長 ロールプレイングを1つ取りましても、ロールプレイングも様々な授業、また、一番多くやられているのは、道徳の授業の中でいじめに関する授業を取り組むときに、特に低学年でロールプレイングを用いることが多いです。そこの手法、様々な、いろいろな勉強団体や先生方の研究の中で行われていると思いますが、そういった中で様々な手法を用いて、実際、授業を行っているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 小・中学校でどういうことをやっているか、具体的に調査していただいて、まとめて委員会とかにも提示していただきたいと思います。いかがでしょう。
◎教育指導課長 どのようにしてまとめて、どのように報告していくかというのは少し検討が必要かなと思っておりますが、前回も御指摘いただいておりますので、実際、学校がどのようないじめに関する取組、授業など、ロールプレイングということが1つ出ましたので、どんな取組をしているかというのは学校には聞き取りをして、どのような形で報告するのかはちょっと検討させていければ、ただ、しっかりと調査といいますか、聞き取りはしていきたいと思っております。
◆長谷川たかこ 委員 聞き取りしていただき、来年の2月ぐらいには御報告いただければと思います。いかがでしょう。
◎教育指導課長 その期日につきましては、ちょっとお時間いただければと思っております。というのは、まだ、2月、3月も道徳の授業でやっているのは様々ありますので、そういったところを、ちょっと年度末まで見させていただければありがたいなというところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 年度末までお時間、猶予を持っていただくとして、是非、全校、小・中学校でどういう取組、具体的にしているのか教えていただければと思います。このような請願も出ておりますので、調査していただきたいと思います。
以前も話した不登校アンケート、いじめについて、明確にいつというのは、今の段階でもうお示しはできるんでしょうか。
◎教育相談課長 不登校のアンケートにつきましては、来年度実施の予定で今動いているところなんですけれども、まず今年度、こちらの教育相談課とつながりのあるお子さんについて、聞ける部分については聞いていこうと考えております。で、その聞いた内容も踏まえて、来年度どういった形で聞いていくのかというのを考えていきたいと思っております。
◆長谷川たかこ 委員 大体、対象者、何名ぐらいになりそうでしょうか。
◎教育相談課長 まず、こちら今年度、教育相談課とつながっているお子さんの中で、何人ぐらいに聞けるのかというのがあるかと思うんです。全員に聞いてしまって、聞ける子、聞けない子といると思って、聞いてしまうことによって、相談員とお子さんや保護者との関係性が崩れてしまうという懸念もありますので、何人というのは、今申し上げることはできないです。
◆長谷川たかこ 委員 母数としては、どれぐらいの人数でしょうか。
◎教育相談課長 現在、こちらとつながっているのは100名程度です。
◆長谷川たかこ 委員 請願ではソーシャルスキルトレーニングと法教育を確実に行ってほしいという要望をさせていただいております。法教育については、学校の方で任意でやっていらっしゃるというのは見えているんですが、ソーシャルトレーニングはどれぐらいの割合でやっていらっしゃるんでしょうか。
◎教育指導課長 ソーシャルスキルトレーニングにつきましては、教員向けの研修は職層研修の中で東京都のものだったり、うちの研修の中でも入れていますが、子どもたち向けのソーシャルスキルトレーニングに特化した出前授業等は、ごめんなさい、もしかしたら学校独自でやっているところあるかもしれませんが、私自身が今把握している数はございません。
◆長谷川たかこ 委員 これは、小学生に向けてもやっているものなんですか。
◎教育指導課長 学校の中で、ソーシャルトレーニングを取り入れた授業というのはあります。そのいわゆるソーシャルトレーニング、生活科だったり、道徳だったり、総合的な学習の時間でソーシャルトレーニングの一環に位置づけられるような授業の中身はあります。ただ、長谷川委員がおっしゃっているような、例えば、1つ出前授業のような感じで誰か来ていただいて、それに特化した何か研修のような、出前授業のようなというのは、ちょっとごめんなさい、把握していません。
◆長谷川たかこ 委員 今回、ロールプレイングについても調査していただくので、ソーシャルトレーニングについてもどんな状況なのか、調べていただければ幸いです。いかがでしょうか。
◎教育指導課長 ソーシャルスキルトレーニングのその中身、また、どういうふうな位置づけにするのか、ちょっとそこ、まだごめんなさい、一緒にちょっといろいろ検討させていただきながら、よりよい形を報告をできるように、ちょっと検討させてください。
○大竹さよこ 委員長 他に質疑ございますか。
◆佐藤あい 委員 すみません、1点、このいじめ未然防止というところで、スクールロイヤーの活用というところも未然というよりはいじめが発生してからの対応にはなるかと思いますけれども、活用が1つあるかと思うんですが、報告の中にも、スクールロイヤーの法律相談の実施状況と周知についてというものをいただいておりますが、この相談事業の中でちょっと分からなかったので教えていただきたいのですが、この中でいじめに起因するもの、御相談というのも入っているんでしょうか。
◎教育指導課長 これ、学校の先生方からの相談ですので、いじめられた、または保護者が、いじめを受けたということに対して学校とのやり取りの中で相談を、学校の先生が受けるという案件はございます。
◆佐藤あい 委員 先生方からの御相談という中でも、やはりいじめの対応という中でスクールロイヤーの視点というのも、活用がとても重要かと思います。そういった中で、いじめの件数が増えている中でも、まだまだスクールロイヤーの活用というところでは足りていないというか、もっと相談、活用いただいてもいいのかなというふうには見ております。
今後どのように、この、まず枠を埋めていくという言い方がいいのか分からないのですけれども、活用を進めていくという方法で、具体的な方法はありますでしょうか。
◎教育指導課長 私も、項番1にあります実施状況を見て、9月があまりにもなかったのであれと思ったんですが、10月、58%入っていて、これ、また11月、12月、増えていきそうな気配もありますので、そういったところで埋めるのがいいのか、今もしかしたら、我々も、これどうぞ相談入れてくださいよというのは、一方で、例えば電話があったり、校長先生や副校長先生から相談あったときにもうこれスクールロイヤーを入れましょう、相談しましょうという、私たちも声掛けをしている件数が多いですので、そういった中で状況を見ながら、やらせていただければなと思っています。
◆佐藤あい 委員 是非、こちらからのお声掛けもしていただいているというところですので、そこは進めていただきながら、ここをちょっと分析をいただきたいなと思っているのが…。
○大竹さよこ 委員長 佐藤委員、スクールロイヤーについては、後ほど議題で上がってきますので、今はいじめに関してよろしくお願いします。
◆佐藤あい 委員 すみません。このいじめについてという中で対応をしていく中で、様々な方法、提案を進めていただきたいなと思っております。
このアンケートを先ほど、不登校のアンケートもお話ありましたけれども、いじめのアンケートというのも取っているかと思います。その、取る際にやはり、なかなか子どもたちが、これまでもあったかと思いますが、このいじめられているというところを回答をしづらいという懸念は、やはりなかなかあるかと思います。そこを拭っていくための対応というのは、どのようなことをされておりますでしょうか。
◎教育指導課長 拭うために、1つはオンラインで、ウェブでやったりとかもしていますが、一番大きいのは、子どもたちが安心・安全でこの足立区のいじめアンケートというのは本音で書けるんだよと、それで書いたことによって、しっかりと大人に伝わって、解決につながるんだよということをしっかりと伝えることが大切かなと思っておりますので、教育委員会として、お子さんたちにメッセージをしっかり発信できるように、例えばホームアンドスクールを使って、子どもたちにいじめアンケートの前に、こういうふうに書いていいんだよと、我々から1つ入れるのも手かなと思っておりますので、子どもたちが安心・安全に書いてもらえるような、教育委員会としての意思表明というのはしていきたいなと思っています。
◆佐藤あい 委員 ホームアンドスクールだと、どうしても保護者が見るというものになるかなと思います。子どもたちにダイレクトに伝わるように、低学年ですと保護者が一緒に回答をしていくかとは思いますが、高学年になると、子どもがもう、それぞれに書いて出すというところだと思いますので、そういった部分では、子どもにダイレクトに、そして教員、担任の先生だとどうしてもうまく伝わらない部分もあるかなと思います。なので、子どもたちに、直接ダイレクトにアプローチできる方法というのはないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
◎教育指導課長 本音の部分でいきますと、やっぱり校長先生が、全校の前で子どもたちにいじめアンケートを行う前に、校長先生最後見るからねとその一言によって多くの子どもたちが、校長先生、実は、と持ってくるお子さんもいるんです。本音の部分でやっぱり、そういうふうに学校の中でしっかりとやってもらえればと思うんですが、なかなかそうはいかない実態もありますので、子どもたちにダイレクトに、どうしたら伝わるのか、頭を張り巡らさせてください。検討します。
◆佐藤あい 委員 簡単なことではないとは思っております。ただ、やはり子どもたちが回答することに対して、自分が守られる、安心できるというような環境をしっかり整えていただきたいなというところと、やはり子どもたちの中からも、「はい」につけたら面倒くさい、ヒアリングを受ける、みたいなそういった声が、やっぱり高学年になるほどあるなと感じておりますので、そういったところも、うまくカバーできるような対応を検討いただければと思います。要望です。
○大竹さよこ 委員長 他に質疑はございますか。
◆かねだ正 委員 ちょっと改めて確認なんですけれども、いろいろ今まで、この請願、ちょっと審議していく中で、5つの請願の項目が、御要望の項目があるわけですけれども、それぞれ大なり小なり、どの程度という程度はあるかもしれませんけれども、区教委としては、全部、議論の中でも、聞いていてある程度はというふうに、私も思っているんですけれども、全て取り組んでいるという認識でいいわけですよね。
◎教育指導課長 取り組んでおります。
◆かねだ正 委員 あとは、求める側と対応する側の意識の違いとかいろいろ、あと見えてくるもの、見えてこないものというのがなかなかあると思うので、その部分は、なるべく見える形で分かりやすく、やはりこう示していくということが大事だと思うんで、そこは進めていっていただきたいなというふうに思います。
それと、1つはやはり、先ほどソーシャルスキルトレーニングの話も出ましたけれども、各学校によって取組がちょっと違う、把握できていない部分もあるとおっしゃっていたんだけれども、それは非常に、やっぱり大事なことだと思うので、各学校でもう一度改めて、どういう特色、恐らくやっていると思うんです。取組をやっているかというところをもう一度きちっと把握すべきだと思うんですけれども、それについてはいかがですか。
◎教育指導課長 把握できるように、方法を考えながらやっていきたいと思います。
◆かねだ正 委員 それはきちっと把握して、区教委として、非常にこれ、効果的だなと思うような取組があれば、それはやはり率先して各校にも、こういった取組があるんだよということを進めていくということがこれ大事だと思うので、そこをちょっと、きちっとやっていってほしいなというのが、これ要望しておきます。
それと、もう1点。やはり、いじめは絶対許せないという学校の姿勢というのが非常に大事だと思うんです。私も学校現場なんか見ていく中で、やはりリーダーシップを取っていくのは校長先生なんです。校長会とかもあると思いますけれども、そのところで、やはり校長先生のいじめを許さないという確固たる信念と行動と、それを先生方にきちっと伝えていくという、やはり努力が必要だと思うんですけれども、その辺については現状どうですか。区教委として感じる部分でいいんですけれども。
◎教育指導課長 願いとしては、102人全員がそういう思いを持っていただきたいと思っておりますが、私もつい先日まで、102人全員の校長先生方とヒアリングを行いました。で、そこに対して、校長先生は優先順位ありますので温度差あるかもしれませんが、そこは、102人しっかりと、いじめについては、まずは絶対にいじめは許さない、いじめられている側の気持ちを考えるということで、私も、全員1人1人と面談しながら言っていたつもりですが、引き続きしっかりと、そこら辺はやっていきます。
◆かねだ正 委員 私も、入学間近のお子さんの保護者の方にお会いしたときに、学区外なのに何でこの学校を選んだんですかという話になったときに、学校説明会のときに、校長先生が、この学校は絶対子どものいじめは許さないんだというしっかりとした姿勢、それを見て、やはりお子さんを入れようというふうに思ったというふうにおっしゃっていた保護者がいたので、その部分、やはり校長先生のリーダーシップが大事だと思うので、しっかりとそこは、再度、徹底していっていただきたいなというふうに思います。これ、要望します。
○大竹さよこ 委員長 要望ですね。
他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○大竹さよこ 委員長 質疑なしと認めます。
次に、各会派の意見をお願いいたします。
◆小泉ひろし 委員 やっぱり保護者にとっても本当に、自分の子どもがいじめられるのではないかという部分では心配の声も、入学前なんかは寄せられています。本当に、人権教育ではないけれども、本当にいじめる側が悪いんだということを先生側もそうだし、基本的にはそういう考えで、また、子どもたちも相手の立場を尊重するようなそういう、保護者の責任もありますけれども、そういう部分をしっかりとやっていっていただきたいと思うし、区としてはモグラたたきのように、次から次へいろいろな案件、事案が出ると思うんですが、基本的にはやっていただいているということで、0になれば一番いいんですけれども、引き続きやっていただきたいなということで、継続でお願いします。
◆かねだ正 委員 先ほども申し上げたんですけれども、やはり、いろいろな対策を打っていっても、それがやっぱり相手の側に見えてこなかったり、きちっと見える形を取らないと、これ抑止力にも、やっぱり関係してくることだと思いますので、その辺はきちっと、アピールをやっぱり続けていっていただきたいなというふうに思います。
まだ、議論をしていく余地があると思いますので、継続とさせていただきます。
◆西の原ゆま 委員 先ほどの指導課長のところで、いじめアンケートは校長先生も見るからねという、この子どもたちにダイレクトに伝わると、そういうものになってほしいといいんですけれども、校長先生が見ると言ったら、書かないよねという人もいると思います。なので、それは学校次第になるかと思うんですけれども、やっぱり、ダイレクトに子どもたちが本音を書いていいんだよという雰囲気はそれぞれだと思いますので、そこはちゃんと伝えておきたいなと思います。
で、この請願項目の中に、教職員はいじめ防止対策推進法、いじめの重大事態の調査に関するガイドラインを遵守するよう、手だてを取ってほしいとあります。ここ、足立区でもいじめ防止基本方針があります。これも、いじめ防止対策推進法に規定されたものに基づいて策定されました。
しかしながら、教職員が時間を取ってこの方針を読む時間があれば、具体的な取組のところは力になると思います。これからも、とても大事な視点の請願であると思うので、採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 まず、学校の校長先生が、いじめを許さないという意思を明確に示していただくというのは、すごく保護者にとっても、子どもたちにとっても安心できるなというふうに考えますし、あとは足立区としても、本当にこの足立区ではいじめは一切許さないというのを、まず、強く発信をしていっていただきたいと思います。
いじめ防止、いじめ対策というところは、まだまだ幅広く議論が必要かなと思っておりますので、継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○大竹さよこ 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○大竹さよこ 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。


