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【年末年始の医療体制について】

今回、緊急時の医療体制について課題を発見しました。

大至急、是正していかなければなりませんが、日頃から医療従事者の皆様には、年末年始、尊いお仕事して頂き、大変感謝の念でおります。

 

さて、今回、私の様態は筋肉痛。何だか体の中でウイルスがうごめいている感がありましたが、アリナミンとビタミンCをいつもより多く摂取し、闘い抜きました。

今、私は健康体です。

 

夫は12月27日から咳。12月28日時点で38.6℃。

クリニックに滑り込み受診の検査結果は、インフルエンザ、コロナともに陰性。

 

しかし、パパから罹患した子ども達は、12月31日、8歳娘&6歳息子は、39.5℃越えをずっと深夜までキープ。市販の総合感冒薬を飲ませても39.5℃越え。パパは処方薬を服用しても体調悪く咳き込んで熱っぽい状況。

 

12月31日大晦日の時点で、子ども達に市販の解熱剤を飲ませても39.5℃越えだったので、足立区民が利用する東部地域病院に連絡。しかし、救急患者がいっぱいで診れませんと断られました。

 

この段階で救急診療先の東部地域病院から断られた為、途中、#7119に連絡し、病院を探そうにもつながらず、#7119の音声ガイドで救急車に御連絡とのメッセージがあったので救急車に電話しましたが、何回も電話しても全く出ませんでした。

 

次にご連絡したのが、慈恵医科大学附属病院青砥。

ご連絡するも緊急手術、予約以外は受け付けないと断られてしまいました。119に電話してもつながらないことを必死に告げても、対応出来ないの一点張り。『責任は消防庁にあります』と慈恵医科大学附属病院の看護師さんから言われてしまい、頭の中は真っ白。どこの病院に行ったらよいのかわからず。

 

休日診療をしている足立区医師会には、朝から電話をしていましたが、午前中から午後までずっと話し中。直接行ってよいか、そもそも診療して頂けるかもわからず(ホームページには連絡してから行くようにと記載されており)、電話がつながったのが、何と12月31日夜20時半過ぎでした。しかも、この段階で30人待ちと言われ、21時までだから、『来るならば、あと20分の間に来てください』と言われてしまい…。

 

1月1日休日診療している、足立区医師会に直接行こうかと思いましたが、非常に混んでいると前日の電話で言われ、高熱出している子ども達をタクシーで連れて行って待機できる場所があるのか。逆に診察に行って今度はコロナに感染したらどうしようか。帰りのタクシーもあるかがわからない状況。断念しました。

 

1月2日~3日の段階では、子ども達の体温は37℃後半〜38.5℃をいったりきたり。結局、コロナの感染を防ぐために自宅療養を選び、医師会には行きませんでした。

オンライン診療を受けようかとも試みましたが、大変混み合っていて全てのオンライン診察が診療ストップになって機能停止状態。そもそも処方箋をもらえたとしても薬局が連休で開いていない状況でした。

 

そして、1月4日の段階で子ども達も治ってきたかと思っていましたが、6歳息子からは、吐き気、喉の痛み、腹痛があるとの訴え。今日も朝からずっと起き上がれない状況です。携帯をこまめに覗いていたところ、午前中、一時的に再開したオンライン診療に予約をすることができ、診察を受けることができました!

しかも4日からようやく、ごく一部の薬局で処方箋薬を受け取れることが出来るようになりました。隣駅の薬局で受け取る事が出来ることも確認できました。

 

が、何と!

 

今度は、処方された薬が薬不足の為、品切れであると隣駅の薬局から連絡がありました。代替の薬に出来ないかを診察した医師に確認すべく、処方箋が送られた薬局からオンライン診療所に連絡したそうですが、連絡が中途半端に終わっていて、同じ薬で処方された患者さん達の薬も出せない状況の為(指定の薬が在庫切れとのこと)、『他の薬局を探してください』とのお電話が薬局からありました。

 

午前中はまたまたあたふたと色々な薬局調べて電話したりとものすごく時間がかかりました….。右往左往していると再度、薬局からご連絡があり、オンライン診療の医師と連絡が取れ、代替品でまかなえることになったとのご連絡がありました。

ここで安堵。

 

医療体制が崩壊しています。そもそも、119に電話しても、全く出ないなんて…。

急病人は、死んでしまうではないですか。

 

オンライン診療の医師に119に電話をしてもつながらない話しをしたところ、ずっとかけ続けるようにとのこと。そして、仮に119につながらない場合には、緊急搬送先の病院に直接駆け込むよう、アドバイスがありました。

 

家族と一緒に暮らしていない独居老人にとっては、感染症や自宅内で倒れた際など、ヘルプしてくれる人がいなければ、どうなるのかと考えてしまいます。

 

119に電話してもつながらないとなると、大変な事態まで想定しないといけません。

 

今の時代、救急医療の限界が訪れています。

コロナでオンライン診療が解禁となったにもかかわらず、様々な課題が見えてきました。

 

・救急医療体制の見直し。

・医師・看護師の抜本的な処遇改善。

・オンライン診療を行う医師を増やすこと。

・調剤薬局の営業期間を増やすこと。

・各自治体における休日診療の医療体制の拡充。

 

今回の一件で、日本の救急医療体制の再度の見直し、是正すべき大きな課題があると痛感した次第です。国会議員、そして各自治体議員と連携し、国の予算を付け、早急に緊急医療体制の抜本的見直しを求めていきたいと思います。