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✩区民委員会①【音楽溢れる足立区にする請願】

(3)6受理番号15 音楽溢れる足立区にする請願を単独議題といたします。
 最初に追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いいたします。

 

◎区議会事務局次長   6受理番号15の請願につきましては、12月16日付で106名の追加署名の提出があり、合計で139名になりましたので御報告いたします。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  本請願は新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。

 

◎地域のちから推進部長   区民委員会請願説明資料を御覧いただければと存じます。
 件名でございますが、音楽溢れる足立区にする請願でございます。
 請願の要旨について、5点でまとめさせていただいております。
 

1番、東京藝術大学と足立区の連携の機会を大幅に増加すること。それに伴う予算計上をすること。
 2番、足立区を音楽のまちにするための戦略会議を行うこと。
 3番、様々なジャンルの音楽を区内施設及び学校等で演奏活動を実施する。
 4番、様々な音楽祭を実施する、足立区のオーディションを通過した演奏者の方が区内の許可された場所で街頭演奏が行えるようにする。また各種コンクールを実施する。
 5番、街角ピアノを区内の適当な場所に設置し、区民が自由に演奏できるようにする。この5つが請願の要旨でございます。
 

内容及び経過について少し御説明をさせていただければと存じます。
 項番1(1)、アートリエゾンセンターとの連携について、御説明をさせていただきます。
 

平成18年にアートリエゾンセンターが東京藝術大学音楽学部に設置され、千住キャンパスを拠点に足立区と連携し、芸術によるまちづくり事業、音楽教育支援事業、福祉と子育て支援事業などの芸術文化事業を行っていただいております。

具体的な内容につきましては、ア、イ、ウとお示しをしておりますので、資料の方で御確認いただければと存じます。
 

4ページ(2)でお示しをしておりますのは、アートアクセスあだち音まち千住の縁の事業でございますので、御確認をいただければと存じます。

項番2になります。足立区文化芸術推進計画についての記載でございます。
令和2年度に足立区文化芸術推進計画を策定いたしまして、6年3月に改定を行っております。その際の分野の御検討いただいたメンバーの中には、学識経験者といたしまして東京藝術大学名誉教授の西岡先生にもお入りいただいているところでございます。

5ページでございます。
様々な音楽祭の実施、街頭演奏の許可制度につきまして、項番4でお示しをしておりますが、こちらについては未実施となってございます。項番5の街角ピアノにつきましては、地域文化課が把握しているところでございますけれども、(1)から(4)については常設で設置されることを把握してございます。

また、このほかにスポット的にイベント的に実施をしているところもあるということでございます。

それから項番6、あだちエンターテイメントチャレンジャー支援事業が、今区の方でやっておりますけれども、エンチャレということで日頃PRをさせていただいておりますが、オーディションを受け通過した方々、将来プロを目指している方々の支援をしているところでございます。

なお資料に記載はございませんが、東京都ではヘブンアーティスト事業を実施しておりまして、公園ですとか、いろいろなところで演技、演奏を披露できるということになっております。

また、足立区吹奏楽団、足立シティオーケストラ、足立区民合唱団ですとか、そういう大きな活動をしている方々もいらっしゃいますし、NPO法人がコンクールを実施、また音楽祭も実行委員会形式などで複数実施していることを区としても確認しております。

また民間の音楽施設も在りまして、今までの、皆様方の御努力により、足立区では様々な音楽活動を実施していただいているという状況も確認しております。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  それでは質疑に入ります。何か質疑はありますか。

 

◆くじらい実 委員  今回、新規付託ということなので、確認も含めて幾つかお伺いをしたいんですが、まず最初、東京藝術大学と足立区との連携の機会を大幅増すること、またそのために必要な予算を計上することとあるんですけれども、実際、今アートリエゾンセンターで連携をしているという御報告あったんですけれども、これ藝大との連携の中で、音楽の活性化というのはどういう効果があるのかというところと、連携については予算は幾らぐらい付いているのかなというところなんですが、いかがでしょうか。

 

◎地域文化課長 まず、藝大連携することによる効果といたしましては、もともと足立区における文化的な発展を目指すために、こちらの連携をしております。アートリエゾンセンターという身近に在る場所で上質な音楽を聞くということができるというのは、大きな効果の一つであるのかなというふうに思っております。

また、この連携に関わる経費につきましては、全体で2,230万円余の金額となっております。

 

◎地域のちから推進部長 申し訳ありません。今、地域文化課長の方の答弁で少し訂正をさせていただきたいと思いますが、資料の2ページの一番下のところに書いてある地域文化課、青少年課、子ども施設指導・支援課の3課の方で負担している経費として2,200万円余となってございます。

 

◆くじらい実 委員  この2ページの方の3課の方の連携、実施回数で2,230万円余ということですね。

実際しっかり予算は付いていると思いますが、この請願だと、それをもっと大きくしてくれという話になると思うんです。そもそも、この音楽のまちにするという、言葉では簡単なんですけれども、具体的に何をもって音楽のまちにするかというところは、この請願の中を見ると、なかなか捉えづらいなと思うんです。

他自治体で音楽のまちとうたっている自治体というのはあるのかなというところなんですけれども、その自治体は、どんなことをもって音楽のまちとしているという、何かそういうのがもしあれば教えていただきたいんですが。

 

◎地域文化課長 音楽のまちとしてうたっているところにつきましては、浜松市と川崎市を確認しております。

浜松市では、ヤマハ、カワイ、ローランドなどの楽器メーカーが市内に在るということで推進をしておりまして、また川崎市につきましては、ミューザ川崎シンフォニーホールという世界的水準の音響のホールが在るということと、市内に音楽大学が2校在る、そういったことから音楽のまちをうたっているところでございます。

 

◆くじらい実 委員  今のお話聞けば、多分、浜松のヤマハとか、川崎も音楽大学が2校在って、ミューザ川崎というとこが在るということであれば、ハードの部分なのかなと。それは客観的に言えば分かりやすいと思うんです。

足立区としてもしっかりこの音楽に対する取組は、私はやっていただいているのかなと思うんですけれども、先ほど御報告あった文化芸術推進計画も東京藝大の西岡名誉教授が入って、この推進計画を進めていらっしゃるということなんですが、音楽といっても、この請願にあるようなクラシックとか、そういうイメージと、文化芸術推進計画なんで、もっと大きな幅の計画にはなっていると思うんですよね。

その中で、しっかりこの計画の中では音楽という取組はされているということでよろしいですか。

 

◎地域文化課長   文化芸術推進計画の中では、くじらい委員おっしゃるとおり、様々な文化芸術に関する取組を記載しております。

9つの施策を設けて、その1つに生涯を通じて文化芸術との出会いを創出するという項目がございます。その中では、例えば音楽の関係でいうと、庁舎ホールで行っているアトリウムコンサートであったり、藝大連携事業であったり、ストリートピアノのアウトリーチ、そういったものについてうたわれております。

 

◆くじらい実 委員  そうしますと、こちらの請願に一文入っている戦略会議というのと、今この文化芸術推進計画というのは、似たようなところがあるのかなと思います。

実際、生涯学習公社の方でも文化事業というのお聞きしまして、令和5年度決算では1,000万円ぐらい使って、プロの音楽家が来て、小学校の低学年だったり、不登校の子とか、0歳からのファミリーコンサートをやったり、生涯学習公社でもその音楽という部分では取組をされていると思うんですね。

なので、区としてはしっかりやっていただいているという認識ではいるんです。先ほど、地域のちから推進部長の方からいろいろ吹奏楽だとか合唱団だったりNPOだったりと、いろいろな団体がある中で、まず区として、例えば演奏会とかに後援をしたりするという場面があると思うんですが、その後援をする数というのはどれくらいあるんですか。

 

◎地域文化課長   地域文化課で後援している実行委員会形式の団体からの後援申請については、約60程度ございます。

 

◆くじらい実 委員  60団体ぐらいは、足立区としては応援をしていますよということだと思います。

あと2つぐらい最後、聞きたいんですけれども、請願内容なんですが、区内の許可された場所での街頭演奏が行えるようにという一文入っているんですけれども、区内で街頭演奏するのに何か許可というのは、どういう形で取れるんでしょうか。

 

◎地域文化課長  まず先ほど申し上げたヘブンアーティストについては、公園で活動ができるというところになりますが、足立区では公園条例の中では、そういった活動はできないというふうになっております。ただし、例えば区が共催、後援した場合には活動ができる。例えば、大きな4大事業であるしょうぶまつりのイベントとか、そういったところで、アートを披露して投げ銭を頂いている、そういったところはございます。それ以外施設ではございません。

 

◎地域のちから推進部長  ストリートピアノ、ギャラクシティの方でやっていただいているときは、丸井の敷地の中ですとか、今年になってやっているのはJRに御協力いただいて、北千住駅の仲町口のところですとか、どちらかというと、道路上というよりかは民間の敷地をお借りしてやらせていただいているというような形になっております。

 

◆くじらい実 委員  区の許可というより、区内の許可された場所、どちらかというと民間の方が多いのかなというイメージは持っていまして、地元と言ったら大変申し訳ない、第十四中学校の吹奏楽とか、西新井中学校の吹奏楽とかも全国的に金賞取れるようなレベルの吹奏楽も区内にはあって、いろいろなところに行って演奏していただいていると思います。

区内で許可を出せるんであれば、小学生の吹奏楽とか、中学生の吹奏楽が練習する機会も含めて、そういうところに許可を出してあげた方が、小・中学生が一生懸命吹奏楽やって、それによって底上げされて、音楽のまちというイメージの方が、区としてはしっかり取り組んでいるよというイメージになるのかなと思っております。

細かい話ですみません、街角ピアノ、地域文化課は把握しているのが4か所とあるんですけれども、ピアノ自体はどこが所有されていて、それを置いていらっしゃるのかなと。

 

◎地域文化課長  興本地域学習センターについては、グランドピアノが置いてあります。これについては備品であるということは確認しております。そのほか、あやセンターぐるぐるについては、指定管理者の所有で、スーパーベルクスについては事業者の所有ということで把握しております。

 

◆くじらい実 委員  恐らく街角ピアノも増やしてほしいという請願内容だと思うんですけれども、興本地域学習センターというのは区の持ち物になると思うんですが、グランドピアノは、幾らぐらいするのかと。

 

◎地域文化課長   大変申し訳ありません、金額については確認取っておりませんが、通常、グランドピアノですと、100万以上のものが多いですので、そういった金額以上のものになると認識しております。

 

◆くじらい実 委員  どうしても予算も付く話だと思うんですね。例えばベルクスが民間の方でやっていらっしゃると、それはすごく有り難い話ですし、指定管理者がやっていただいているのはそれはそれで有り難い。やってもらえたら有り難いなと思うんですけれども、実際予算の付く話になってくると、増やすというのを簡単に増やしましょうというと、なかなか言いづらい部分もあるのかなと思いますんで、いろいろと検討もしながらやっていただきたいなと思います。

 

◆市川おさと 委員  まず、この請願見ますと、必要な予算を計上しというふうに書かれているわけであります。これ紹介議員が長谷川議員ということで、長谷川議員、会派に所属する議員なんですけれども、足立区議会では、全ての会派が予算要望というものを執行機関の予算編成の前に出すということが行われております。つい1週間、2週間ぐらい前に回答があったというふうに聞いておりますけれども、この長谷川議員が所属する会派から、この件に関して予算要望があって、どのような回答をしたのかお聞かせください。

 

◎地域のちから推進部長  大変恐縮ですが、予算要望の取扱いについて、私は詳細にお出ししていいのかどうかについて把握できておりませんので、区議会事務局と相談して、後ほど御答弁させていただければと思っております。

 

◆市川おさと 委員  区議会事務局、答えて。

 

◎区議会事務局長 各党会派予算要望は、公になっているのは議会だより載っている一部でございます。ただ、隠すものでもないと思いますので、私、今把握していませんので、長谷川たかこ議員に確認をした上で、市川議員にはお答えさせてもらいたいと思いますので、後ほど確認後、お答えさせていただきます。

 

◆市川おさと 委員  まずこれは、会派として予算要望するというのが当たり前の話であって、それもなくていきなりこういうとこにぼこっと持ってくるというのは、ちょっとあまりといえばあまりなのかなというふうに思いましたので、その前に、そういったものがあるのか。要するに予算要望しているのかどうか、それに対してどのような回答しているのかということを、それ知らなければ、話が全然分からない話になっちゃいますから、今、お尋ねした次第です。

それからもう一つ、更なる取組が必要ですとか、もっと活用しなさいとか、そういう文面が書いてあるわけで、要するに現状に不満だということがこの請願者は明らかなわけでありますけれども、どこが不満なのかというのが、これを見ても分からない。どうしてかというと書いていないから。書いていないから分からない。今いろいろやっているんだけれども、それのどこが不満なのか分からない。

例えば、この足立区独自にオーディション通過してやって、通過した人たちが許可された場所で演奏できるようにしてくださいというんだけれども、これは正に東京都のヘブンアーティストと全く同じでありまして、東京都のヘブンアーティストの制度を知らないわけないんだから、それに対して、もっとこうしたらいいのにというそういう思いがあるはずなんですよ。

書いていないから分からない。とにかく書いていないから分からないことだらけなんだけれども、実務的なことを、妙に具体的なことが書いているんだよね。

戦略会議をつくれと、戦略会議いつ作るかというと、4月から7月と。4月といったらもう今日決めなきゃだめです。いいですか、予算措置が必要なんだから、少なくとも今日この場で、もう継続ということはもうないんですよね。今日決めないと、今日決めたって、4月からこの戦略会議の具体的内容分からないけれども、今日決めなければ、今日丸かバツか付けなければ、できないわけですよね。僕らのスケジュール感、普通の議員が持っている実務的なスケジュール感からいうと、もう1月17日ですから、今日やるかやらないか決めないと。

最終的には採択というのは本会議決まるんでしょうけれども、委員会で決まれば事前に走ってもらっても構わないと思うんだけれども、今日決めないと、とてもじゃないけれども、7月からいわゆる戦略会議なんてとても開けないというふうに私は思うんだけれども、いかがですか。

 

◎地域のちから推進部長 これ戦略会議を、仮に条例設置するとなると、大変恐縮ですが、第一回定例会にはもうお出しできないので、事実上4月からはできない。当然予算措置も必要になりますので、4月からできないというのが事務的なスケジュールとしては、もう現在においてもそういう状況になっております。

 

◆市川おさと 委員  この陳情書、議会のことも全然知らない一般の区民の方がお書きになったわけですから、その辺はしょうがないけれども、一言、長谷川議員という非常にベテランの議員がいるんだから、ちゃんと実務的なことをアドバイスして欲しかったなと私は思うんですよ。

本来なら、紹介議員が来ていなきゃおかしいと思うんだけれども、これだけ強い言葉でいろいろ求めておきながら、文書をぽこっと出して、傍聴に来ていないという。何か急病なのか、お子さんが病気なのかなと、いろいろ都合があるのかも分からないけれども、言っちゃ悪いけれども、これだけ議会を、引っ張り回すというか、引きずり回すと言っちゃ悪いか、もちろんこれは区民の権利だから出すのは自由で、中身も私はなかなかしっかりしていると思いますよ。

音楽、私も大好きです。大好きなんだけれども、その熱意というものを、実務的なスケジュールに、全然かなわないということ。つまりこの請願を採択するということは、実務的に不可能です。丸を付けること不可能、どうしてかというと、これ採択したということは、4月からもう戦略会議やれということなんだから、そもそも出た時点で今の地域のちから推進部長の答弁にもありましたけれども、出た時点で、これは願意を満たすことはもうできないんですよ、実務的に。

中身の話、くじらい委員が先ほどいろいろおっしゃいましたけれども、中身の話入る前の段階として、もう実務的にこのスケジュールでは不可能です。そういうことですよね。もう1回答えて。

 

◎地域のちから推進部長 今年の4月から戦略会議を設置するというのは、事実上出来ないということで考えて……。

 

◆市川おさと 委員  ですから、この請願はほかの委員がどういう形にするのか僕は分からないけれども、願意を満たすことはもうできないと。

最後にちょっと言うけれども、そういう戦略会議を行うことで、僕の考え言うと、戦略会議が何かいろいろ決めていくのかなと思うんだけれども、そうじゃなくて、この請願の中でも、会議を基に2025年8月から2026年3月まで、区内施設学校で演奏活動をやれとか、2026年4月から7月は東京藝大とかOBの音楽家を呼び掛け、同様の会議を行えとか、妙に具体的に指定しているんだよね。具体的な内容というのは、正にこの戦略会議で決めることなのかなと思うんだけれども、戦略会議を飛び越えて、いきなり何月から何日まで、これをやれということをお書きになっているというんで、非常に実務的な内容になっていないのかなと、妙に具体的に書いてあるんだけれども、内容は実現することが、そもそもこのスケジュールどおりやることが、もうそもそも今の段階でできないということが、もう確定してしまっている、そういう請願なのかなと思うんですよね。

委員長いかがですか。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  私ですか。

 

◆市川おさと 委員  執行機関が答えてもしょうがない。こっちで答えて。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  こういった請願・陳情、いろいろな委員会で上がってきますけれども、区議会事務局として書式がそろっていれば、請願・陳情を受けざるを得ないという、過去には答弁があったと思うんですけれども、今、市川委員がおっしゃっているとおり、願意に添う、添わないというものに関しては、今後、区議会事務局としてはどう対応していくのかというのは考えていただかないと、おっしゃっているとおり願意が満たされないものをここで議論する話ではないのかなと私自身は思います。

おっしゃっているとおり紹介議員がいらっしゃるのに、今日この場にいないということは、どういった状況だか私も分かりませんけれども、ちょっとそれはあまりにも無責任なのかなというは私の個人的な意見でございますけれども、この請願・陳情に関しては、区議会事務局、この願意が満たせないものに対しての内容があるものに関しては、どう対応していくべきですか。

 

◎区議会事務局長  今、御意見もいただきましたので、少しまた議員の皆様で御検討いただくように、区議会事務局で準備させていただきたいと思いますが、今の話でいうと、例えば戦略会議も、いろいろな形もあるかもしれませんので、今市川委員おっしゃった条例が間に合わないから受けないというのは、区議会事務局として、今はもちろんできませんので、そこも含めて御議論いただければと思います。

 

◆市川おさと 委員  今委員長、ちょっと厳しいことは言ったんだけれどもね。別に区議会事務局に責任を負わせようとか、そういうことは考えていないんで、ちゃんと議会の方で責任を持って議会運営委員会とか幹事長会で取扱いを決めていただければなというふうに思います。

中身についてもちょっと言おうと思ったけれども、もういいや。手続上の部分でもう話がおかしくなっているんで、中身の話はもういいや。以上です。

 

◆石毛かずあき 委員  私の方からも何点か確認させていただきたいんですけれども、先ほどから予算のことも、またこの計画と言っていいんでしょうかね。大変現実的ではないようなことが羅列されているんですね。

ただ、大事なのは、この書かれている東京藝術大学の方々とか、例えばOB、OGの方が、このような活動をやってもらいたいという趣旨で、こういう陳情を出してくるんであれば、これはやらなきゃいけないと思うんですね。

そこで確認なんですけれども、そもそもこうした音楽のまちにしたいという陳情なり要望なり、意欲のあるようなアプローチをこれまでこの大学やOB、OGの方々、他の音楽の方々が、足立区に対して何かしてきたことというのはこれまでありましたか。

 

◎地域のちから推進部長 エンチャレの登録団体の一つに、藝大OBの声楽の方々が登録されているのは、私どもは当然認識をしております。

その方々と私もお話ししたことありますが、活動の場が欲しいと、その方々はおっしゃってはいます。

先ほども御説明の中でも申し上げましたが、いろいろなNPOの方ですとか、いろいろな方々が、これまでも発表会ですとか、コンクールですとか、いろいろ取り組んでいただいている。そういった方々は、音楽をもっと広げたいというところでやっていらっしゃるんだというところは、私どもも認識はしております。

 

◆石毛かずあき 委員  その上で、どのように音楽のまちにしたいのかというのが、よく分からないんですけれども、既に、地域のちから推進部長がおっしゃったとおりに、区は大学と連携して、今おっしゃった芸術によるまちづくり事業、また音楽教育支援事業、そして福祉と子育て支援事業など、芸術文化事業というのは大変幅広く行ってきていると私も認識しているんです。

また、音楽祭なんかも先ほど60団体とおっしゃいましたけれども、音楽祭とかピアノリサイタル、直近だと我が党の岡安たかし副議長が随分携わってきた、ギャラクシティ音楽コンクール入賞者記念演奏会というのが、19日にも行われるんですけれども、そんなような形で様々なイベント、催しが開催されているわけなんです。

また、区内の小・中学校に対しても、ここにるる説明ありましたけれども、大変多くの取組を精力的に行っていると私も思っているんですね。

では先ほど、川崎市、浜松市の話が出ましたけれども、これ以上に何か特質的なイベントみたいなもの、これ以上に何か力を入れているなと感心できるものは何かありますか。

 

◎地域文化課長  川崎市麻生区では、昭和大学と連携した高校生のための出張事業、そういったものをなさっているというのは確認しております。ただ、そのほかにつきまして……。

 

◎地域のちから推進部長  浜松市と川崎市につきましては、大きな施設を持っている。それから企業が在るというところで、様々、連携事業をやっているようですけれども、私どもの把握している金額でいうと、浜松市ですと3億円の金額が計上されているというようなことも把握してございますので、事業を拡大するためには、必要な予算がそれなりに必要になってくるということで認識をしております。

 

◆石毛かずあき 委員  大変高額な予算を取り組んでやっていらっしゃる自治体もあると思うんですが、先ほど地域文化課長もおっしゃっていましたけれども、音楽のまちという自負が、市でも民間企業、そして高校生も含めた幅広い活動というのが必要なってくるわけなんですよ。

この趣旨になると、東京藝術大学、OB、OGと音楽家という大変幅広いような、そうした活動に一生懸命力を入れようとなさっているんですが、行政としての取組としては、文化とか芸術、伝統芸能を含めたものですよね。

そうしたものを一緒になって取り組んでいくのが大変望ましいと思うんですが、その点の御見解と、今後、何か展望や展開があったら教えていただけますか。

 

◎地域のちから推進部長   区民の方が、心豊かに過ごしていただける環境づくりというのが非常に大事だと思っています。文化、スポーツ、様々図書館も含めてですけれども、私どもの所管の中で、心豊かに過ごしていただける様々な機会をつくっていくのが私どもの責任だとは思っております。

その中に、当然こういう音楽の分野も必要だとは思っているんですけれども、今現在これまでいろいろ積み上げてきていただいた先人の方々の御努力があって今があると思っております。

今が十分なのか、不十分なのかということにつきましては、区民の方々一人ひとり御意見が違うと思っております。音楽溢れるまち足立ということになりますと、行政が主導でやっていくためには、ハード面、それから様々なソフト面のお金がかなり掛かってくると思っております。

したがいまして、草の根ネット的に企業の高まりがないと、大きく方向転換、更に強化するんだというところの一歩を踏み出すというのが、地域の皆様の盛り上がりが非常に重要なのではないかなと。

私、健康づくり事業ですとか介護予防ですとか、様々なジャンルを担当させていただいておりまして、旗振りをさせていただいて、なかなかうまくいかない。区民の皆様の草の根的な盛り上がりがないと難しいというのは体感してきておりますので、音楽につきましても、そういう雰囲気づくりが重要になってくるのではないかと思っております。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派の意見をお願いいたします。

 

◆くじらい実 委員  先ほど市川委員からも質問、お話ありました、実際に予算措置とかを考えると、具体的にはどうなのかなというところあるんですけれども、この戦略会議は果たして中身がどうなのかという、ちょっと具体性に欠けているところもあります。

ただ、今回新規付託ということなので、我々としては継続でお願いします。

 

◆石毛かずあき 委員  継続です。

◆横田ゆう 委員  足立区は、これまで東京藝術大学と連携して様々なことをやってきたと思います。そして音楽溢れるまちということになれば、更に議論を深めていく必要があると思いますので、継続でお願いします。

◆市川おさと 委員  先ほどちょっと厳しいことも言いましたけれども、現状に不満があると、現状の区の取組に不満があるんだけれども、もっとやれと言うんだけれども、どこに不満があるのかが分からないと。それから、4月から戦略会議をつくれと言うんだけれども、これはもう実務的に全然不可能だということです。
不採択と言いたいんだけれども、いや継続と言っているから、継続といったって、更に次で4月からというんだから、話がおかしいと思うんだけれども、継続。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  これより採決をいたします。
 本件は、継続審査とすることに御異議ありませんか。
      [「異議なし」と呼ぶ者あり]

○伊藤のぶゆき 委員長  御異議なしと認め、継続審査と決定いたしました。