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✩区民委員会②【音楽溢れる足立区にする請願】

(4)6受理番号15 音楽溢れる足立区にする請願を単独議題といたします。
 前回は継続審査であります。
 最初に、区議会事務局次長より報告があります。

 

◎区議会事務局次長  前回の委員会にて、本請願の紹介議員である長谷川たかこ議員が所属する会派の来年度予算要望に本請願の内容が含まれているのか確認をしてほしいと市川委員より発言がありました。
長谷川たかこ議員に確認をしたところ、来年度予算要望に本請願の内容は含まれていないとのことでしたので、御報告いたします。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  次に、執行機関は何かありますか。 

 

◎地域文化課長  変化はございません。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  それでは質疑に入ります。
 何か質疑はありますか。

 

◆岡田将和 委員  前回からこの請願について話し合われておりますが、音楽溢れる足立区にする請願ということなんですけれども、いろいろと全国の自治体調べてみたところ、70以上のまち、自治体が、音楽にまつわる施策を展開してるということでした。先日川崎市、浜松市というお話ございましたので、私川崎市の方を見てまいりました。そうしましたところ、川崎駅前にミューザ川崎シンフォニーホールというホールがあったんですけれども、これ2,000人ぐらい収容できる音楽ホールなんですが、こういう川崎市みたいに、足立区は音楽ホールを整備する予定等はあるのでしょうか。

 

◎地域文化課長   現在のところ、足立区の中には、西新井文化ホールであるとか、シアター1010のホールがございます。2,000人規模の規模まではいかないところまでも、そういったところがあることから、整備をすることは今のところ予定はございません。

 

◆岡田将和 委員  そうしましたら、例えば近隣区に目を向けてみると、葛飾区には、かつしかシンフォニーヒルズがあったりですとか、川崎のまちづくりを見たときに、ミューザ川崎を中心に、東京交響楽団のフランチャイズオーケストラ契約をされていたりしているんですけれども、そういう、足立区としてそういう交響楽団ですとか、プロのオーケストラとフランチャイズ契約するとか、そういう方向性などは検討はあったりするものでしょうか。

 

◎地域文化課長   今現在、足立区には、足立区民のシティーオーケストラ、プロではないんですけれども、そういった団体が活動して活躍しております。
 プロのフランチャイズ契約につきましては、検討する予定は今のところはございません。

 

◆岡田将和 委員  私自身も、音楽あふれたらいいなという個人的なもちろん思いもあるんですけれども、全国に目を向けたときに、足立区がどこまでやるのかという課題もありますし、限られた予算の中でどう優先順位を付けるかということもありますけれども、この請願を見ると、かなり曖昧な表現があるところが多かったり、既に足立区として行っている施策、先日もお話出しましたけれども、地元綾瀬で地区体の方々が「音楽の夕べ」という催しを行っていたり、音楽はあふれているところもあるとは思うんですけれども、どこまで足立区がやるのかというところは、既に結構やってきているんじゃないかなという感覚もあるんですけれども、そのあたりどうですかね。

 

◎地域文化課長   足立区には、そういったプロとのフランチャイズ契約、そういったものはございませんが、平成の中盤あたりから、区民団体が実行委員会形式で様々な音楽活動を実施しております。去年の後援申請等につきましても、60を超える申請があったといったところもございますので、足立区の中で、音楽あふれると言い切っていいかどうかはわからないですけれども、かなり足立区民の活動が活発になっているというふうな認識と、区の活動についても、これまで触れ合ってない方々について、そういった触れ合う機会の創出というのを行っているところでございます。

 

◆岡田将和 委員  ありがとうございます。
足立区内に藝大生の寮があったり、少し葛飾区にちょこっと入るんですけれども、JRの高架下にSKWAT(スクワット)という施設ができました。ここはJRの施策なんですけれども、ぽちかめプロジェクトの一つで、このSKWATというのは、空いている空間を占拠するという趣旨のようなんですが、イギリスから進出してきたレコード屋さんが新しく出来ました。こういう施設に、東京の話題のスポットということで、多くの人が今訪れている状況です。私も何回か見に行きまして、音楽に興味のある方がたくさん集われていて、レコードの試し聴きですとか、そういう空間が生まれております。


私どもは、皆さんと協力して、限られたリソース、人、物、金を生かして音楽のあふれるまちに進めていかなければならないと思うんですけれども、限られた予算なので、皆さんと協力してできることはやりたいと思うんですけれども、この請願については、今、私の意見はこのように思っておりますので、伝えさせていただきます。

 

◆石毛かずあき 委員  私の方から。iPadの調子が悪くて今事務局から借りたんですけれども、そこにいろいろ書いてあったものですから。ちょっと思い出しながら話さなきゃいけないんですが。


この間の委員会でも御確認させていただきましたが、既に足立区は東京藝術音楽大学と一緒になって、音楽あふれるまちづくりでしたっけ、何か事業やっていますよね。また、足立区でもピアノリサイタルだったり、そういったことを様々行ってきている状況にある中で、何が物足らないのかなというふうに私も考えたのですが、よく分からなかったんです。


ただしですよ、ただし、この陳情・請願の中身については、音楽に焦点を当てた非常にいいものだとは思っているんです。私も音楽が好きですから、基本的に音楽というのは大変力を持っているものなんですね。というのも、音楽というのは、国境は存在しないとよく言いますよね。音楽には国境は存在しない。音楽は、誰人も欲してやまない文化の華であって、芸術であって、しかも世界共通の言葉なんだと。古今を問わず、いずこの国もいずこの民族も、民衆が幸福と平和を求めて生き生きと培っていく歴史の中で、必ず偉大な人の哲学が起こってその哲学の実践で、民衆が力強い希望と生命力あふれた、力強い原動力になってきたのが音楽なんだというふうに言われているぐらいの、大変非常に力のあるものなんです。ですから、様々な分野で音楽というのは焦点当たりやすいんですね。そういった意味では、この陳情・請願も、その希望はよく分かります。


ただし、今現状、足立区が既にやっていることと重ねるとどうかなというのもありますし、もっと残念なのが、趣旨の中に、これ何でこんなに時限付で考えてらっしゃるのかなというふうに思うんですよ。現状今2月、3月に入る中で、もう7月にはこうしろ、8月、9月にはこうしろ、いついつまでには何しろというようなことにもなっているので、せっかくこの場で議論したくても、期限付でされてしまうと、どこをどう議論していいかが分からなくなってしまって、大変これ残念だなと思うんです。


だから、来ればいい。陳情者も来ていただけたらと思うんですけれども、そんなこと言ってもしようがないので、基本的にその辺はどうなんでしょう。スケジュール感的には、やれるんでしょうか。大ざっぱな質問で申し訳ないです。

 

◎地域のちから推進部長 前回の委員会でも御議論を、御質問いただきまして、この陳情の内容どおりスケジュールを進めるというのは、予算編成上なかなか難しいということで認識しております。

 

◆石毛かずあき 委員  以上です。

○伊藤のぶゆき 委員長  他に質疑はありますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○伊藤のぶゆき 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派の意見をお願いします。

 

◆くじらい実 委員  私の方からも前回の委員会においていろいろと質問させていただきまして、実際足立区としては、東京藝大との連携も含めて、この音楽、足立区は音楽含めた文化芸術の振興もしっかりやっていますよとお答えをいただいたと思っております。

いろいろ今御質問もありましたし、その中で、目指すべき音楽のまちというのが、ちょっと定義が曖昧な部分あるのかなあという思いもありますし、前回の委員会でも市川委員が発言あったとおり、先ほど予算要望もなかったという話もありました。その中で、この請願の中には、請願の理由としては、必要な予算を計上し、以下の年次計画を立て着実に進めることを要望しますという一文入っておりますので、予算要望がない中で予算計上というところもちょっと無理な、難しい話になってくるかなと思いますし、石毛委員からありました年次計画というのも、本当1か月後という話になれば、なかなか現実的には難しいのかなという思いもありますので、我々としては今回不採択とさせていただきます。

 

◆石毛かずあき 委員  先ほどもお伝えしましたが、非常に残念な請願だなというふうに思っています。
この中に書いてある、人間味あふれる香り高い芸術文化としての音楽をどうやって足立区で広めていこうかという、せっかくいいことをうたっているのに、状況的に現実にできないというようなものを出されても困ってしまうなというふうに思って、非常に本当に残念なんですが、反対するしかないかなというふうに思っています。

 

◆横田ゆう 委員  先ほど岡田委員からもありましたように、この請願に関わる音楽があふれるまちということで、広く解釈すれば、私は69万都市にふさわしい音楽ホールは必要だなと常々思っています。そういった意味で、広い意味で考えれば、これからも審議をしていくということも大事なのかなと思いまして、継続を求めます。

 

◆市川おさと 委員  前回もう言い尽くしていますので、今回何も言わなかったわけです。
この4月から、今年の4月から7月に戦略会議というものをつくってやってくれということですね。戦略会議という名前はすごい格好いいですけれども、この請願項目の2から5に書いてあるように、非常に、あらかじめ戦略会議でこれを何月から何日まで、これをやれ、あれをやれと、非常に細かく指定がしてあるわけでして、正に戦略会議仮につくったとしても、本当にこれを何かやれということがあれば、でくの坊の集まりみたいな感じになってしまうのかなということを思うわけであります。

また、議会日程上、不可能な日程が組まれておるわけでありまして、請願を書いたのは、これは東伊興に住んでいる何々さんなんでしょうけれども、紹介議員が長谷川議員ですね。もう5期もやっている、大変長期にわたって区議会をやっている、区議会のこともいろいろ知ってる方のはずなのに、教えてあげて欲しかったなと。議会の日程について教えてあげて欲しかったなということは、非常に私残念に思うものであります。不採択を主張します。

 

○伊藤のぶゆき 委員長  それでは、採択になります。
 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○伊藤のぶゆき 委員長  挙手少数であります。よって、直ちに採決をいたします。
採決に申し上げます。挙手されない方は反対とみなしますので御了承願います。
本件は、採択すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○伊藤のぶゆき 委員長  挙手少数であります。よって、不採択とすべきものと決定をいたしました。